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Thu2015.04.30


片眼の猿 One‐eyed monkeys 道尾秀介

片眼の猿 One‐eyed monkeys 道尾秀介
新潮文庫

2015.4.28

1 どうして犬は
2 新しい友達
3 可愛いと思う
4 何でもやるのね
5 拭けない場所がある
6 ローズ・フラット
7 大きさだけが違っている
8 口は災いの元
9 美術部に移れば
10 トウヘイの技
11 ハートのキング
12 ジョーカーとスペードのエース
13 ダイアのクィーン
14 どんな基準で
15 トウヘイのクイズ
16 眼のサイズ
17 穴のあいた招き猫
18 目立つもんで
19 何かに巻き込まれた
20 禁じ手
21 どうして答えない
22 お別れ会
23 深海魚の話
24 僕は見ていました
25 叫びは急速に遠のいて
26 信ずる者は救われる
27 ○○○○って
28 細かいことはあとで
29 殴られっぱなしは嫌
30 ものすごい顔ぶれ
31 ねじくれた感情
32 姿かたちとそぐわない物
33 片眼の猿
34 ジョーカーの正体
35 我慢の限界はいとも容易く
36 大きなお世話
37 愚者
解説  佐々木敦


裏表紙より。

盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は
産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼で
ライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。
同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に
迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは
否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして……。
ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。



これもほとんど覚えていなかった
とくに、オチ(と言っていいんだろうか)の部分。
その伏線のためにひねり出したようなお話…
という感もある…


[道尾秀介]  [片眼の猿]  [One‐eyed]  [monkeys]  [みちおしゅうすけ

Wed2015.04.29


ソロモンの犬 道尾秀介

ソロモンの犬 道尾秀介
文春文庫

2015.4.27

一章
二章
三章
四章
五章
終章
エピローグ
解説  瀧井朝世


裏表紙より。

秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、
まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての
事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた
秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。
そして予想不可能の結末が……。青春の滑稽さ、悲しみを
鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。


ほんとに覚えてないなー…
こんなに覚えていないものなんだろうか…
三途の川って…

ちょっと陽介くん死に損

『透明カメレオン』に“ブロッコリーみたいな頭”が出てくるけれど。
間宮先生もそうみたい。
お気に入りなのね。


[道尾秀介]  [ソロモンの犬]  [みちおしゅうすけ

Mon2015.04.27


営繕かるかや怪異譚 小野不由美

営繕かるかや怪異譚 小野不由美
角川書店

2015.4.26

奥庭より
屋根裏に
雨の鈴
異形のひと
潮満ちの井戸
檻の外


『屍鬼』以来、久しぶりの小野不由美。
いや、読んでいるかもしれないけれど^^;

中庭越しの座敷に“住む”女性のために、
奥庭に出やすい窓を作り、手水を設える。
死の予告となる喪服の女性が、庭を通り抜けて行くよう、
垣根と木戸を作る。
ガレージで死んだ子どもが、自分で逃げられるよう、
ガレージのシャッターを格子の扉に変える。

そこにいる異形のものを祓ったり退治したりするのではなく、
障らないようにする。
そんな解決方法もあるんだな

怪異自体は怖いけれど、結末が穏やかなので
後味は悪くない。
尾端(おばな)の仕事をもっと読みたい

小野不由美いいな。
『十二国記』シリーズ、行ってみよう


[小野不由美]  [営繕かるかや怪異譚]  [おのふゆみ

Sun2015.04.26


鬼の跫音 道尾秀介

鬼の跫音 道尾秀介
角川文庫

2015.4.24

鈴虫
犭(ケモノ)
よいぎつね
箱詰めの文字
冬の鬼
悪意の顔
解説  京極夏彦


裏表紙より。

刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。家族を惨殺した
猟奇殺人犯が残した不可解な単語は哀しい事件の真相を示しており……
(「犭(ケモノ)」)。同級生のひどい攻撃に怯えて毎日を送る僕は、ある女の
人と出会う。彼女が持つ、何でも中に入れられる不思議なキャンバス。
僕はその中に恐怖心を取って欲しいと頼むが……(「悪意の顔」)。
心の「鬼」に捕らわれた男女が迎える予想外の終局とは。驚愕必至の衝撃作!
解説・京極夏彦


