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Fri2016.07.29


蘭陵王の恋 新・御宿かわせみ4 平岩弓枝

蘭陵王の恋 新・御宿かわせみ4 平岩弓枝
文春文庫

2016.7.26

イギリスから来た娘
麻太郎の友人
姨捨山幻想
西から来た母娘
殺人鬼
松前屋の事件
蘭陵王の恋


裏表紙より。

麻太郎の英国留学時代の友人・清野凛太郎が帰国、
「かわせみ」に姿を現わす。千春の琴の調べに惹かれ、
二人は互いに思いを募らせていくが……。表題作ほか、
「イギリスから来た娘」「麻太郎の友人」「松前屋の事件」
など全七篇。るいの娘・千春に本物の春が訪れる
予感の[明治のかわせみ]第四弾!



読みにくい理由がわかった気がする。
事件起きすぎ。
そして、事件を起こすために、
人間関係ややこしすぎ。
それを説明するセリフが長すぎ…
1話で1コ事件起こさなくてもいいのでは?
もう誰も同心でも岡っ引きでもないんだから…
あ。
源太郎が探偵か。
でも、事件は麻太郎中心に回ってて、
源太郎、影うすい…

それにしても。
なんでこんなに麻太郎に東吾を重ねるんだろー…
いつのまに、麻太郎が東吾の子というのが
こんなに大っぴらになったんだろー
そして、るいだけじゃなく嘉助やお吉や長助まで
麻太郎に東吾を重ねて涙ぐむなんて…

そのうち、るいと麻太郎が結ばれちゃうんじゃないかと
心配になってきた

そして、二人が結ばれたら、嘉助もお吉も長助も
うれし涙にかきくれそうで… コワイ

源太郎と花世が結婚してしまったので、
麻太郎と千春… なんて展開はあるわけなくても、
言葉にできない想いを胸に生きていくのかなー
なんて思ったりもしたけれど。
突然湧いて出た、麻太郎の英国留学時代の友人
清野凛太郎(すがのりんたろう)が登場して、
あっという間に千春と結婚する運びに。

やっぱり、るいか…

『砂の城』… いや違うな…


[平岩弓枝]  [蘭陵王の恋]  [新・御宿かわせみ4]  [ひらいわゆみえ

Wed2016.07.27


ニセモノの妻 三崎亜記

ニセモノの妻 三崎亜記
新潮社

2016.7.26

終の筈の住処
ニセモノの妻

断層


連作短編ではなく、それぞれ独立したお話。

久しぶりの三崎亜記の世界に、なんかほっとする

『断層』の仕掛けが切ない…


[三崎亜記]  [ニセモノの妻]  [みさきあき

Fri2016.07.22


花世の立春 新・御宿かわせみ3 平岩弓枝

花世の立春 新・御宿かわせみ3 平岩弓枝
文春文庫

2016.7.21

明石橋の殺人
俥宿の女房
花世の立春
糸屋の女たち
横浜不二山商会
抱卵の子


裏表紙より。

七日後の立春に結婚をする決意をした花世は、花嫁
修業に目もくれなかったつけが回り、てんてこ舞いに。
るいや麻生宗太郎ら周囲の温かな支援で源太郎との
祝言を無事あげる表題作ほか、老舗の糸屋で起きた
連続殺人事件「糸屋の女たち」、築地居留地の清国人の
不審死にはじまる人情譚「抱卵の子」など、六篇からなる
珠玉の短篇集。



読む本がないから堂場瞬一、池井戸潤、
は、しばらくやめようかと思って。
困ったときの時代小説

『花世の立春』は再読。

ウロ覚えなのはさておき、リズムがつかめず読みづらい…

やっぱり東吾がいないせいかなー
というか、人間関係がウロ覚えなせいか

『御宿かわせみ』、最初から?


