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Sun2019.03.31


想い雲 みをつくし料理帖 高田郁

想い雲 みをつくし料理帖 高田郁
角川春樹事務所

2019.3.29

豊年星(ほうねんぼし)――「う」尽くし
想い雲――ふっくら鱧(はも)の葛(くず)叩き
花一輪――ふわり菊花雪(きっかゆき)
初雁(はつかり)――こんがり焼き柿
巻末付録 澪の料理帖


裏表紙より。

土用の入りが近づき、澪は暑気払いに出す料理の献立に頭を悩ませていた。
そんなある日、戯作者・清右衛門が版元の坂村堂を連れ立って「つる家」を訪れる。
澪の料理に感心した食道楽の坂村堂は、自らが雇い入れている上方料理人に
是非この味を覚えさせたいと請う。翌日、さっそく現れた坂村堂の料理人はなんと、
行方知れずとなっている、天満一兆庵の若旦那・佐兵衛と共に働いていた富三
だったのだ。澪と芳は佐兵衛の行方を富三に聞くが、彼の口から語られたのは
耳を疑うような話だった――。書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、
待望の第3弾!



1日1冊みをつくし


[高田郁]  [想い雲]  [みをつくし料理帖]  [たかだかおる

Sat2019.03.30


花散らしの雨 みをつくし料理帖 高田郁

花散らしの雨 みをつくし料理帖 高田郁
角川春樹事務所

2019.3.28

俎板橋(まないたばし)から――ほろにが蕗(ふき)ご飯
花散らしの雨――こぼれ梅
一粒符(いちりゅうふ)――なめらか葛饅頭(くずまんじゅう)
銀菊(ぎんぎく)――忍び瓜(しのびうり)
巻末付録 澪の料理帖


裏表紙より。

元飯田町に新しく暖簾を掲げた「つる家」では、ふきという少女を下足番として
雇い入れた。早くにふた親を亡くしたふきを、自らの境遇と重ね合わせ信頼を
寄せていく澪。だが、丁度同じ頃、神田須田町の登龍楼で、澪の創作したはずの
料理と全く同じものが「つる家」よりも先に供されているという。はじめは偶然と
やり過ごすも、さらに考案した料理も先を越されてしまう。度重なる偶然に不安を
感じた澪はある日、ふきの不審な行動を目撃してしまい――。書き下ろしで贈る、
大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第2弾!



野江とか又次の話を読んでいると、
どうも『さくらん』が浮かぶ。

多分に漫画的。
だから面白いのかな。




[高田郁]  [花散らしの雨]  [みをつくし料理帖]  [たかだかおる

Fri2019.03.29


八朔の雪 みをつくし料理帖 高田郁

八朔の雪 みをつくし料理帖 高田郁
角川春樹事務所

2019.3.27

狐のご祝儀――ぴりから鰹田麩(かつおでんぶ)
八朔(はっさく)の雪――ひんやり心太(ところてん)
初星――とろとろ茶碗蒸し
夜半の梅――ほっこり酒粕汁
巻末付録 澪の料理帖


裏表紙より。

神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。
店を任され、調理場で腕を振るう澪(みお)は、故郷の大坂で、少女の頃に
水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。大坂と江戸の味の違いに戸惑い
ながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。しかし、そんな
ある日、彼女の腕を妬み、名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきた
が……。料理だけが自分の仕合わせへの道筋と定めた澪の奮闘と、それを
囲む人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生!



『花だより みをつくし料理帖 特別巻』からのみをつくし。
登場人物に馴染みがあるせいか、さくさく読める。

小野寺数馬=小松原がヤな感じでちょっとびっくり。
なぜ澪が好きになちゃうのか、よくわからない…


[高田郁]  [八朔の雪]  [みをつくし料理帖]  [たかだかおる

Wed2019.03.27


魔力の胎動 東野圭吾

魔力の胎動 東野圭吾
角川書店

2019.3.26

第1章 あの風に向かって飛べ
第2章 この手で魔球を
第3章 その流れの行方は
第4章 どの道で迷っていようとも
第5章 魔力の胎動


あまり覚えていないけれど、『ラプラスの魔女』の前日譚なんだろうな、
と思ったけれど。
連作短編なのか。

円華に違和感があるのは当然として、
ナユタにもすごい違和感。
なんなんだこの人物造形

実証実験とやらも説得力があるようなないような。

川に落ちた子どもを助けに飛びこんでも、
大人と子どもじゃ、流され方もたどり着く場所も別々、
って川に人形放り込んでの実験。
いや、お母さんは息子を捕まえられたかもしれないし、
捕まえられたら一緒に流されたんじゃないの?
ってところなんじゃ…
それをダミー人形放り込んでおしまいって…

それでも一応、第1章から第4章は話がまとめてあるけど、
最後の「魔力の胎動」はなんなんだ?
ページ数合わせ?

