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Wed2016.12.28


「死霊」殺人事件 警視庁捜査一課・貴島柊志 今邑彩

「死霊」殺人事件 警視庁捜査一課・貴島柊志 今邑彩
中公文庫

2016.12.27

プロローグ
第1章 死体は夜歩く
第2章 死者を追って
第3章 死体が殺した
第4章 もう一人の死者
第5章 再び密室
第6章 やっぱり死体が殺した
第7章 まだ終わっていない
第8章 死者は囁く
中公文庫版あとがき


裏表紙より。

家に送り届けた後、「金を取ってくる」と言ったまま戻らない男性客。
しびれを切らしたタクシー運転手が家の中で目撃したのは、二人の男の
死体だった。さらに二階からは泥まみれの女の死体も発見され……。
密室状態で起きた不可解な殺人に貴島刑事が挑む、本格推理+怪奇の
傑作、貴島シリーズ第三作。



なんだろう…
最初の殺人事件、いらないんじゃないかな…
千里が(まったくの善人じゃなかったとわかるけれど)
かわいそうすぎる…

なんか色々雑な事件だったなぁ…

階段から落ちた、って、
それ、普通気づくでしょ、
とか、
ツッコミどころ満載^^;

そーか!
桐子も千里も、自分たちで語る場面がないから、
物足りない気がするのか…

でも、やっぱり詰め込みすぎな感じだし…

これ、第4作、第5作、あるのかなー

1を読んでないからいけないのかなー…


[今邑彩]  [「死霊」殺人事件]  [警視庁捜査一課・貴島柊志]  [いまむらあや

Sun2016.12.25


「裏窓」殺人事件 警視庁捜査一課・貴島柊志 今邑彩

「裏窓」殺人事件 警視庁捜査一課・貴島柊志 今邑彩
中公文庫

2016.12.24

プロローグ
第1章 墜ちた女
第2章 幻の男
第3章 死時計
第4章 消失
第5章 再び殺人
第6章 黒いアリバイ
第7章 疑惑
第8章 写真
第9章 tの密室
第10章 死者の花嫁
第11章 消えた靴
エピローグ
中公文庫版あとがき


裏表紙より。

自殺と見えた密室からの女性の墜落死。向かいのマンションに
住む少女は、犯行時刻の部屋に男を目撃していた。少女に迫る、
犯人の魔の手……また、同時刻に別の場所で起こった殴殺事件も
同一人物の犯行とみられ――。 衝撃の密室トリックに貴島刑事が
挑む! 本格推理+怪奇の傑作、貴島シリーズ第二作。



第2弾だったのか…
1があるの、見落としてた。

息子のための殺人と、復讐のための殺人と
詰め込みすぎという気もするところを
うまく捌いたのに…
窓のエピソードは余計な気がする。

でも、“+怪奇”の部分がなくなっちゃうのか。

1作目読んでないから、なんとも言えない…


[今邑彩]  [「裏窓」殺人事件]  [警視庁捜査一課・貴島柊志]  [いまむらあや

Tue2016.12.20


ペテロの葬列 上・下 宮部みゆき

ペテロの葬列 上・下 宮部みゆき
文春文庫

2016.12.19

プロローグ
1
2

8
9

13
エピローグ
解説  杉江松恋


上巻・裏表紙より。

「皆さん、お静かに。動かないでください」。拳銃を持った、丁寧な口調の
老人が企てたバスジャック。乗客の一人に、杉村三郎がいた。呆気なく
解決したと思われたその事件は、しかし、日本社会のそして人間の心に
潜む巨大な闇への入り口にすぎなかった。連続ドラマ化もされた、『誰か』
『名もなき毒』に続く杉村シリーズ第3作。


下巻・裏表紙より。


杉村三郎らバスジャック事件の被害者に届いた「慰謝料」。送り主は?
金の出所は? 老人の正体は? 謎を追う三郎が行き着いたのは、かつて
膨大な被害者を生んだ、ある事件だった。待ち受けるのは読む者すべてが
目を疑う驚愕の結末。人間とは、かくも不可思議なものなのか――。
これぞ宮部みゆきの真骨頂。解説・杉江松恋



