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Tue2013.01.22


幸福な日々があります 朝倉かすみ

幸福な日々があります 朝倉かすみ
集英社

2013.1.18

あじさいのうた
 2010年6月
 2000年5月
夏休み
 2010年9月
 2000年8月
意見
 2010年11月
 2000年12月
翌日
 2011年3月
 2001年5月
消光
 2011年6月
 2001年6月


物語は、2010年6月に、わたしが家を出ていく日から始まる。
この年のお正月に、突然、
「夫にして恋人にして親友」であるもーちゃんに対して、
「夫としてはたぶんもう好きじゃない」から
別れてくれと告げる妻森子(しんこ)。
晴天の霹靂で、別れたくないもーちゃん。

物語は、今と10年前と交互に
それぞれ森子の未来に向かって進んでいく。

もーちゃんと別れて一人で暮らしてみたくなった今の森子と
結婚したばかりで、もーちゃんと二人の楽しい生活を積み上げていく10年前の森子と。
10年前と、同じエピソードが散りばめられていても、
全然違う森子の心のうち…

最後は、もーちゃんのところに戻るのかな…
という予感を断ち切るように出てきたiPodの人…

もーちゃんを好きで好きでたまらない10年前の森子。

「幸福な日々がありました」ではなく
「幸福な日々があります」なのは、
もーちゃんがいなくても森子が幸福だからなのか。
ぐるっとまわって元に戻るのか。
というか、戻ってほしいなぁ


「消光」という言葉を初めて知りました。
月日を送ること。日を過ごすこと。消日。
現在では多く、手紙文で自分側について用いる。
「小生、無事―致しております」

おかげさまで、無事、消光しております


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