全然胎動感じられず

読後感、“やっつけ仕事”。

もったいないなぁ…



[東野圭吾]  [魔力の胎動]  [ひがしのけいご

Tue2019.03.26


邪悪 上・下 パトリシア・コーンウェル 池田真紀子訳

邪悪 上・下 パトリシア・コーンウェル 池田真紀子訳
講談社文庫

DEPRAVED HEART
Patricia Cornwell

2019.3.25


上巻・裏表紙より。

ハリウッド大物の娘の死を警察は事故と判断しているが、州検屍局長
スカーペッタは疑念を抱く。それはさながら誰かが彼女だけにわかる
よう、死体に証拠を残しているかのようだった。FBIの家宅捜索など
様々な妨害に遭いながら事件の背後にある秘密を明らかにしていく一方、
愛する姪のルーシーに危険が迫る。


下巻・裏表紙より。

最愛の姪ルーシーをつけ狙う元FBIの女(キャリー)にフロリダ沖で太腿を
撃たれ瀕死の重傷を負った州検屍局長スカーペッタ。2ヵ月後、復帰した
殺害事件現場で不審な動画メールを受け取る。それはFBIインターン中の
若きルーシーの部屋を盗撮した邪悪な映像の数々だった。宿敵キャリーの
執拗な魔の手が再び忍び寄る!



なんだろー…
結局これを飛ばして『烙印』にいっても
何の問題もないような…

というか。
『烙印』でキャリーの実在が証明されるけど。
『邪悪』で広げたデータ・フィクションの話が
『烙印』でちっとも回収されていないような…

まだ続くのか
何年引っ張るんだろー…


[パトリシア・コーンウェル]  [邪悪]  [池田真紀子

Mon2019.03.25


京都の壁 養老孟司

京都の壁 養老孟司
PHP研究所

2019.3.24

はじめに――京都に「壁」は存在するか?
第1章 城郭のない街
第2章 京都人のいけず
第3章 共同体の壁と京都
第4章 都市論と京都
第5章 私の好きな京都
第6章 京都、東京、大阪――新三都物語
第7章 京都は日本文化の中心か?
第8章 共通言語と地方
第9章 京都とサブカルチャー
第10章 京都と自然


カバーそでより。

閉鎖的でありながら開放的、
世の中の移り変わりを忘れない。
したたかな京都人の本質は、
日本人の特質そのものである。



養老さん、京都国際マンガミュージアムの館長さんなんだ!
あ。
今は名誉館長で、館長が荒俣宏さん。
へぇ~。

「壁」ってつけとけば売れるでしょ、
という出版社の意向か。

京都から連想したあれこれを徒然なるままに綴ったエッセイ。

面白いけれど、読み進むほど、「壁」の話はどうした?
と思う。


[養老孟司]  [京都の壁]  [ようろうたけし

Wed2019.03.20


標的 上・下 パトリシア・コーンウェル 池田真紀子訳

標的 上・下 パトリシア・コーンウェル 池田真紀子訳
講談社文庫

FLESH AND BLOOD
Patricia Cornwell

2019.3.19


上巻・裏表紙より。

休暇旅行を間近に控えたスカーペッタの周辺で、奇妙な事柄が
続いていた。不審なツイートが届いたうえに、何者かに身辺を
探られている形跡もある。そうした中、自宅近隣で射殺事件が発生。
やがてスカーペッタは、それがじつは綿密に仕掛けられた計画犯罪で、
真犯人からの“挑戦状”でもあることを察知した。


下巻・裏表紙より。

それは、十三年の歳月を経た復讐劇の幕開けだった。
スカーペッタの自宅近隣で発生した射殺事件、関係者の殺害。
そして、関連性があるとは思われなかった別の事件が一つ
ところに収まり、恐るべき全体像が明らかになっていく。
スカーペッタを待ち受ける驚愕の真相。それを知った時、
暗殺者の凶弾が放たれた!



