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Sat2017.09.30


首折り男のための協奏曲 伊坂幸太郎

首折り男のための協奏曲 伊坂幸太郎
新潮文庫

2017.9.28

首折り男の周辺
濡れ衣の話
僕の舟
人間らしく
月曜日から逃げろ
相談役の話
合コンの話
解説  福永信


裏表紙より。

被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。殺し屋の名は、首折り男。
テレビ番組の報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う
老夫婦。いじめに遭う中学生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した
合コンの席では首折り殺人が話題に上る。一方で泥棒・黒澤は恋路
の調査に盗みの依頼と大忙し。二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、
やがて驚きへと至る! 伊坂幸太郎の神髄、ここにあり。



単行本を読んだのは、2014年3月…

そーか。
殺し屋シリーズ、ってワケではなかったか

首折り男こと大藪は、何に出てきたんだっけ?
『マリアビートル』で首を折るのは、天道虫こと七尾くんだから
関係ないのか。
体格も違いそうだし。

『グラスホッパー』のくじらは、大男だけど、自殺させちゃう屋だしな。

そんなに出てこないのに、大藪好きだなぁ…
死んじゃってほんとに残念

「濡れ衣の話」の首折り男は、やっぱり大藪か。
キャッチボールのエピソードもあるしね。

「合コンの話」、お店の中で木嶋法子がぶつかった相手は
たぶん大藪だけれど。
ラストのピアノのシーンで出てくる
年齢不詳の黒いジャケットの男は黒澤さんか。

「相談役の話」のやんべさんが実在の人物か、
ググったことすら忘れてる。
山家清兵衛(やんべ)こと山家公頼(きんより)、
実在の人物。

読み返すのもまた楽し

でも、
伊坂幸太郎の神髄、ここにあり
ってのは、どーよ


[伊坂幸太郎]  [首折り男のための協奏曲]  [いさかこうたろう

Wed2017.09.27


宝くじで1億円当たった人の末路 鈴木信行

宝くじで1億円当たった人の末路 鈴木信行
日経BP社

2017.9.26

はじめに
第1章 やらかした人の末路
 宝くじで1億円当たった人の末路
 事故物件借りちゃった人の末路
 キラキラネームの人の末路
第2章 孤独な人の末路
 「友達ゼロ」の人の末路
 子供を作らなかった人の末路
 教育費貧乏な家庭の末路
 賃貸派の末路
第3章 逃げた人の末路
 自分を探し続けた人(バックパッカー)の末路
 留学に逃げた人(学歴ロンダリング)の末路
 「疲れた。海辺の町でのんびり暮らしたい」と思った人の末路
第4章 変わった人の末路
 電車で「中ほど」まで進まない人の末路
 「グロい漫画」が好きな人の末路
 外国人観光客が嫌いな人の末路
第5章 怠惰な人の末路
 癖で首をポキポキ鳴らし続けた人の末路
 8時間以上寝る人の末路
 いつも不機嫌そうな上司の末路
 体が硬い人の末路
第6章 時代遅れな企業の末路
 禁煙にしない店の末路
 日本一顧客思いのクリーニング店の末路
 リモコン発見器の末路
第7章 仕事人間の末路
 ワイシャツのしたに何を着るか悩む人の末路
 ワイシャツのしたに何を着るか悩む人の末路2
 男の末路
 アジアの路上生活障害者の末路
おわりに
取材協力者
参考文献


“末路”という言葉、あまりいい意味で使われないような…
なれの果てというか、哀れな末路、みたいな。
あー、でも「哀れな末路」って、わざわざ「哀れな」を付けるってことは、
末路自体にはマイナスの意味はないのかな。

ともあれ、タイトルがおかしい。

宝くじで1億円当たった人の末路、だけで1冊なワケではないのは
まぁいいとして。

章のタイトルと中身があっていないし。
タイトルのつけ方もヘン。
ワイシャツのしたに何を着るか悩む人の末路
なんて、もはや末路じゃなくね?

