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Thu2013.05.02


ガソリン生活 伊坂幸太郎

ガソリン生活 伊坂幸太郎
朝日新聞出版

2013.5.2

Low
Drive
Park
エピローグ


いいなぁ、伊坂幸太郎
ガソリン生活、全体的にトーンがほのぼのとしていていい感じ。
もちろん伊坂幸太郎なので、ものすごく残酷な人たちも出てくる。
でも、語り手が車なので、距離感があってさらっとしている。

語り手は、望月家の緑色のデミオ=緑デミ。
望月家は、大学生の良夫、高校生のまどか、
小学生の亨と母郁子の4人家族。
良夫と亨が緑デミに偶然乗せた、仙台在住の元女優、荒木翠が、
その数時間後、不倫相手の丹羽とともに事故死する。
良夫と亨は、荒木翠を追っていた記者、玉田憲吾と知り合う。
まどかと恋人の江口が、事件に巻き込まれそうになったり、
亨の学校のいじめ問題がでてきたり。
荒木翠の事故のナゾも絡んで…

物語は、すべて緑デミによって語られるので、緑デミが実際に
見聞きしたことか、様々な車から緑デミが聞いたことしか語られない。
ちょっともどかしいところもあるけれど、その距離感があるからこそ、
暗いお話にならずにすんでいる。
だって…
よく考えたら、トガリとその子分達も、荒木翠のダンナも、
亨の同級生の井伊田達も、相当コワイ。
トガリとその恋人がいくら残虐だからと言って、こんな最期は
ないんじゃないかとも思う。
けれど、車たちのとぼけた会話で、なんだかほのぼのしてしまう。

「オー!ファーザー」の由紀夫と母と4人の父親が、一瞬登場する

終わりがくるのが残念 もっと読んでいたかった。

エピローグは… 楽しいけれど、出来過ぎかなぁ…


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