『希望荘』から『誰か Somebody』『名もなき毒』に戻って
『ペテロの葬列』再読。
2014.3.22 ペテロの葬列 宮部みゆき


バスジャックも浮気のことも覚えているのに、
バスジャックの動機とか、
園田編集長の過去とか、
細かいことを全然覚えていない自分にびっくり

毎度のことながら、読んだ本は(私の記憶の)どこに
しまわれているのでせう…

さて。
前2作から読み返したら、また印象は変わるかな。
とか書いてますが。
うーん…
ちょっとは深く読めたかな。
途中やや失速感。
とかも言ってたけど、そんなことはなかった。

ただ。
やっぱり色々ぶっこみすぎ?

菜穂子はやっぱりヤな感じ。
途中、杉村三郎が「解放されたい」と訴える場面が
初見のときよりしっかり印象に残っているので、
あながち間違った理屈じゃないのかなーと
納得感は増したけれど。
だからって、浮気?
なんだかなー…

あと。
森閣下の無理心中が美談なのも、やっぱり違和感。
奥さんが本当にそう望んでいたかなんて、
誰にもわかりようがないことだし。
殺人… だよな…

「森にはあれでよかったんだろう。何よりも、夫人もそう望んでいた。
残念だと思うのは残った者の感傷だ」


いやいや、今多嘉親まで

でも、再読してよかった。

あ。
上下巻に分けるなら、レンブラントの「聖ペテロの否認」は
下巻につけるべきでは。



[宮部みゆき]  [ペテロの葬列]  [みやべみゆき

Tue2016.12.13


愛の夢とか 川上未映子

愛の夢とか 川上未映子
講談社文庫

2016.12.10

アイスクリーム熱
愛の夢とか
いちご畑が永遠につづいてゆくのだから
日曜日はどこへ
三月の毛糸
お花畑自身
十三月怪談


裏表紙より。

あのとき、ふたりが世界のすべてになった――。ピアノの音に
誘われて始まった女どうしの交流を描く表題作「愛の夢とか」。
別れた恋人との約束の植物園に向かう「日曜日はどこへ」他、
なにげない日常の中でささやかな光を放つ瞬間を美しい言葉で
綴った七つの物語。谷崎潤一郎賞受賞作にして著者初の短編集。



エッセイではなく小説か。

それにしても、裏表紙の本の紹介って、
どうしてこうズレてるんだろー…

単に私がズレてるのか…

川上未映子、エッセイは好きだけど、
そうか、作品読んだことなかったっけ…
谷崎潤一郎賞って、こんな感じね、
と思いながら読んでいて、
最後の「十三月怪談」は、意外とよかった
「日曜日はどこへ」も。


[川上未映子]  [愛の夢とか]  [かわかみみえこ

Mon2016.12.12


コンビニ人 村田沙耶香

コンビニ人 村田沙耶香
文藝春秋

2016.12.9


第155回芥川賞受賞作

するする読める。

コンビニ人間って、コンビニに依存して暮らすヒトかと思ったら、
コンビニの部品ってことなのか。

白羽がまったく理解できないので、
ラストは、まぁ…よかった。

古倉さんが幸せに暮らせますように…


[村田沙耶香]  [コンビニ人間]  [むらたさやか

Thu2016.12.08


おめかしの引力 川上未映子

おめかしの引力 川上未映子
朝日新聞出版

2016.12.7

はじめに

「大阪部」がすこんと顔を出す   ―― 2008.4
絶壁矯正、いくら出す?
カラータイツで出かけたら
「美」を支える無根拠の力
猛暑にコート「早巻きの夏」
おしゃれとは無縁の秋
秋冬必須のとっくりですが
流行に乗って、ふたをして
パンツはけない初期設定
ぎりぎりを踏んばる自信   ―― 2009.1
眉をめぐる緊張と快感と
ワンピースと納豆
三万円下着の底力
気づけば空母になっちゃって
お財布、いっこ主義。
地に足つけてというけれど
りぼん問題、インサマー
富と余剰のハーモニー
魔法をかけられたい秋
ネグリジェよ、永遠に?
愛という名の指輪   ―― 2010.1
ファストファッションに弾かれて
逆シンデレラみたいな贅沢
取り調べサイン会
ご機嫌なのです、大眼鏡
愛のリサイクル
壊れそうなドレスを着たい
ときめきパフスリーブ
名づけの快感
シルクが藁になる瞬間
愛するシルク、美文で復活
かわゆいスヌーピに夢中
ロングスカートは命がけ   ―― 2011.2
セレブ洗剤の使い道
自粛のつもりはないけれど
節電の世界で見えるもの
あこがれの太眉女子
着倒れを夢みて