教育費貧乏な家庭の末路なんかは、
とても参考になるお話だし。
それなりにタメになることもあるのだけれど、
タイトルと話の中身とまとめ方が結構めちゃくちゃで、
残念な本になってしまった…


大島てる 事故物件サイト
ファクトリエ 衣料品通販サイト
真向法体操


[鈴木信行]  [宝くじで1億円当たった人の末路]  [すずきのぶゆき

Sun2017.09.24


三月は深き紅の淵を 恩田陸

三月は深き紅の淵を 恩田陸
講談社文庫

2019.9.22

序章
第1章 待っている人々
第2章 出雲夜想曲
第3章 虹と雲と鳥と
第4章 回転木馬
解説  皆川博子


裏表紙より。

鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の
招待を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その
屋敷内にあるはずだが、十年以上探しても見つからない稀覯本『三月は
深き紅の淵を』の話。たった一人にたった一晩だけ貸すことが許された本を
めぐる珠玉のミステリー。



また騙された…
解説、皆川博子なのに…

『麦の海に沈む果実』とリンクしているらしい、
ということで借りてみたけれど。
『麦の海に沈む果実』に出てきた赤い表紙の本が
「三月は深き紅の淵を」?
第1章~第3章に出てくる「三月は深き紅の淵を」は、
結局関係ない本?
しかも、それぞれ別の本?

第4章で、なぜか唐突に
『麦の海に沈む果実』の断片のようなものが
ときおり挟まれる。

“のようなもの”としたのは、
微妙に設定やストーリーが違うから。

でも、この断片のお話の方が、好きかも。
(もちろん、『麦の海に沈む果実』を読んでいるから
 1つのストーリーとしてわかるんだけれども)
この終わり方はいいな。

しかし…
回転木馬と何の関係が?


第1章の仕掛けは面白かった。
これから書く本なのか。

しかし。
家の床が地面より低い、ってことなんて、
玄関から入るときに下がるんだから、
気付かないもんなんだろーか。
これがナゾ?

人間が一生に読める本は微々たるものだし、
そのことは本屋に行けばよーく判るでしょう。
私はこんなに読めない本があるのかと、
いつも本屋に行く度に絶望する。


これは本当にそう思う。
まさに絶望。
さすがに本屋に行く度毎には絶望しないけど


第2章、「三月は深き紅の淵を」の作者に会いに行く物語。
どうやら、第1章に出てくる「三月は深き紅の淵を」とは別の本らしい。

右利きなのに左手でタバコを吸う
=元々は左利きだった
という理論にちょっとびっくり。

利き手にニオイがつくのが嫌だから、
右利きなのに左手でタバコを吸うヒト、結構知ってる。

学生時代、
「左で吸ったほうがぎこちなく見える
(=ヘビースモーカーじゃありません、ってこと?)
とかいう理由で、左手で吸ってたコもいたなぁ…


第3章、1番わかりやすい。

結局、美佐緒が死ななくちゃいけない理由はなかった、
ってことだよなぁ。
美少女二人が墜死、ってお話書きたかっただけな気がしてきた

第3章には直接「三月は深き紅の淵を」が出てこないのだけれど。
美佐緒が将来書くつもりでいた本が4部作になっている、というだけ。
これが、「三月は深き紅の淵を」?
美佐緒が遺したノートのタイトルは、「虹と雲と鳥と」。
これを受け取った奈央子が、「三月は深き紅の淵を」なんてタイトルの
本にしようと思うかな?


そして第4章。

私は「よくできた話」に惹かれる。
…(略)… きちんと伏線が張ってあって、ちゃんと最後に大団円を
迎えるカタルシスのあるもの。そういうものが好きだった。


有言実行でお願いします


そういえば、先日、さらっと
「恩田陸、第一生命の内勤職だったんだよね」
って聞いたのだけれど。
ほんとなのかしら。


シャーリイ・ジャクスン 山荘奇譚
リチャード・マシスン 地獄の家
ヘンリー・ジェイムズ ねじの回転
ビクトリア・ホルト 女王館の秘密
ダフネ・デュ・モーリア レベッカ
エドガー・アラン・ポー アッシャー家の崩壊
レイ・ブラッドベリ 華氏451度
アガサ・クリスティー 終わりなき夜に生まれつく/スリーピング・マーダー/ねじれた家/親指のうずき
ヘンリー・ダーガー


[恩田陸]  [三月は深き紅の淵を]  [おんだりく

Sat2017.09.16


麦の海に沈む果実

麦の海に沈む果実 恩田陸
講談社

2019.9.15

序章
第1章
第2章
第3章

第15章
終章


『図書室の海』の「 睡蓮」が、
『麦の海に沈む果実』の水野理瀬の幼年時代、
とあったので、どんな物語か気になって。

はて。
「 睡蓮」って、どんなだっけ?