2016年2月に読んでるのを再読。

結局、最後の1行、
パチン
がわからなかった…


[パトリシア・コーンウェル]  [標的]  [池田真紀子

Fri2019.03.15


花だより みをつくし料理帖 特別巻 髙田郁

花だより みをつくし料理帖 特別巻 髙田郁
ハルキ文庫

2019.3.14

花だより
涼風あり
秋燕
月の船を漕ぐ


カバーそでより。

澪(みお)が大坂に戻ったのち、文政五年(1822年)春から翌年初午にかけての物語。
店主・種市とつる家の面々を廻る、表題作「花だより」。澪のかつての想いびと、御膳
奉行の小野寺数馬と一風変わった妻・乙緒との暮らしを綴った「涼風あり」。あさひ太夫
の名を捨て、生家の再建を果たしてのちの野江を描いた「秋燕(しゅうえん)」。澪と源斉
夫婦が危機を乗り越えて絆を深めていく「月の船を漕ぐ」。シリーズ完結から4年、登場
人物たちのその後の奮闘と幸せとを料理がつなぐ特別巻、満を持して登場です!



『みをつくし』を観たことも読んだこともないのに『特別巻』!
でも「花だより」の珍道中にあっという間に引き込まれ、
『ぬけまいる(朝井まかて)』みたいに旅が続くのかと思ったら、
別々の人物に焦点をあてた4つの短編。

面白かったからみをつくしシリーズ借りてみよう


[髙田郁]  [花だより]  [みをつくし料理帖]  [特別巻

Thu2019.03.14


羊と鋼の森 宮下奈都

羊と鋼の森 宮下奈都
文藝春秋

2019.3.12

『羊と鋼の森』って、ピアノのことだったのかー

たしか、住野よるの『君の膵臓をたべたい』と一緒に話題になっていたので。
こんなお話はまったく想像していなかった。
ピアノの調律師さんのお話。

読み始めてちょっと不安になる。

もしかして、読んだことある…?

リクエスト待ちの列の長さに、借りるのあきらめて、
でもずっと気になってた本で。
図書館の棚にあったから、迷わず借りてきたのだけれど。
なんだかとってもデジャヴ

ブログ内検索してみたら… 出てこない。

第13回本屋大賞は、2016年。

やっぱり読んでないのか。

なんかちょっと『蜜蜂と遠雷(恩田陸)』に似てるのか。
あんなに動的ではないけれど。

すごーく静かなお話。

主人公外村の挫折もたんたんと無味無臭。

双子の妹、由仁(ゆに)ちゃんがピアノが弾けなくなったのに、
そこもあっさり和音(かずね)がピアニスト目指して、
由仁が調律師を目指す、
って。
ここもたんたんとお話が進む。

あーそうか。
悪人がまったく出てこないんだ。
ドロドロとか業とか全然ない。

『羊と鋼の森』というタイトルを付けたところが一番すごいのかも。
それがこの物語の不思議な透明感を生みだしている気がする。


[宮下奈都]  [羊と鋼の森

Wed2019.03.13


贖罪の街 上・下 マイクル・コナリー 古沢嘉通訳

贖罪の街 上・下 マイクル・コナリー 古沢嘉通訳
講談社文庫

THE CROSSING
Michael Connelly

2019.3.11

上巻・裏表紙より。

ボッシュはロス市警退職を余儀なくされ、異母弟のリンカーン弁護士ミッキー・ハラーを
代理人に立てロス市警への異議申し立ての訴訟をおこなっている。2015年2月に、女性
公務員が自宅で強姦の上、撲殺された。被害者の体に残された精液のDNAが合致し
逮捕されたのは、ハラーの古くからの顧客だった。



下巻・裏表紙より。

容疑者フォスターは更生した元ギャング。刑事弁護士に協力するのは警察官仲間には
裏切り行為と見られることから協力を渋っていたボッシュだが、事件に興味を抱きハラー
の陣営に加わった。謎の悪徳警官二人組がことごとく事件調査に介入し妨害をはかり、
真相に迫ろうとするボッシュに次々と危機が襲いかかる。



上巻と下巻が一緒に来ず。
しかも、上巻を返して1週間空いての下巻だったので、
途中で上巻を読み返すこともできず。
(でも問題ないかな)

