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Sun2013.04.21


ルウ 路 吉田修一

ルウ 路 吉田修一
文藝春秋

2013.4.17

二〇〇〇年 逆転
二〇〇一年 着工
二〇〇二年 七〇〇系T
二〇〇三年 レール
二〇〇四年 陸揚げ
二〇〇五年 試運転
二〇〇六年 開通式典
二〇〇七年 春節


大井物産に勤める多田春香。
台湾新幹線事業のため、台湾へ。
葉山勝一郎(かついちろう)と妻の曜子は、
台湾生まれの台湾育ち。
終戦で日本に引き揚げてきた。

舞台が早々に台湾に移ると、ルビ付きの感じが増えてくる。
しかも、ルビは初出時だけ(多分)。
地名や食べ物の名前は、読めずにスルーしてもよし、としても。
登場人物の名前も容赦ない。
黄忠賢(ファンツォンシェン)とか(しかもこの人結局登場しない)、
林芳慧(リンファンホエ)とか、
陳威志(チェンウエイズー)、張美青(ツァンメイチン)に、
エリックまで劉人豪(リョウレンハオ)
一回で覚えられるかーっ
せめて、毎回ルビ振るか、ルビ付き登場人物一覧付けようよ…

とにかく台湾の人達の名前の読み方がわからなくて、
漢字の固まりを記号のように認識して読み進む。
ちょっといらっとする。
が。さすが吉田修一。
名前が読めないのに、誰が誰だかちゃんとわかる。
それぞれの物語がしっかり描かれていて、
名前が読めないのも気にならなくなってくる。

それぞれの物語は交錯して、最後には一つの物語に。
挫折しなくてよかった

それにしても…やっぱり人の名前はちゃんと呼びたいです。
なんでこんなにルビが少ないんでしょう…


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COMMENT

台湾新幹線と言う物語の動力で、
スケールの大きな美しい物語でした。
若い人に読んでほしいですね。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。

+Re: 藍色様

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(お時間くださいませi-182

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+「路(ルウ)」吉田修一

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