理瀬の子ども時代か。
校長は出て来たけれど、
稔と亘は、『麦の海に沈む果実』にはまったく関係ないのか…


図書館で理瀬が黎二に

「だって、みんな謎めいたことばかり言ってて
何も教えてくれないんですもの」


と言っているけれど。

恩田陸さん、あなたです^^;

色々謎めいたことばかりだけれど、
結末が… 相変わらず…

そんな理由でそんなに人を殺す必要があった?

校長も理瀬も、全然わからないというか、
感情移入できないというか。
そんなに学園大事?
それで生徒殺しちゃってていいの?

ナゾ…


[恩田陸]  [麦の海に沈む果実]  [おんだりく]  [北見隆

Wed2017.09.13


六番目の小夜子 恩田陸

六番目の小夜子 恩田陸
新潮文庫

2019.9.12

プロローグ
春の章
夏の章
秋の章
冬の章
再び、春
あとがき
解説  岡田幸四郎


裏表紙より。

津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。
高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に
一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。
そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、
友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、
漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。



『図書室の海』を読んで、
今なら『六番目の小夜子』も面白く読めるかなぁ…
と思って借りてみる。

ストーリーは(もちろん)全然記憶にないけれど、
ホラーなのかなんなのか、謎が色々すっきりしないまま終了
という印象だったけれど。

あ、意外と面白い
というか、
青春小説として楽しめばいいのか
と思ったんだけれど…
やっぱり読み終わって、なんだかなー…


それがいつ始まり、誰が始めたのかは、正確にはわからない

いやいや、今回が6番目で、
1番目から5番目までわかってるんだから
誰が、かはさておき、いつからはわかるし。

『サヨコ』になる者は、『サヨコ』自身と、その『サヨコ』を指名する、
前回の『サヨコ』しか知らない。
次の『サヨコ』は、前回の『サヨコ』がいる代の卒業式当日に
引き継がれる。


この辺の記述がすごくややこしいのだけれど。
3年に1回なんだから、サヨコをやった人は、
次のサヨコが誰になるかなんてわかるワケないし。

彼らはその場所にうずくまり、『彼女』を待っているのだった。
ずっと前から。そして、今も。


なんて書くと、数十年続いているみたいだけれど。
たかだか15年だし。

その無言のサヨコがよりによって自分にあの鍵を渡すとは――

いや、だから、サヨコをやった当人は、3年前のヒトだから。
次のサヨコに直接鍵を渡せないし。
自分が卒業した後に入ってくるコを
3年前に指定しておくとでも?

そー。
色々回収しないのはまぁいいとして。
肝心要のサヨコの説明がグタグタなのは、やっぱりひどい。

これを読むたび、『吉祥天女』の叶小夜子が浮かぶんだけれど。
『吉祥天女』、知ってるのかしら。
沙世子にからんだ男子高生達を犬に襲わせるのなんか、
小夜子っぽい。
まぁでも、津村沙世子は、全然肉感的じゃあないし、
小夜子ほどの凄みはないなぁ…

そもそも、タイトルだけ小夜子?

ともあれ、やっぱり思わせぶりで、色々回収されないお話だったけれど。
結構面白く読めました

ちなみに関根秋、はシュウくんでした。


[恩田陸]  [六番目の小夜子]  [おんだりく

Sat2017.09.09


R帝国 中村文則

R帝国 中村文則
中央公論社

2017.9.8

第1部
第2部


読売新聞連載中、せっせと切り抜いておいて
読み終わらないうちに、本が出た。

こんな話だったのか…

中村文則、もっとコワいのかと思ってたけれど、
淡々と流れていく感じ。

あ。
まさか片岡が…
という驚きはあったけれど。
まさか片岡が
ではなく
まさか片岡が…
という感じ。
なんだろう、ビミョーにゆるい感じ。

「未来世紀ブラジル」みたいに、救われないラスト。

こんな未来がきませんように…


「……ダメ」
「……どうして?」
「まだ早いよ……」
「まだ早いよ。……だってまだ私達、ミリンを入れてないでしょ?
 大サジで何倍? フフ、言って」
「恥ずかしいな」
「あん、言って、お願い」
「……二杯」
奇妙な料理番組だった。この番組も、後に苦情ですぐ打ち切りとなった。


