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Tue2017.04.25


神様がくれた指 佐藤多佳子

神様がくれた指 佐藤多佳子
新潮文庫

2017.4.17

第1部 愚者
第2部 魔術師
第3部 恋人たち
第4部 運命の輪
エピローグ
解説  坂田靖子


裏表紙より。

出所したその日に、利き腕に怪我を負ったスリ。ギャンブルに負けて、
オケラになったタロット占い師。思いっ切りツイてない二人が都会の
片隅でめぐりあった時、運命の歯車がゆっくり回り始めたことを、当人
たちはまだ知らない。やがて登場するもう一人がすべてを変えてしまう
ことも。「偶然」という魔法の鎖で結ばれた若者たち。能天気にして
シリアスな、アドベンチャーゲームの行方は。



第1部 愚者
いつも彼自身が気づいていない落とし穴にむかって、旅を歩き始めているのである。
バーバラ・G・ウォーカー


第2部 魔術師
最初になすべきことは、自分の環境のなかでいかに生きるかを学ぶだろう。
アルフレッド・ダグラス


第3部 恋人たち
かれがどちらの道を選ぼうと、それはこの段階ではかれにとって正しい道なのだ。
アルフレッド・ダグラス


第4部 運命の輪
正午きっかりに降下が始まる。
ユング



なんと解説は坂田靖子
フレドリック・ブラウンだけでなく、佐藤多佳子もですか

1作で終わるのはもったいない世界だなー…


[佐藤多佳子]  [神様がくれた指]  [さとうたかこ

Sun2017.04.16


セレモニー黒真珠 宮木あや子 イラスト/ワカマツカオリ

セレモニー黒真珠 宮木あや子 イラスト/ワカマツカオリ
MF文庫

2017.4.13

セレモニー黒真珠
木崎の秘密
主なき葬儀
セレモニー白真珠
あたしのおにいちゃん
はじめてのお葬式


裏表紙より。

もう忘れた、と思っていたけど

お葬式のご用命は、真心と信頼の旅立ち・セレモニー黒真珠
まで――小さな町の葬儀屋「セレモニー黒真珠」を舞台に、シッカリ
しすぎなアラサー女子・笹島、喪服が異常に似合う悩めるメガネ男子・
木崎、どこかワケあり気な新人ハケン女子・妹尾の3人が織り成す、
ドラマティック+ハートウォーミングストーリー。連作短編全6作品を
収録。解説は、作家の南綾子。



『校閲ガール・トルネード』に出てきた“セレモニー黒真珠”が
気になったので借りてみた。

これ好き。
この路線でいこう

「はじめてのお葬式」は読んだことある…
『好き、だった。 はじめての失恋、七つの話。』か。
なるほど。
再読でも切ないなー…


[宮木あや子]  [セレモニー黒真珠]  [みやぎあやこ]  [ワカマツカオリ

Thu2017.04.13


官能と少女 宮木あや子 イラスト/今井キラ

官能と少女 宮木あや子 イラスト/今井キラ
ハヤカワ文庫

コンクパール
春眠
光あふれる
ピンクのうさぎ
雪の水面
モンタージュ


裏表紙より。

卑猥な宝石に恋する少女趣味(ロリータ)ファッション店員、
美少年の生徒に慕われる幼児体型の養護教諭、アイドルの夫の
帰りを待つ幼妻、可愛い恋人がありながら不倫するSM女子、
優しく賢く美しい叔父様に引き取られた少女、「眠り姫」と
綽名される女子大生……薄い胸、華奢な四肢、可憐な顔立ちで
周囲の欲望を絡めとる少女たち。その刹那のきらめきを閉じ
込めた異端にして背徳の恋愛短篇集。R-18文学賞受賞作家が
描く愛の毒6篇。



