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Tue2016.05.31


罪と罰 上・下 ドストエフスキー 工藤精一郎訳

罪と罰 上・下 ドストエフスキー 工藤精一郎訳
新潮文庫

2016.5.29

第一部
第二部
 …
第六部
エピローグ
解説  工藤精一郎


上巻・裏表紙より。

鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは、
一つの微細な罪悪は百の善行に償われるという理論
のもとに、強欲非道な高利貸の老婆を殺害し、その
財産を有効に転用しようと企てるが、偶然その場に
来合せたその妹まで殺してしまう。この予期しなかった
第二の殺人が、ラスコーリニコフの心に重くのしかかり、
彼は罪の意識におびえるみじめな自分を発見しなけ
ればならなかった。


下巻・裏表紙より。

不安と恐怖に駆られ、良心の呵責に耐えきれぬラスコー
リニコフは、偶然知り合った娼婦ソーニャの自己犠牲に
徹した生き方に打たれ、ついに自らを法の手にゆだねる。
――ロシヤ思想史にインテリゲンチャの出現が特筆された
1860年代、急激な価値転換が行われる中での青年層の
思想の昏迷を予言し、強烈な人間回復への願望を訴えた
ヒューマニズムの書として不滅の価値に輝く作品である。


『『罪と罰』を読まない』が面白かったので、
『罪と罰』を読んでみる。

上巻やっと200ページくらいのところ、
飲み屋のおかみが警察でまくしたてるシーンで
読んだことあるかも…
という気がする。

全然本筋と関係ない、おかみだって
その後2度と出てこない登場人物なのに。
強烈な既視感

なんだろー…
読んだことあるのかなー…
それとも、ディケンズあたりに似たような場面が
あったのかなー…

結局、やっぱり読んだことあるのかも、
と思いながら、
でも、確証もなく、読了。

こんな話なんだ。

ラスコーリニコフ、太宰か!
『人間失格』?
独白長いし。
ハムレットとか。
しかも、エピローグまできて
全然反省してなかったのか おまえ
というショーゲキ

解説の最後に

トルストイとドストエフスキーの両巨匠は、1960年代の
改革に浮かれ騒ぐ若い世代に、いかにも両者らしい
やり方で警告をあたえた。トルストイは『戦争と平和』で
ロシアのあるべき理想の姿を教え、ドストエフスキーは
『罪と罰』で人間の本性を忘れた理性だけによる改革が
人間を破滅させることを説いたのである。


なるほど。


[ドストエフスキー]  [罪と罰]  [工藤精一郎訳

Mon2016.05.30


愚者の連鎖 アナザーフェイス7 堂場瞬一

愚者の連鎖 アナザーフェイス7 堂場瞬一
文春文庫

2016.5.25

第一部 完全黙秘
第二部 自供の後
第三部 隠された過去


裏表紙より。

参事官の後山の指令で、完全黙秘を続ける連続窃盗犯の取り調べを
行うことになった刑事総務課の大友鉄。その沈黙に手こずる中、めったに
現場には来ないはずの後山と、事件担当の検事まで所轄に姿を現す。
背後にはいったい何が?異色のシングルファーザー刑事の活躍を描き
人気を博す「アナザーフェイス」シリーズ長編第七弾。


『罪と罰』の上巻が終わったところで気分転換

面白かった


[堂場瞬一]  [愚者の連鎖]  [アナザーフェイス7]  [どうばしゅんいち

Tue2016.05.17


あまたの星、宝冠のごとく ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 伊藤典夫・小野田和子訳

あまたの星、宝冠のごとく ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 伊藤典夫・小野田和子訳
ハヤカワ文庫SF

CROWN OF STARS
James Tiptree, Jr.

2016.5.16

アングリ降臨
悪魔、天国へいく

すべてこの世も天国も
ヤンキー・ドゥードゥル
いっしょに生きよう
昨夜も今夜も、また明日の夜も
もどれ、過去へもどれ
地球は蛇のごとくあらたに
死のさなかにも生きてあり
解説 銃口の先に何がある?/小谷真理


裏表紙より。

地球からの異星調査隊が不思議な共生生物と出会い深い関係を
結ぶ「いっしょに生きよう」、神の死の報を受け弔問に来た悪魔の
考えた天国再活性化計画が意外な展開を見せる「悪魔、天国へ行く」、
55年後の自分と2週間だけ入れ替わった男女が、驚愕の未来に
当惑する「もどれ、過去へもどれ」など、その生涯にわたってSF界を
驚かせ強い影響を与え続けて来た著者による、中期から晩年に
かけて執筆された円熟の10篇を収録。



◇ アングリ降臨
いまひとつオチがわからない…

◇ 悪魔、天国へいく
こちらも同じ。
よくわからないのは、キリスト教をちゃんとわかっていないから?