これもやっぱり最近のCM炎上系の話…?
どこかの外国の富豪が、テロリストから残虐な動画を買って
コレクションする話とか、
色々ちょいちょい詰め込みすぎて、
かえって話のトーンが軽くなってる気がする。

読み終えた後、せっかくだから、取ってあった切り抜きを
パラパラと読み返してみる。
ラストシーン、死者数と日付を523から525にしたのは、
なにか意味があるのかな。
5月25日って出てくるんだっけ?
んー。 でも、もうもう1度読み直すのは、いいかな…


[中村文則]  [R帝国]  [なかむらふみのり

Thu2017.09.07


結ぶ 皆川博子

結ぶ 皆川博子
創元推理文庫

2017.9.6

結ぶ
湖底
水色の煙
水の琴
城館
水族写真館
レイミア
花の眉間尺
空の果て

蜘蛛時計
火蟻
U Bu Me
心臓売り
薔薇密室
薔薇の骨
メキシコのメロンパン
天使の倉庫(アマンジヤコ)
解説  日下三蔵


裏表紙より。

そこは縫わないでと頼んだのに、縫われてしまった――
〈縫う(縫われる)〉行為を考察する語り手が、読む者を
幻視の極北へと導く、類稀なる綺想の結晶ともいうべき
表題作、寓話と折紙を介した叔母と甥の戯れを描く「水色
の煙」のほか、初文庫化に際し、海の底のような部屋で
夢想世界の完成を待ち続ける女の独白を綴る「薔薇密室」
ほか4篇の単行本未収録作を加えた18篇を収める。


恩田陸が、
… あの衝撃の問題作「結ぶ」である。一読してぶっとび、
「参りました」と平伏したことをよく覚えている。

と書いていたので借りてみる。

いやぁ…
「結ぶ」は、つげ義春じゃなくて、あのグロい絵の…
名前が出てこない
そんな世界
ちょっとグロすぎ…

でも大方抒情的、耽美的で、
好きだなーと思うのもあったけれど。
どれだったかは、もうわからない…

あ。
「火蟻」って、ヒアリ


[皆川博子]  [結ぶ]  [みながわひろこ

Tue2017.09.05


魔法の夜 スティーヴン・ミルハウザー 柴田元幸訳

魔法の夜 スティーヴン・ミルハウザー 柴田元幸訳
白水社

ENCHANTED NIGHT
Steven Millhauser

2017.9.2

魔法の夜
訳者あとがき


月の夜のファンタジー
といえば、レイ・ブラッドベリ的な世界を思い浮かべるけれど。
そんなにコワくない。
むしろあっさりめ。

ティーンエイジの女のコ、男のコ。
女のコ達、男のコ達。
冴えない男。
冴えない女。
屋根裏部屋に打ち捨てられたおもちゃ達。
ファッショナブルなマネキン…

あぁ、小さな子供たちはどうなったんだろう。
これだけ回収されてない気が…

訳者あとがきの注釈、いらなかったなぁ…

ところで、なんでスティーヴン・ミルハウザー借りたんだっけ


[スティーヴン・ミルハウザー]  [魔法の夜]  [柴田元幸

Mon2017.09.04


おまえじゃなきゃだめなんだ 角田光代

おまえじゃなきゃだめなんだ 角田光代
文春文庫

2017.9.2

―― ほんもの、が欲しい ――
 約束のジュエリー
  第1話 今日を刻む
  第2話 扉を開ける
  第3話 時を磨く
  第4話 あの日に還る
  第5話 世界に踏み出す
 あの宿へ
  しずかな絢爛
  下り坂上り坂
  あなたはあなたの道を
  彼女の「ほんもの」
 さいごに咲く花
 最後のキス
 幼い恋
 おまえじゃなきゃだめなんだ
―― 好き、の先にあるもの ――
 それぞれのウィーン
 すれ違う人
 不完全なわたしたち
  1 マシェール二番館 中野区丸山二丁目
  2 美蓉館 御殿場市三ノ岡
  3 北原荘201号室 横浜市港北区小机町21××
  4 スカイビル十四階 横浜市西区高島二丁目
  5 平岡荘101号室 横浜市神奈川区神大寺二丁目
  6 紅座 横浜市港北区仲手原21××
  7 共栄ハイツ305 杉並区久我山2-9-××
  8 橙の家 川崎市高津区二子1-××-××
 消えない光
  第1章
  第2章
  第3章
  第4章


