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Wed2013.07.31


いつも彼らはどこかに 小川洋子

いつも彼らはどこかに 小川洋子
新潮社

2013.7.30

帯同馬
ビーバーの小枝
ハモニカ兎
目隠しされた小鷺
愛犬ベネディクト
チーター準備中
断食蝸牛
竜の子幼稚園


小川洋子の本は、まとめるのが難しい。
あらすじを書こうとしても、どんどん長くなってしまうし。
気になった言葉を引用しても、それは本筋と関係なかったり…
とりあえず、あらすじをまとめるのはあきらめて、
各短編に登場する動物をメモしようとしたけれど、
これまたうまくいかない…


◇帯同馬
凱旋門賞のために渡仏するディープインパクトの帯同馬となった
ピカレスクコート。

秋になり、凱旋門賞でディープインパクトが三着に敗れる、
というニュースを目にする。ほどなく帰国したのち、禁止薬物の
検出による失格が伝えられる。ピカレスクコートが無事に帰って
きたかどうか、教えてくれる人は誰もいない。



◇ビーバーの小枝
ビーバーが齧った小枝は、すっかり皮が剥がれ、象牙のようにすべすべに。


◇ハモニカ兎
胃の中にある、消化を助けるための2つの胃石に、薬効があると言われ
乱獲され、絶滅したハモニカ兎。

自分達の村が、オリンピックのある競技の開催地となるが、
村人達は、それがどんなスポーツなのか全くわからず困惑する。

『本競技は球技でありながら、ボールを一定の場所へ運んだり、
定められた範囲でそれを打ち合ったりするスポーツではありません。
得点を示すのはボールではなく、選手の動きです』


これは一体なんのスポーツ?

『試合が終了するのは、時間によってでも得点によってでもありません。
両チーム27個ずつのアウトを取らない限り、試合は終わりません』


あぁ、野球か。野球を見たことも聞いたこともない人に
野球を理解してもらうって難しいんだな。


◇目隠しされた小鷺
底の抜けた空き缶に嘴と頭がすっぽりと入ってしまった小鷺。


◇愛犬ベネディクト
ベネディクトはブロンズでできたミニチュアの犬だ。


◇チーター準備中
英名 Cheetah
チーターの最期にはhがあった。…(略)…
いつからチーターの一番後ろには、hが潜んでいたのだろう。



◇断食蝸牛


◇竜の子幼稚園
身代わりガラスは直径五センチほどの、ずんぐりしたひょうたん形の
透明なガラスで、コルクの栓で蓋ができ、口の部分に取り付けられた
ワイヤーの止め具に細い革紐を通して、ペンダントのように首から
ぶら下げられる作りになっていた。…(略)…
何らかの理由で旅ができない人のため、身代わりとなる品をその中に入れ、
依頼主に成り代わって指定のルートを巡るのが彼女の仕事だった。


5歳の弟が、自分の誕生日「3月3日」が賞味期限の食べ物を見つけると
専用の宝箱に仕舞い、ときどき取り出して、日付を確かめてはまた
そっと仕舞う…
6歳の誕生日を迎える前に、幼稚園の滑り台にかばんの紐を引っかけて
窒息死してしまう…

結局、旅の途中に弟と出会った彼女は、あちら側の世界に
行ってしまったのだろうか…


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