うー…

「コンクパール」、「春眠」までは… なんとか…
でも、えぐいというかイタイというかツライというか…

よく考えたら『風と木の詩』だって、相当残酷なんだな…

「モンタージュ」の最後にちょっと救われる。

宮木あや子、気をつけよう…


[宮木あや子]  [官能と少女]  [みやぎあやこ]  [今井キラ

Tue2017.04.11


しゃべれどもしゃべれども 佐藤多佳子

しゃべれどもしゃべれども 佐藤多佳子
新潮文庫

2017.4.10

1

21
解説  北上次郎


裏表紙より。

俺は今昔亭三つ葉。三度のメシより落語が好きで、噺家になったはいいが、
目下前座よりちょい上の二ツ目。自慢じゃないが、頑固でめっぽう気が短く、
女の気持ちにゃとんと疎い。そんな俺に話し方指南を頼む物好きが現れた。
でもどいつも困ったもんばかりで……歯切れのいい語り口で、言葉にできない
もどかしさと不器用な恋を描き、「本の雑誌が選ぶ年間ベストテン」第一位に
輝いた名作。



映画を太一くんがやっていたのは知っていて。
でも、なんとなく、
三浦しをんの本じゃないんだっけ…
と思っていたのだけれど。

今回やっと佐藤多佳子の本か、と認識できた。

そして、なんとなく、ひたすら落語家を目指す話かと思っていたのだけれど、
全然違った。

大した事件はおきないといえばおきないのだけれど。
三つ葉の語り口のせいか、テンポがいい。

面白かった…かな


[佐藤多佳子]  [しゃべれどもしゃべれども]  [さとうたかこ

Fri2017.04.07


校閲ガール ア・ラ・モード 宮木あや子

校閲ガール ア・ラ・モード 宮木あや子
角川書店

2017.4.6

第1話 校閲ガールのまわりのガール・森尾
第2話 校閲ガールのまわりのガールなんだかボーイなんだか・米岡
第3話 校閲ガールのまわりのウーマン・藤岩
第4話 校閲ガールのまわりのサラリーマン・貝塚
第5話 校閲ガールのまわりのファンジャイ
番外編 皇帝の宿
おまけマンガ


『校閲ガール ア・ラ・モード』で涙するとは…
しかもエリンギ部長のエピソード。
ファンジャイって、“fungi”、フンギか…

校閲ガール、面白い

東野圭吾よりよっぽどおススメ

『校閲ガール』のわき役のみなさんを丁寧に掘り下げてる。
(ひとり1話なのでそんなに深くもないけど)

米岡の子どもの頃の話に
「この話、わたしならもっと読みやすく、おもしろく書ける」と
勘違いしちゃうダメな子供だった。だってページを捲っても
捲っても話が始まらなかったりするんだもん(二都物語とか)。

とあるけれど。
いやいやいや…
『二都物語』、面白いから。
泣いたから。
(私のあてにならない記憶では

『校閲ガール トルネード』も楽しみ


[宮木あや子]  [校閲ガール]  [ア・ラ・モード]  [みやぎあやこ

Thu2017.04.06


雪煙チェイス 東野圭吾

雪煙チェイス 東野圭吾
実業之日本社文庫

2017.4.6

裏表紙より。

無実の証人を探せ!
追跡者(チェイサー)が来る前に

殺人の容疑をかけられた大学生の脇坂竜実。彼のアリバイを証明できる
唯一の人物――正体不明の美人スノーボーダーを捜しに、竜実は日本
屈指のスキー場に向かった。それを追うのは「本庁より先に捕らえろ」と
命じられた所轄の刑事・小杉。村の人々も巻き込み、広大なゲレンデを
舞台に予測不能のチェイスが始まる!
どんでん返し連続の痛快ノンストップ・サスペンス。