裏表紙より。

ジュエリーショップで、婚約指輪を見つめるカップルたち。親に結婚を
反対されて現実を見始めた若い二人と、離婚を決めた大人の二人。
それぞれの思いが形になる光景が胸に響く「消えない光」他23編。人を
好きになって味わう無敵の喜び、迷い、信頼と哀しみ、約束の先にある
もの――すべての大人に贈る宝石のような恋愛短編集。



23編
薄い本なのに?

4ページくらいの短編が続いて納得。

「約束のジュエリー」は、ティファニーのために書いたのかな。

「消えない光」以外は、せいぜい12ページくらいの文章なのに、
過不足なく、それぞれの物語がある。

「消えない光」の二人、できればまた共に人生を歩めるといいなぁ。

「それぞれのウィーン」にフンデルトヴァッサーの美術館が


[角田光代]  [おまえじゃなきゃだめなんだ]  [かくたみつよ

Sun2017.09.03


図書室の海 恩田陸

図書室の海 恩田陸
新潮文庫

2019.8.29

春よ、こい
茶色の小壜
イサオ・オサリヴァンを捜して
睡蓮
ある映画の記憶
ピクニックの準備
国境の南
オデュッセイア
図書室の海
ノスタルジア
あとがき
解説  山形浩生


裏表紙より。

あたしは主人公にはなれない――。関根夏はそう思っていた。だが半年前の
卒業式、夏はテニス部の先輩・志田から、秘密の使命を授かった。高校で代々
語り継がれる“サヨコ”伝説に関わる使命を……。少女の一瞬のときめきを描く
『六番目の小夜子』の番外篇(表題作)、『夜のピクニック』の前日譚「ピクニック
の準備」など全10話。
恩田ワールドの魅力を凝縮したあまりにも贅沢な短篇玉手箱。


恩田陸はズルいなぁ…
思わせぶりなまま放置。
あとがきに出てくる本が気になる

『六番目の小夜子』、今読み返したら面白いかなぁ…


◇ 春よ、こい
『時間怪談 異形コレクション10』  井上雅彦監修

◇ 茶色の小壜
『血の12幻想』  津原泰水監修

◇ イサオ・オサリヴァンを捜して
大長編SF『グリーンスリーブス』の予告編

◇ 睡蓮
『蜜の眠り』  アンソロジー
『麦の海に沈む果実』の水野理瀬の幼年時代

◇ ある映画の記憶
『大密室』  アンソロジー
『青幻記』  一色次郎

◇ ピクニックの準備
『夜のピクニック』の予告編

◇ 国境の南

◇ オデュッセイア

◇ 図書室の海
『六番目の小夜子』の番外編
関根秋の姉、関根夏のエピソード

◇ ノスタルジア
『結ぶ』  皆川博子


[恩田陸]  [図書室の海]  [おんだりく

Sat2017.09.02


劇場 又吉直樹

劇場 又吉直樹
新潮社

2017.9.1


 まぶたは薄い皮膚でしかないはずなのに、風景が透けて見えたことは
まだない。もう少しで見えそうだと思ったりもす るけど、眼を閉じた状態で
見えているのは、まぶたの裏側の皮膚にすぎない。あきらめて、まぶたを
あげると、あたりまえのことだけれど風景が見える。


出だしの部分を読んだだけで、
読むのをやまれば良かった…

純文学かぁ…

『火花』もツラかったけど、『劇場』はもっとツラかった。
… 読むのが

自意識過剰男に全然同調できない。
おもしろくもない。

いやな気分というか、ネガティブなモードに引きずり込まれて、
通勤電車で読むもんじゃない

読むのを止めればいいのだけれど。
本は最後まで読まなくちゃと無駄にがんばった。

ラスト、いきなりふんわりモードに入って、
なんのこっちゃだけど。
沙希ちゃんが笑顔になれたから、よかった

口直しに太宰でも読むかな…


[又吉直樹]  [劇場]  [またよしなおき