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Thu2013.02.14


母性 湊かなえ

母性 湊かなえ
新潮社

2013.2.13

第一章 厳粛なとき
  母性について 母の手記 娘の回想 *リルケの詩
第二章 立像の歌
  母性について 母の手記 娘の回想 *リルケの詩
第三章 嘆き
  母性について 母の手記 娘の回想 *リルケの詩
第四章 ああ 涙でいっぱいのひとよ
  母性について 母の手記 娘の回想 *リルケの詩
第五章 涙の壷
  母性について 母の手記 娘の回想 *リルケの詩
第六章 来るがいい 最後の苦痛よ
  母性について 母の手記 娘の回想 *リルケの詩
終章 愛の歌
  母性について *リルケの詩


湊かなえ2連チャンは、ちょっとキツイなー
と思いつつ、気になって一気読み。

物語は、女子高校生の転落死のニュースで始まる。
事故か?自殺か?

続く「母の手記」は、神父への告白。
冒頭の女子高生の母親かと思いきや、
「娘の回想」と続く。
回想?
死んでなかったの?

母の手記と娘の回想、同じ出来事が、全く違う様相を見せる。
痛々しいまでに、母に愛されたいと願う娘。
「愛を注いだ」なんて言いながら、娘を虐待している母親。

リルケの詩が引用されているのを飛ばしちゃいけないんでしょうか…

途中で「あぁ違うのか、この人か」と気づいても、
最後まで一気に読ませる。
でも、なんだろー
なんかすっきりしない
ちゃんと話をすれば、もっと早くに娘は救われたんじゃ…

第六章で、やっと、冒頭の女子高校生が死んでいない、
とわかるように書いてるのも不自然。
普通、最初に「意識不明の重体」って書かない?
まぁ、そこも伏せておきたいポイントだったのか。
でも、死んじゃったと思わされたから、違うって
わかっちゃったのにな。

湊かなえ、「望郷」という新刊が出たみたいだけど、
しばらくいいかな…


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COMMENT

この方の本は怖すぎる展開がいつも病みつきになります。
これはそういう本ではなかったけれど、想像力にびっくりです。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。

+Re: 藍色様

いつもありがとうございますi-265

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+「母性」湊かなえ

私は愛能う限り、娘を大切に育ててきました。 「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説です」著者入魂の、書き下ろし長編。持つものと持たないもの。欲するものと欲さないもの。二種類の女性、母と娘。高台にある美しい家。暗闇の中で求めていた無償の愛、温もり。ないけれどある、あるけれどない。私は母の分身なのだから。母の願いだったから。心を込めて。私は愛能う限り、娘を大切に育ててき...