たしかに殺人事件があって、サスペンス、という出だし。
でも…
なんだかちっちゃいというか。
あまりにご都合主義な展開で、
ツッコむ気にもならない…

途中、ラジオの話で
黄色い絵の具と青い絵の具を食べちゃってた、
という箇所で、

ん?
つい最近読んだ?
『横浜駅SF』じゃないし…
『明るい夜に出かけて』?
… じゃないよなー…
なんだろー…

って、『恋のゴンドラ』か!
『横浜駅SF』と『明るい夜に出かけて』が幸せすぎて
『恋のゴンドラ』読んだこと自体、もうすっかり忘れてた。

でもって、こんな話、2度もするな!
1回目は何もひっかからずスルーできたけど、
こんな話、2回も読まされたくない。

『恋のゴンドラ』も『雪煙チェイス』も、
東野圭吾ならなんでもいいのか
って感じ。

ほんと。
ひどいと思う。


[東野圭吾]  [雪煙チェイス]  [ひがしのけいご

Wed2017.04.05


横浜駅SF 柞刈湯葉

横浜駅SF 柞刈湯葉 イラスト田中達之
カドカワBOOKS

2017.4.3

1. 時計じかけのスイカ
   A CLOCKWORK TICKET
2. 構内二万営業キロ
   20000 KILOMETERS IN THE YARD
3. アンドロイドは電化路線の夢を見るか?
   DO ANDROIDS DREAM OF ELECTRIC WIRES?
4. あるいは駅でいっぱいの海
   OR ALL THE SEAS WITH STAITIONS
5. 増築主の掟
   CODE OF THE REBUILDER
6. 改札器官
   TURNSTILE ORGAN
エピローグ
あとがき


裏表紙より。

 改築工事を繰り返す<横浜駅>が、ついに自己増殖を開始。
それから数百年――JR北日本・JR福岡2社が独自技術で防衛
戦を続けるものの、日本は本州の99%が横浜駅化した。
 脳に埋め込まれたSuikaで人間が管理されるエキナカ社会。
その外側で暮らす非Suika住民のヒロトは、駅への反逆で追放
された男から『18きっぷ』と、ある使命を託された。
 はたして、横浜駅には何があるのか。人類の未来を懸けた、
横浜駅構内5日間400キロの旅がはじまる――。



学生時代、さんざん利用した横浜駅。
まだ工事中でびっくり
数年前は、ダイヤモンド地下街も変わっていなかったけれど、
どうやらジョイナスとつながったんだかなんだかで、
ちょっとかわったらしい…
でもまだまだ工事中。
岡田屋MORE'Sよ永遠に

…などという思いがあるので、
『横浜駅SF』、楽しみだったし、楽しかった

もう、章のタイトルを見ただけで、わくわく

時計じかけのオレンジ
A CLOCKWORK ORANGE
アンソニー・バージェス

海底二万哩
20000 LEAGUES UNDER THE SEA
ジュール・ヴェルヌ

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
DO ANDROIDS DREAM OF ELECTRIC SHEEP?
フィリップ・K・ディック

あるいは牡蛎でいっぱいの海
OR ALL THE SEAS WITH OYSTERS
アヴラム・デイヴィッドスン

造物主の掟
CODE OF THE LIFEMAKER
ジェイムズ・P・ホーガン

虐殺器官
GENOCIDAL ORGAN
伊藤計劃

『あるいは牡蛎でいっぱいの海』?
筒井康隆の『あるいは酒でいっぱいの海』ではなく?
こんど読んでみよう。

『横浜駅SF』、横浜市民のセンパイはご存知でしたが、
うちの近所では、認知度ゼロみたい…
森絵都の『みかづき』は、リクエストの順番、
全然回ってこないのに…

『横浜駅SF』、続きあるかな


[柞刈湯葉]  [横浜駅SF]  [いすかりゆば]  [田中達之

Mon2017.04.03


三鬼 三島屋変調百物語四之続 宮部みゆき

三鬼 三島屋変調百物語四之続 宮部みゆき
日本経済新聞出版社

2017.4.1


第1話 迷いの旅籠
第2話 食客ひだる神
第3話 三鬼
第4話 おくらさま


三島屋…も、早4部!
挿し絵が今までと全然雰囲気が違って…
「あんじゅう」がこのタッチだったら、きっと泣かなかった

「食客ひだる神」がちょっと「あんじゅう」っぽく
ほのぼの系。

青野利一郎との別れは… 必然なのかなぁ…


[宮部みゆき]  [三鬼]  [三島屋変調百物語四之続]  [みやべみゆき