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Wed2017.04.26


花宵道中 宮木あや子

花宵道中 宮木あや子
新潮文庫

2017.4.19

花宵道中
薄羽蜉蝣
青花牡丹
十六夜時雨
雪紐観音(ゆきひもかんのん)
大門切手(おおもんきって)
解説  嶽本野ばら


裏表紙より。

どんな男に抱かれても、心が疼いたことはない。誰かに惚れる弱さなど、
とっくに捨てた筈だった。あの日、あんたに逢うまでは――初めて愛した
男の前で客に抱かれる朝霧、思い人を胸に初見世の夜を過ごす茜、
弟へ禁忌の恋心を秘める霧里、美貌を持てあまし姉女郎に欲情する緑
……儚く残酷な宿命の中で、自分の道に花咲かせ散っていった遊女たち。
江戸末期の新吉原を舞台に綴られる、官能純愛絵巻。R-18文学賞受賞作。



これがデビュー作

半次郎が殺すほど吉田屋を?
と思ったら、深い深い因縁が。
連作短編なんだ…

「大門切手」で勝野が
未だに戻ってきた女はいない
と述懐した後、
江利耶が戻ってくる。
ということは、八津は戻ってきてないんだ。
せめて八津だけでも幸せに暮らしていてほしい。


[宮木あや子]  [花宵道中]  [みやぎあやこ

Tue2017.04.25


神様がくれた指 佐藤多佳子

神様がくれた指 佐藤多佳子
新潮文庫

2017.4.17

第1部 愚者
第2部 魔術師
第3部 恋人たち
第4部 運命の輪
エピローグ
解説  坂田靖子


裏表紙より。

出所したその日に、利き腕に怪我を負ったスリ。ギャンブルに負けて、
オケラになったタロット占い師。思いっ切りツイてない二人が都会の
片隅でめぐりあった時、運命の歯車がゆっくり回り始めたことを、当人
たちはまだ知らない。やがて登場するもう一人がすべてを変えてしまう
ことも。「偶然」という魔法の鎖で結ばれた若者たち。能天気にして
シリアスな、アドベンチャーゲームの行方は。



第1部 愚者
いつも彼自身が気づいていない落とし穴にむかって、旅を歩き始めているのである。
バーバラ・G・ウォーカー


第2部 魔術師
最初になすべきことは、自分の環境のなかでいかに生きるかを学ぶだろう。
アルフレッド・ダグラス


第3部 恋人たち
かれがどちらの道を選ぼうと、それはこの段階ではかれにとって正しい道なのだ。
アルフレッド・ダグラス


第4部 運命の輪
正午きっかりに降下が始まる。
ユング



なんと解説は坂田靖子
フレドリック・ブラウンだけでなく、佐藤多佳子もですか

1作で終わるのはもったいない世界だなー…


[佐藤多佳子]  [神様がくれた指]  [さとうたかこ

Sun2017.04.16


セレモニー黒真珠 宮木あや子 イラスト/ワカマツカオリ

セレモニー黒真珠 宮木あや子 イラスト/ワカマツカオリ
MF文庫

2017.4.13

セレモニー黒真珠
木崎の秘密
主なき葬儀
セレモニー白真珠
あたしのおにいちゃん
はじめてのお葬式


裏表紙より。

もう忘れた、と思っていたけど

お葬式のご用命は、真心と信頼の旅立ち・セレモニー黒真珠
まで――小さな町の葬儀屋「セレモニー黒真珠」を舞台に、シッカリ
しすぎなアラサー女子・笹島、喪服が異常に似合う悩めるメガネ男子・
木崎、どこかワケあり気な新人ハケン女子・妹尾の3人が織り成す、
ドラマティック+ハートウォーミングストーリー。連作短編全6作品を
収録。解説は、作家の南綾子。



『校閲ガール・トルネード』に出てきた“セレモニー黒真珠”が
気になったので借りてみた。

これ好き。
この路線でいこう

「はじめてのお葬式」は読んだことある…
『好き、だった。 はじめての失恋、七つの話。』か。
なるほど。
再読でも切ないなー…


[宮木あや子]  [セレモニー黒真珠]  [みやぎあやこ]  [ワカマツカオリ

Thu2017.04.13


官能と少女 宮木あや子 イラスト/今井キラ

官能と少女 宮木あや子 イラスト/今井キラ
ハヤカワ文庫

コンクパール
春眠
光あふれる
ピンクのうさぎ
雪の水面
モンタージュ


裏表紙より。

卑猥な宝石に恋する少女趣味(ロリータ)ファッション店員、
美少年の生徒に慕われる幼児体型の養護教諭、アイドルの夫の
帰りを待つ幼妻、可愛い恋人がありながら不倫するSM女子、
優しく賢く美しい叔父様に引き取られた少女、「眠り姫」と
綽名される女子大生……薄い胸、華奢な四肢、可憐な顔立ちで
周囲の欲望を絡めとる少女たち。その刹那のきらめきを閉じ
込めた異端にして背徳の恋愛短篇集。R-18文学賞受賞作家が
描く愛の毒6篇。



うー…

「コンクパール」、「春眠」までは… なんとか…
でも、えぐいというかイタイというかツライというか…

よく考えたら『風と木の詩』だって、相当残酷なんだな…

「モンタージュ」の最後にちょっと救われる。

宮木あや子、気をつけよう…


[宮木あや子]  [官能と少女]  [みやぎあやこ]  [今井キラ

Tue2017.04.11


しゃべれどもしゃべれども 佐藤多佳子

しゃべれどもしゃべれども 佐藤多佳子
新潮文庫

2017.4.10

1

21
解説  北上次郎


裏表紙より。

俺は今昔亭三つ葉。三度のメシより落語が好きで、噺家になったはいいが、
目下前座よりちょい上の二ツ目。自慢じゃないが、頑固でめっぽう気が短く、
女の気持ちにゃとんと疎い。そんな俺に話し方指南を頼む物好きが現れた。
でもどいつも困ったもんばかりで……歯切れのいい語り口で、言葉にできない
もどかしさと不器用な恋を描き、「本の雑誌が選ぶ年間ベストテン」第一位に
輝いた名作。



映画を太一くんがやっていたのは知っていて。
でも、なんとなく、
三浦しをんの本じゃないんだっけ…
と思っていたのだけれど。

今回やっと佐藤多佳子の本か、と認識できた。

そして、なんとなく、ひたすら落語家を目指す話かと思っていたのだけれど、
全然違った。

大した事件はおきないといえばおきないのだけれど。
三つ葉の語り口のせいか、テンポがいい。

面白かった…かな


[佐藤多佳子]  [しゃべれどもしゃべれども]  [さとうたかこ