ハリー・ボッシュとミッキー・ハラー。
いつのまにか、娘同士まで仲良し。

刑事モノと弁護士モノの楽しさがいっぺんに味わえて
お得な1冊


[マイクル・コナリー]  [贖罪の街]  [ハリー・ボッシュ]  [ミッキー・ハラー]  [古沢嘉通

Tue2019.03.12


烙印 上・下 パトリシア・コーンウェル 池田真紀子訳

烙印 上・下 パトリシア・コーンウェル 池田真紀子訳
講談社文庫

CHAOS
Patricia Cornwell

2019.3.7

上巻・裏表紙より。

ボストン郊外の静かな夕暮れ、チャールズ川沿いに自転車を走らせていた、23歳の
エリサ・ヴァンダースティールの死体があたかも雷に打たれたかのような状態で発見
された。検屍局長ケイ・スカーペッタはこれが神の偶然の行為ではないことを事件現場
で直観し、何の痕跡もない謎の感電死の真相に迫ろうとする!


下巻・裏表紙より。

匿名サイバーテロリストから奇妙な詩(メッセージ)が届き、事件は複雑な様相を呈し
始める。その脅迫メッセージは止まらず、調査を進めるケイとその周辺にもいよいよ
危険な気配が漂い出す。天才ハッカー・姪のルーシーに助けを求めるが、元FBIの
サイコパスで、邪悪かつ凶悪な宿敵、キャリーの影がまた再び忍び寄ってくる。



冒頭、冴えない様子のスカーペッタの描写が続く。
どうしたの、ケイ?
スタイリッシュでモテモテだったんじゃないの?
やっぱり10歳若返るのは無茶だったのかしら…

ルーシーが30代半ばになってるのに、
さて。
ケイとドロシーはいくつの設定なんだか。

でも、さすがパトリシア・コーンウェル、
ページをめくる手が止まらない。
面白い。

しかし。
やっぱり敵はキャリーなのか。
それしかいないのか。

今回も結局死んでないしなー…
スティーヴン・キングのなんかのラストみたいに
復活の予感。

あれ?
『標的』は読んだ気がするけど。
『邪悪』って読んだっけ?

ブログ内検索して出てこないってことは、
読んでないんだー

ほんとに?
ついに検屍官シリーズ新刊出たのに読まずにスルー。
しかも。
それに気づいてもいなかった。

検屍官シリーズ愛の悲しい末路


[パトリシア・コーンウェル]  [烙印]  [池田真紀子

Fri2019.03.01


死のドレスを花婿に ピエール・ルメートル 吉田恒雄訳

死のドレスを花婿に ピエール・ルメートル 吉田恒雄訳
文春文庫

ROBE de MARIE
Pierre Lemaitre

2019.2.28

ソフィー
フランツ
フランツとソフィー
ソフィーとフランツ
訳者あとがき
解説  千街昌之


裏表紙より。

ソフィーの目の前に転がる男児の無残な死体。ああ、私はついに人を殺してしまった。
幸福だった彼女の破滅が始まったのは数年前。記憶にない奇行を繰り返し、彼女は
おぞましい汚名を着て、底辺に転落したのだ……。 ベストセラー『その女アレックス』の
原点。あなたの心を凍らせる衝撃と恐怖の傑作サスペンス。解説・千街昌之



しまった、『その女アレックス』は読めなかったんだ…
と思いながら読んでみる。

意外と大丈夫。

こんなに簡単に捜査の手から逃れられるのかなー
とか。
こんなに簡単に他人の生活に干渉できるのかなー
とか。
最後の章の立場の逆転があっけないなー
とか。
莫大な遺産なんか相続しちゃったら、身元ばれちゃうでしょ
とか。
思うところはあるけれど。
面白かった。

最後のソフィーとパパとのやり取り。
『そしてミランダを殺す』のパパと同じほのぼの感。
ソフィーのパパの方が大活躍だけれど。

そーそー!
ソフィーが結婚相談所で出会う軍曹が

言えるのはただひとつ、男はかなり醜いということだった。
…(略)…そうとうなぶおとこじゃないの


という描写なので、まさかフランツだとは思わないのだけれど。

フランツってアンドレ―をたらしこんだりしているし。
フランツの母親サラの写真を見たソフィーは、

目や口元、フランツの母親似は驚くほどだ
…(略)…きれいな女性だ。


なんて言っているのから、ハンサムなんじゃなかろーか。

この矛盾の意味がわからない…


[ピエール・ルメートル]  [死のドレスを花婿に]  [吉田恒雄