[平岩弓枝]  [花世の立春]  [新・御宿かわせみ3]  [ひらいわゆみえ

Wed2016.07.20


銀翼のイカロス 池井戸潤

銀翼のイカロス 池井戸潤
ダイヤモンド社

2016.7.19

序章 ラストチャンス
第1章 霞が関の刺客
第2章 女帝の流儀
第3章 金融庁の嫌われ者
第4章 策士たちの誤算
第5章 検査部と不可解な融資
第6章 隠蔽ゲーム
終章 信用の砦


そろそろ池井戸潤祭はやめようと思ったところに
半沢直樹最新刊

タイトルから、ついに半沢失墜しちゃうのかと。
なことはないですね。

んなことあるわけないじゃん
と思いつつ、物語に引っ張られて一気読み。

勧善懲悪、もはや水戸黄門

もろもろの極秘情報がさくさく手に入るのはまあいいとして。
金融庁の黒崎が最後になんかいいヤツになってるのは、
なんだかなー。
TVの続編でまた愛之助に登場願うのに、
あんまりヤなヤツでは申し訳ないとか

紀本常務って、今連載中の『花咲舞…』に出てくる
紀本部長ですよねー。

新聞連載の最初の方、取っておくんだった
(はや記憶の彼方
にしても、紀本の最後を知ってしまって、
(たぶんエリアなんとかも)
これから連載楽しめるかな…

というか、半沢直樹と花咲舞がいる銀行ってどーよ
(合併しちゃうからね)


[池井戸潤]  [銀翼のイカロス]  [いけいどじゅん

Tue2016.07.19


チルドレン 伊坂幸太郎

チルドレン 伊坂幸太郎
講談社文庫

2016.7.17

バンク
チルドレン
レトリーバー
チルドレンⅡ
イン
解説 香山二三郎


裏表紙より。

「俺たちは奇跡を起こすんだ」 独自の正義感を持ち、
いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか
憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な
事件の数々――。何気ない日常に起こった5つの
物語が、1つになったとき、予想もしない奇跡が降り
注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。


『サブマリン』を読んだので、『チルドレン』に戻る。

何回も読んでいるハズなのに、相変わらずウロ覚え…
なのはいいとして。
(いいのか…
このブログに既に『チルドレン』を書いていたことにびっくり
2014年4月か…
2014.04.13 チルドレン 伊坂幸太郎

物語も半ばを過ぎたころ、
突然、陣内が父親を殴った経緯を思い出す。
デパートだ! 着ぐるみだ!
覚えてるじゃん、私!
… でも、実際殴るシーンは出てこなかった…orz

ところで、陣内‐永瀬の他に、鴨居君ておともだちがいたのか。
一緒に銀行強盗に巻き込まれた。
鴨居君はどうした?

また『サブマリン』?


[伊坂幸太郎]  [チルドレン]  [いさかこうたろう

Mon2016.07.18


ルーズヴェルト・ゲーム 池井戸潤

ルーズヴェルト・ゲーム 池井戸潤
講談社文庫

2016.7.16

プロローグ
第1章 監督人事
第2章 聖域なきリストラ
第3章 ベースボールの神様
第4章 エキシビションゲーム
第5章 野球部長の憂鬱
第6章 六月の死闘
第7章 ゴシップ記事
第8章 株主総会
最終章 ルーズヴェルト・ゲーム
エピローグ
解説 村上貴史


裏表紙より。

大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島
(あおしま)製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を
疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース
不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが――社長が、
選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて
挑む奇跡の大逆転(ルーズヴェルト・ゲーム)とは。


会社も野球部も一発逆転、めでたしめでたし
…と、とわかっていながらも楽しめる。
ただ、わかりすぎてすべてが簡単に解決した感じ。
池井戸潤ばかり続けて読んでるせいかな。


