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Wed2013.09.18


彼女失格 恋してるだとか、ガンだとか 松さや香

彼女失格 恋してるだとか、ガンだとか 松さや香
幻冬舎

2013.9.17

1章 なんでプロポーズしてくれないの?
2章 治療は、始まるまでが一番怖い
3章 ガンガンいこうぜ!
4章 副作用闘士・松コンバットさや香
5章 わたしのオペラチオン・ジャーナル
6章 胸残れども、金無きなり
7章 キャンサー復職奮闘譚
8章 絶望は死にいたる病
9章 彼女失格
10章 わたしたちのソフトパレードは続く
あとがきにかえて 大丸のアイスクリーム
エピローグはないの


「ガンの闘病記って、主人公が死んでないと売れないんだよね」

強烈なプロローグで始まる闘病記。
29歳で若年性乳がんに罹患してからの6年。

その前に1ページあった。

若年性乳ガンの30代の女の人生なんて
自分には少しも関係ないと感じているすべての人へ


耳が痛い。

そして大学病院がコワイ。

「アハハ。このMRIのグラフ見たら、あなたはガンに間違いないから!
これでガンじゃなかったら、ボクこれ学会で発表したいくらいだから!
ギャハハ」


ここ、都内でも屈指の大病院。その現場では「ヘタクソ」だとか
「ガンで間違いないから、ワハハ」だとかの言葉が笑いと一緒に
飛び交っている。こんなもんなの?病院って。


温存手術は不可能、左胸全摘出、
抗ガン剤を使用することで80%不妊になる
…等々、重大なことが軽く告げられていく中、
先生の隣には研修医。
あなた、誰?

検査中に、インターン生に就活について語っている放射線技師。
こいつら、アホなの?人の検査中に、何話してんの?この人たち。
どうも診察に来るといつだって、こう、医者>患者って構図を
感じざるを得ないわけ。


もう、この病院、限界。…(略)…ねえ、なんでそんなに偉そうなの!?
「助けてやるんだから、我慢しろ」というのなら、それは絶対間違ってるよ。


●●大学病院よ、さよーならー。もう二度と来るかっつの!!

こうして、作者は聖路加病院へ。
やっぱり乳がんは聖路加かー
その前に、これってどこの大学病院ですか
がんになったとき、いや、がんじゃなくても、絶対行きたくないから、
イニシャルとか、最寄駅とか、ヒントをください…

治療のこと、副作用のこと、お金のこと、恋人とのこと、
がんの治療が終わってからのこと、患者会のこと…
怒涛のように綴られる。
涙涙の闘病記じゃない、すごい本。


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