◇ 肉
えぐい…

◇ すべてこの世も天国も
『夏の夜の夢』みたいな楽しさ

◇ ヤンキー・ドゥードゥル
『ナイン・ストーリーズ(サリンジャー)』がちょっと浮かぶ。
近未来の設定?
でも、現実もこうなんだろうと思わせる。

◇ いっしょに生きよう
宇宙人が植物!
ファンシーなSF。

◇ 昨夜も今夜も、また明日の夜も
これも近未来、デストピア。

◇ もどれ、過去へもどれ
これは… ツラい…
一番容赦ないオチだった

◇ 地球は蛇のごとくあらたに
すごいスケールのお話。

◇ 死のさなかにも生きてあり
死後の世界って、こんな?

71歳で、寝たきりの夫(84)を射殺し、
直後に自身も銃で自殺。
元CIA。

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、もっと読みたい


[ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア]  [あまたの星、宝冠のごとく]  [伊藤典夫]  [小野田和子

Fri2016.05.13


邪眼 うまくいかない愛をめぐる4つの中篇 ジョイス・キャロル・オーツ 栩木玲子訳

邪眼 うまくいかない愛をめぐる4つの中篇 ジョイス・キャロル・オーツ 栩木玲子訳
河出書房新書

2016.5.12

邪眼
すぐそばにいつでもいつまでも
処刑
平床トレーラー
その後のジョイス・キャロル・オーツ――訳者あとがき


ジョイス・キャロル・オーツ、初… かな

不思議な味わいの短編集。
他の作品も読んでみますか


[ジョイス・キャロル・オーツ]  [邪眼]  [うまくいかない愛をめぐる4つの中篇]  [栩木玲子訳

Wed2016.05.11


ミレニアムミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上・下 スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳

ミレニアムミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上・下 スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳
ハヤカワ・ミステリ文庫

2016.5.8

第一部 廊下での間奏曲
      4月8日――4月12日
第二部 ハッカー共和国
      5月1日――5月22日
訳者あとがき
第三部 ディスククラッシュ
      5月27日――6月6日
解説  文芸評論家 池上冬樹


上巻・裏表紙より。

宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせるが、
自らも瀕死の状態に陥った。だが、二人とも病院に送られ、一命を
取りとめる。この事件は、ザラチェンコと深い関係を持つ闇の組織・
公安警察特別分析班の存在と、その秘密活動が明るみに出る危険
性をもたらした。危機感を募らせた元班長は班のメンバーを集め、
秘密を守る計画を立案する。その中には、リスベットの口を封じる
卑劣な方策も含まれていた。


下巻・裏表紙より。

リスベットは回復しつつあった。ミカエルは様々な罪を着せられていた
彼女を救うため、仲間を集めて行動を開始する。だが、特別分析班は、
班の秘密に関わる者たちの抹殺を始めた。一方ミカエルは病院内の
リスベットと密かに連絡を取り、有益な情報を得ようとする。そして、
特別分析班の実態を調べる公安警察と手を組み、巨大な陰謀の解明
に挑む。やがて始まるリスベットの裁判の行方は? 驚異のミステリ
三部作、ついに完結!


公安警察の人たちの名前が若干こんがらがって
流したけれど。
ブルムクヴィストとかホルゲル・パルムグレンとか
イェオリ・ニーストレムとか…
すっかり馴染んだなぁ
と感慨深い。

ニーダーマンのことは、すっかり忘れていた。
リスベットが釘打ち機で釘付けにしちゃうラストも。

でも何度読み返しても面白い
3で終わるのは惜しすぎる世界だから、
まったく別の作者の手で4が紡がれ、
さらに続編が期待できるのは
ほんとうにうれしい


[スティーグ・ラーソン]  [ミレニアム3]  [眠れる女と狂卓の騎士]  [ヘレンハルメ美穂]  [岩澤雅利

Sun2016.05.08


『罪と罰』を読まない 岸本佐知子 三浦しをん 吉田篤弘 吉田浩美

『罪と罰』を読まない 岸本佐知子 三浦しをん 吉田篤弘 吉田浩美
文藝春秋

2016.5.3

読まずに読む  吉田篤弘
読まない! 未読座談会・其の一
読むのかな… 未読座談会・其の二
読んだりして… 未読座談会・其の三
『罪と罰』登場人物紹介
記憶の謎と謎の影絵  吉田浩美
『罪と罰』あらすじ
読んだ! 読後座談会
読むのはじまり  三浦しをん