[池井戸潤]  [ルーズヴェルト・ゲーム]  [いけいどじゅん

Sun2016.07.17


ようこそ、わが家へ 池井戸潤

ようこそ、わが家へ 池井戸潤
小学館文庫

2016.7.13

第1章 現代ゲーム私論
第2章 名無しさん
第3章 善良なる小市民、悪意の一般人
第4章 真夏の攻防
第5章 名無しさんの正体
第6章 名も無きひとりの人間として
解説  村上貴史


裏表紙より。

真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、
駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から
倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み
荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、
車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に
続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカー
との対決を決意する。 一方、出向先のナカノ電子部品でも、
倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い
込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫
オリジナル長編。 (解説・村上貴史)



すごくコワイお話しかと思いきや、
意外とさらっと終わってしまった。
残虐さというか不気味さが、
まとわりつくのではなく、さらっと流れていく感じ。

こんなに簡単に解決しちゃうの?

でもまぁ、そうでなければ、読むのがツライし、
このぐらいでいいのかな。


[池井戸潤]  [ようこそ、わが家へ]  [いけいどじゅん

Tue2016.07.12


シャイロックの子供たち 池井戸潤

シャイロックの子供たち 池井戸潤
文春文庫

2016.7.7

第1話 歯車じゃない
第2話 傷心家族
第3話 みにくいアヒルの子
第4話 シーソーゲーム
第5話 人体模型
第6話 キンセラの季節
第7話 銀行レース
第8話 下町蜃気楼
第9話 ヒーローの食卓
第10話 晴子の夏
解説・霜月蒼


裏表紙より。

ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。女子行員に
疑いがかかるが、別の男が失踪……!? “たたき上げ”の誇り、
格差のある社内恋愛、家族への思い、上らない成績……
事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。二転三転する犯人
捜し、組織の歯車の中でリアルな人生が交差する圧巻の金融
クライム・ノベル! 解説・霜月 蒼



これは… 結構読み辛かった。
連作短編なのか。
暗いし、爽快感なし…

『空飛ぶタイヤ』や『ロスジェネの逆襲』とは違う理由で
二度読み必須
だってよくわからないんですもの

結局、西木と石本が手を組んで仕組んだこと?
滝野がかわいそうすぎる…


[池井戸潤]  [シャイロックの子供たち]  [いけいどじゅん

Mon2016.07.11


仇敵 池井戸潤

仇敵 池井戸潤
講談社文庫

2016.7.4

庶務行員
貸さぬ親切
仇敵
漏洩
密計
逆転
裏金
キャッシュ・スパイラル
解説 村上貴史


裏表紙より。

エリートバンカーの恋窪商太郎(こいくぼしょうたろう)は、
いわれなき罪を着せられ東都首都銀行(メガバンク)を辞職、
地方銀行の庶務行員となって静かな日々を過ごしていた――
元同僚・桜井からの電話に出るまでは。その翌朝知らされた、
桜井の死。一体何をつかんだのか。忘れたはずの過去が蘇り、
恋窪はやはり逃げられなかったあの男への復讐を誓う。



庶務行員って、年配のオジサマを思い浮かべたら、
恋窪さん、42歳
いささか老成しすぎでは…

にしても、銀行ってそんなに裏金まみれの世界なの?


[池井戸潤]  [仇敵]  [いけいどじゅん

Sun2016.07.10


空飛ぶタイヤ 上・下 池井戸潤

空飛ぶタイヤ 上・下 池井戸潤
講談社文庫

2016.7.3

序章 決して風化することのない、君の記憶
第1章 人生最悪の日々
第2章 ホープとドリーム
第3章 温室栽培群像
第4章 ハブ返せ!
第5章 罪罰系迷門企業
第6章 レジスタンス
第7章 組織断面図

第8章 不経済的選択
第9章 聖夜の歌
第10章 飛べ! 赤松プロペラ機
第11章 コンプライアンスを笑え!
第12章 緊急避難計画
終章 ともすれば忘れがちな我らの幸福論
解説 大沢在昌