求む、ブラジャー革命
ブラジャー革命、その後
ダッフルは誰の思い出?
ハイブランドの幻惑
指さきの小さな愉悦
流行と自意識   ―― 2012.1
シルクに目覚めて
真珠のささやき
ぺたんこ靴の真実
ドレスの行く末
当たり前じゃない、当たり前
涙代わりのダイヤモンド
部屋着革命ならず
ときめきは葬りきれない
「キヨシ」姿で育てるはずが
「凄玉」こそのシャネルの「5番」
理想のガウンを探して   ―― 2013.1
しんどくてもエディの虜
デビルマン2013
ぴんと伸ばした背筋のはずが
90年代って、もう「昔」なの?
「モテ」との関係、あるのかな
伊勢丹で日割り計算をしてみる
前髪にそれぞれの美学
一級の日傘、とびきりの黒
ニナ! ごめんなさい
ああ、金剛石よ!
贈られ上手 VS. マッチョ親父
ヴィトンにひれ伏す   ―― 2014.1
下着売り場、芽生えた絆
これからも着込みつづけます!

おめかしについて語るときにわたしたちの語ること
  聞き手・江南亜美子   (2016年2月8日)


朝日新聞に2008年4月~2014年3月まで、
月1で連載されていたエッセイ。
すごい! 6年分が1冊に!

「…70歳まで生きるとして毎日つけて1日約百円。
今買わないで、いつ買うの」

絹というのは水で洗濯して干すと藁のようになることもあるけれど、
スチームアイロン(130~140℃、ドライアイロンは避けて)をかければ
新品同様になります。
…絹は5,000年来、水で洗ってきたのです、ぜひ水洗いしましょう!
…水温は25~30℃、洗剤はシャンプーなどの中性洗剤を少しで押し洗い、
脱水はほんの少しで水が少し垂れる程度に、
家蚕絹は日陰干し、野蚕絹は直射日光でもだいじょうぶ、
絹は綿の2倍の速さで乾くこと…

さらに剣呑なのは、悪魔のささやき「ザ・日割り計算」…
…最終的に浮かぶのはパート生活をしている母の顔&
その時給…このすべてを全なしにしてしまう破壊力…

良い物を長く楽しむためには先送りにするんじゃなくて、
今買うのが全方位的に最適解だよ

いつだってわたしは値札についた金額を余生の日数で割ってきた



シルクの洗い方、間違ってなかったー
スチームアイロンも、パナソニックの衣類スチーマーがあるし
これからもがしがし着て、優しく洗おう

それと、ありがちな日割り計算。
さすがに余生の日数で割る、っていうのは思いつかなかったなー


[川上未映子]  [おめかしの引力]  [かわかみみえこ

Wed2016.12.07


冬天の昴 あさのあつこ

冬天の昴 あさのあつこ
光文社

2016.12.6

1 凍風(いてかぜ)
2 北颪(きたおろし)
3 虎落笛(もがりぶえ)
4 霜風
5 雪片(せっぺん)
6 風雪
7 霙空(みぞれぞら)
8 氷雨(ひさめ)
9 雪嵐
10 冬天


