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Sat2013.08.31


死神の浮力 伊坂幸太郎

死神の浮力 伊坂幸太郎
文藝春秋

BUOYANCY OF DEATH

2013.8.30

Prologue
Day 1  一日目
Day 2  二日目
Day 3  三日目
Day 4  四日目
Day 5  五日目
Day 6  六日目
Day 7  七日目
Epilogue


10歳の娘を殺された作家とその妻の前に現れた死神。
娘を殺した犯人は、裁判で無罪に。

もどかしいからかコワイからか、先が気になって仕方ない。
ので、「Day 2」の途中くらいからラストまで
一気に拾い読み
昔は結末を先に読むなんて、絶対できなかったのに
これで安心して読める

人間の発明したもので最悪なのは、渋滞だ
最高なのは、ミュージックだ
という、死神の千葉。
今回の調査対象は、作家の山野辺。
千葉は、娘を殺した本城に復讐しようとする山野辺夫婦に同道。

対象の人物の死を「可」とするか「不可」とするか、
死神の調査期間は1週間。
「可」と判断されれば、対象は8日目に死を迎える。
千葉の判断は、たいてい「可」。

ところが、途中、本城を担当する死神の香川登場。
香川は、寿命還元キャンペーン(20年保証)を使って
みるらしい…

ラストにはしみじみびっくり。

「なのに、死なないのか?」
「二十年ね。そう決めちゃったから」
「痛みはどうなんだ」
「そりゃ、あるだろうね」
「あるだろうね?」当然のように言われ、私はさすがに
聞き返した。「不死身になるんじゃなかったのか」
「あと二十年、生きられますよ、って話だから。別に、怪我や
痛みから逃れられますとは書いてなかったんじゃないのかな」
「何に書いてなかったんだ」
「キャンペーンの但し書きに」


「それにしてもなかなか死ねないから、きっと本城も驚くかもね」
「驚く?」
「つらすぎて」


死神も、エドガーやアランのように、いつの時代も同じ容貌の方が
いいんじゃないかなぁ…
でも、調査対象に接触するのに適した人相風体があるのか。
それに、同じ容貌だと死神がいる証拠が残りすぎるのか。
ん? 死神さんは、鏡やカメラにうつるのかしら…
あ、千葉は防犯ビデオにうつってましたね。
カメラ社会で、ずっと同じ容貌では生きて(?!)いけないですね…


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