上巻・裏表紙より。

走行中のトレーラーのタイヤが外れて歩行者の母子を直撃した。
ホープ自動車が出した「運送会社の整備不良」の結論に納得でき
ない運送会社社長の赤松徳郎。真相を追及する赤松の前を塞ぐ
大企業の論理。 家族も周囲から孤立し、会社の経営も危機的
状況下、絶望しかけた赤松に記者・榎本が驚愕の事実をもたらす。


下巻・裏表紙より。

事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール
隠しの疑いを抱いた赤松。 だが、決定的な証拠はない――。
激しさを増すホープグループの妨害。赤松は真実を証明できるのか。
社員、そして家族を守るために巨大企業相手に闘う男の姿を描いた、
感動の傑作エンターテインメント小説。 解説 大沢在昌



『空飛ぶタイヤ』って、タイトルがちょっと…
『下町ロケット』みたいに、夢があふれるイメージで。
でも中身はトレーラーのタイヤに直撃されて母子死傷…
ってシリアスな事故で。
こういう事件、実際にありましたね。
やっぱりモデルは三菱?

実際事故が起きていたと思えば、リアリティも増し。
先が気になって、読み飛ばして、
あらためてじっくり再読

さすが池井戸潤

ただ、沢田のキャラが…
半沢的な人物かと思いきや、
上巻では、
警察の捜査ミスで赤松が逮捕され、赤松運送が倒産し
社員が路頭に迷おうが知ったことか、
いっそ倒産した方が、債権者に追われて、目の前から
消えてくれる
あくまでも大事なのは客ではなく会社であり自分
なんて言い切っちゃうあたり、人としてヒドすぎる…
狩野達みたいなわかりやすい敵キャラよりヒドイかも。
最後にいい人になるけど、なんか…
沢田、人物造形失敗してない?

ともあれ、これは面白かった


[池井戸潤]  [空飛ぶタイヤ]  [いけいどじゅん

Sat2016.07.09


最終退行 池井戸潤

最終退行 池井戸潤
小学館文庫

2016.6.30

序章
第1章 傾斜
第2章 旋回
第3章 退職
第4章 乱数
第5章 貸し剝し
第6章 出向辞令
第7章 裏帳簿
最終章 最終退行
解説 松原隆一郎


裏表紙より。

都市銀行の中でも「負け組」といわれる東京第一銀行の
副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に
苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。
一方、かつての頭取はバブル期の放漫経営の責任をも
とらず会長として院政を敷き、なおも私腹を肥やそうとして
いる。リストラされた行員が意趣返しに罠を仕掛けるが、
蓮沼はその攻防から大がかりな不正の匂いをかぎつけ、
ついに反旗を翻す。
日本型金融システムの崩壊を背景に、サラリーマン社会の
構造的欠陥を浮き彫りにする長編ミステリー。
(解説・松原隆一郎)



究極のマネーロンダリングが、宝探しで掘り当てた金塊を偽装、
という発想がすごいなー。

嵐の中、金塊を分捕りに行くあたりは、荒唐無稽だけれど痛快

それにしても、銀行の頭取って、そんなに裏金をもらえる職業?


[池井戸潤]  [最終退行]  [いけいどじゅん

Fri2016.07.01


長いお別れ 中島京子

長いお別れ 中島京子
文藝春秋

2016.6.28

全地球測位システム
私の心はサンフランシスコに
おうちへ帰ろう
フレンズ
つながらないものたち
入れ歯をめぐる冒険
うつぶせ
QOL


深刻な話なんだけれど、笑ってしまう。
さすが、『FUTON』の中島京子。

認知症を“Long Goodbye”というんだった。
すっかり記憶から抜け落ちてました…


まだ蟋蟀を漢字で書けた昇平と孫の崇の会話。

「このごろね、いろんなことが遠いんだよ」
「遠いって?」
「いろんなことがね。あんたたちやなんかもさ」


10年は長いなー…


[中島京子]  [長いお別れ]  [なかじまきょうこ