『弥勒の月』を再読してからの『冬天の昴』再読。
2016.11.18 冬天の昴 あさのあつこ

じっくり読んでも、信次郎はヤなヤツ…

でも、清之介と伊佐治の軽妙な掛け合いで、
信次郎まで魅力的(?)に。

「どうやら、こういうことだったようですね」
「へえ、旦那の考えそうなこってすよ」
伊佐治は切なげに肩を下げた。

「小暮さま」
「うん? まだ、何かあるかい」
「わたしを餌にされましたね」


いいなぁ…

やっぱり『夜叉桜』~を飛ばさずに全部読むべきだったか。

いやいや、永久ループになってまう…


[あさのあつこ]  [冬天の昴

Mon2016.12.05


民王 池井戸潤

民王 池井戸潤
文春文庫

2016.12.4

プロローグ
第1章 御名御璽(ぎょめいぎょじ)
第2章 親子漫才
第3章 極秘捜査
第4章 キャンパスライフ
第5章 スキャンダル
第6章 我らが民王
エピローグ
解説  村上貴史


裏表紙より。

「お前ら、そんな仕事して恥ずかしいと思わないのか。
目をさましやがれ!」漢字の読めない政治家、酔っぱらい
大臣、揚げ足取りのマスコミ、バカ大学生が入り乱れ、
巨大な陰謀をめぐる痛快劇の幕が切って落とされた。
総理の父とドラ息子が見つけた真実のカケラとは!?
一気読み間違いなしの政治エンタメ!  解説・村上貴史



再読。
2014.1.15 民王 池井戸潤


そうか、これが初池井戸潤だったのか。
(多分ね

細かいことは、すっかり忘れているけれど。
面白く読めました


[池井戸潤]  [民王]  [いけいどじゅん]  [たみおう

Sun2016.12.04


弥勒の月 あさのあつこ

弥勒の月 あさのあつこ
光文社文庫

2016.12.02

第1章 闇の月
第2章 朧の月
第3章 欠けの月
第4章 酷の月
第5章 偽の月
第6章 乱の月
第7章 陰の月
第8章 終の月
解説  児玉清


裏表紙より。

小間物問屋遠野屋(とおのや)の若おかみ・おりんの水死体が
発見された。同心・木暮(こぐれ)信次郎は、妻の検分に立ち
会った遠野屋主人・清之介(せいのすけ)の眼差しに違和感を
覚える。ただの飛び込み、と思われた事件だったが、清之介に
関心を覚えた信次郎は岡っ引・伊佐治とともに、事件を追い始める……。
“闇”と“乾き”しか知らぬ男たちが、救済の先に見たものとは?
哀感溢れる時代小説!



やっと再読。
2016.10.13 弥勒の月 あさのあつこ

最初に『弥勒の月』を読んだときは、
解説 児玉清
しかポイントじゃなかったんだろーな…
コワイもの見たさでもなんでも、
シリーズいってみてほんとによかった

『夜叉桜』、『木練柿』、『東雲の途』、『冬天の昴』。
そしてふたたび『弥勒の月』。

ま。一所懸命信次郎のいいところを探しながら読んでも、
結局微かにあるかなーくらいなんだけれど。

「おまえは、商人だろう。殺すな」

「おれに借りがあるのを忘れたか。聞け。殺すな、頼むから、遠野屋、頼むから」

…殺すなとこの男が叫んだ。おりんでも兄でもない。
ただ一人、現の声で「殺すな」と清之介に命じた。
…あの声がなければ殺していた。


そうか。
清之介を繋ぎとめたのは、信次郎か。

児玉清の解説が沁みる…


[あさのあつこ]  [弥勒の月

Fri2016.12.02


小さな幸せ46こ よしもとばなな

小さな幸せ46こ よしもとばなな
中央公論社

2016.11.30

まつげと巨大マンション
メダカの赤ちゃん
数えられるからこそ
家事の音
晴れの日のお店

もう行けない場所
先生ありがとう
幸せを創る
あとがき

『婦人公論』2013年~2014年の連載か。

久しぶりのよしもとばなな。

するするっと読了。


[よしもとばなな]  [小さな幸せ46こ

Thu2016.12.01


夜行 森見登美彦

夜行 森見登美彦
小学館

2016.11.30

第1夜 尾道
第2夜 奥飛騨
第3夜 津軽
第4夜 天竜峡
最終夜 鞍馬


百鬼夜行の夜行か…

乙女も
パンツ番長も
偽電気ブランも
たぬきも
天狗も
なし。

しんと静かな夢の中のような。
不思議な世界。


[森見登美彦]  [夜行]  [もりみとみひこ