面白かった
そして、まんまと『罪と罰』を借りてしまった。
読むかなぁ…

『レ・ミゼラブル』は読んだことあるんだったかなぁ…


[『罪と罰』を読まない]  [岸本佐知子]  [三浦しをん]  [吉田篤弘]  [吉田浩美

Fri2016.05.06


片づけと整理のグッドアイディア集 柑成美緒

片づけと整理のグッドアイディア集 柑成美緒
WAVE出版

2016.5.4

はじめに
第1章 「片づけ」に本気で向き合う
 汚い部屋に住んでいた
 何が散らかっていたか
 どうして片づけられないのか
 片づけノート
 物の総量、目線
 すべての「持ち物」を書き出す
 数字で見えてきたこと
 捨てる決意
 2段階の分類法
 友だち目線
 行動パターンと収納場所
 使用頻度を考える
 散らかっている場所を見直す
 片づけの手始めは小さな場所から
 収納家具は素材をそろえる
 1年半かかった
第2章 買い物の掟
 とにかく買いすぎていた
 失敗を分析すると……
 「ほしい」と思ったら、その場メモ
 携帯メモにほしいものリスト
 「コンプレックス買い」をやめた
 春夏物は、5、6月に買う
 「つい買ってしまう値段」を知る
 デザインで冒険するときほど「いい物」を
 ボーダーは妥協しない
 己の性格を知るべし
 色と顔うつり
 太って着られなくなった服
 文房具は定番を決めてリピート
 「何かに使えるかも」で買わない
第3章 小さなアイディア
 続くアイディア、すたれるアイディア
 玄関とリビングにカーテンポケット
 「色」で分ける
 箱 in 棚ですぐに作れる収納スペース
 食器ふきんのしまい方
 ファイル in ファイル
 木の板で簡易板
 取っ手をチェンジしてみた
 野菜は新聞紙の保存袋に
 新聞広告とテープで
 グループ化で冷蔵庫がスッキリ
 リビングテーブル下に収納スペース
 家でも外でもトートバッグ
 乾物は見える化!
 洗濯ばさみを活用!
 お茶とカップは近くに
 読みかけの新聞・雑誌のしまい場所
 ベランダに小さな倉庫
 風呂敷は優等生
 箱のリメイク
 ラベリングいろいろ
 玄関フックは縦使い
 「とりあえず」の引き出し
 小さな物は、ざっくり片づけ
 実用書のしまい場所
 折り紙がヒットになったペーパーBOX
第4章 チクチク縫ってかわいい片づけ
 布屋さんは幸せの場所
 どこでもポケット
 収納カゴはアレンジ
 ソファとチェアにポケットつきカバー
 カラーゴムと平あやテープの結束バンド
 手作り巾着と手提げかばん
 穴あきトートでコード類をすっきり整理
 銀のペン、星のカーテン
第5章 プチDIY
 設計図をしっかり書いたら、ホームセンターへ
 基本の道具
 ネジは便利
 木枠のブロック箱
 真鍮のハンガーラック
 重ねるだけのキッチンラック
 家具の背面に棚をつけた
 文庫専用棚
 細長デスクは「SPF木材」を使って
 チューブでマガジンラック
おわりに


第2章 買い物の掟

買い物の失敗が、
ちらかりの
大きな原因だった。

とにかく買いすぎていた

「なんで買わないの!? こんなにかわいいのに!!」

買ったときが「思い」のピークなのです。


色々耳が痛い…


[柑成美緒]  [片づけと整理のグッドアイディア集]  [かんなりみお

Thu2016.05.05


レプリカたちの夜 一條次郎

レプリカたちの夜 一條次郎
新潮社

2016.4.30

新潮社HP・書籍詳細より。

「とにかくこの小説を世に出すべきだと思いました」
伊坂幸太郎激賞、圧倒的デビュー作。

動物のレプリカをつくる工場に勤める往本は、残業中の深夜、
動くシロクマを目撃する。だが野生のシロクマは、とうに絶滅
したはずだった――。不条理とペーソスの息づく小説世界、
卓越したユーモアと圧倒的筆力。
選考委員の伊坂幸太郎、貴志祐介、道尾秀介から絶賛を浴びた、
第二回新潮ミステリー大賞受賞作にして超問題作。



新潮ミステリー大賞受賞作
ミステリー大賞

『完全なる首長竜の日(乾緑郎)』や
映画『マイノリティ・リポート』、『未来世紀ブラジル』
あたりを彷彿させる世界。

途中、冗長すぎてくじけそうになったけれど
“ミステリー大賞”だから、なんらかの謎は解けるハズ、
と、がんばって読み通したのに…

やっぱりSF。
哲学的に深いことを語っているようなところもあるけれど。
シュールさがちょっと嫌な感じ。

そして、ミステリー大賞…?

『うそつき、うそつき(清水杜氏彦)』もそうだったけれど、
なんでミステリーなんだ…


[一條次郎]  [レプリカたちの夜]  [いちじょうじろう

Mon2016.05.02


吉野朔実 逝去

吉野朔実 逝去
享年57歳

吉野朔実さんが、4月20日、亡くなりました。
享年57歳。

『少年は荒野をめざす』、『いたいけな瞳』…
最近なにを描いているか全然知らないけれど。
好きだったのにな…
ショック…

57か… 早すぎる…

ご冥福をお祈りします。


[吉野朔実]  [よしのさくみ]  [少年は荒野をめざす