最初に読んだ道尾秀介が『鬼の跫音』。
「鈴虫」を読み終わった後のショーゲキといったら…
ショーゲキ受けたわりに、ほとんど忘れてますが

「悪意の顔」のオチ、最初に読んだときにわかったんだっけ?
今回、女の人が自殺したんだと思ってしまい、しばらくして、
いやいや、自殺したら床板の下から死体で発見されないでしょー
と気づき。
読み返してわかった。
コワイ

「犭(ケモノ) 」の一節が印象的。

…(略)… しかしそのケモノは、べつに珍しいものではない。
昔もいまも、誰の胸にだって棲みついているものなのだ。それは
人間の胸の底で、いつも胎児のように身体を丸めて息づきながら、
成長せずに寿命を終えるのをじっと待っている。ただ、ときおり
その口許に、不運という餌が落とし込まれてしまう。ケモノは
ぱっちりと目をひらき、その餌を齧り、齧り、齧り、齧り、全身に
黒い毛を生やし、ついには四つ足で立ち上がる力を身につけて
しまう。


そして、解説が京極夏彦
『背の眼』はどう思ったのかな…


[道尾秀介]  [鬼の跫音]  [みちおしゅうすけ

Wed2015.04.22


プリズンホテル 1 夏 浅田次郎

プリズンホテル 1 夏 浅田次郎
集英社文庫

2015.4.20

1 「おめえでさえ世間様から
  先生なんて呼ばれるんだぜ。
  この俺がリゾート ホテルのひとつやふたつ
  ブッ建てたって、何のフシギもあるめえ」
   ――仲蔵親分は偏屈な小説家に向って言った。

2 「これから旅に出る。
  一緒に行きたかったら上野駅の翼の像の前に来い。
  十時から十分間だけ待つ」
   ――偏屈な小説家はテレ・メッセージを入れた。

3 「おいてめえら。
  こちらがこんど、うちのオヤジさんの肝煎りで
  ホテルを仕切ることになった支配人さんだ。
  挨拶しとけよ」
   ――番頭は湯上りの客に向って言った。

4 「どうも妙だ。
  おい志保、そのホテルは本当に大丈夫なんだろうな。
  変わったことがなければ良いが……」
   ――若林隆明氏は夫人に向って言った。

5 「当ホテルにいったんゲソつけられた
  お客人は身内も同然、
  誠心誠意、 命がけで尽くさせていただきやす」
   ――番頭は拳を突いて言った。

6 「業務連絡!
  ただいま親分がご到着されました。
  全従業員、業界関係者、
  ならびに任侠団体客は
  ただちにロビーに集合して下さい」
   ――荒くれただみ声が、全館に流れた。

7 「静かな部屋……あいてますか。
  それから、酒と、食事も……」
   ――目のすわった家族連れが真夜中の玄関に立った。

8 「あいにく、代紋ちがいのにいさんがたに、
  問われて名乗れる身分じゃござんせん。
  わけあって旅かけておりやすんで」
   ――湯煙の中で、謎の旅人は重たい口を開いた。

9 「誰か覗いてるよ……
  おじさん、やっぱり見てるよ、ほら」
   ――偏屈な小説家は露天風呂の竹囲いを、おそるおそる指さした。

10 「上の者が白いと言やあ、
  黒いカラスも白いのがあっしらの渡世です。
  支配人をないがしろにすれァ、
  指の一本や二本とぶのァ当りめえのこって」
   ――番頭は支配人に言いきかせるように呟いた。

11 「おめーらマジかよ。
  この山ン中に落ち着くだとー。信じらんねーよなー。
  これじゃネンショーにでも行ってた方が、
  まだマシだぜ」
   ――暴走族は父親に向って言った。

12 「シャバに出てきてみたら、代紋が
  なくなっちまってましてね。まったく何のために
  懲役かけたんだかわかりゃしません。
  笑い話ですわ」
   ――謎の旅人は自らを嘲るように言った。

13 「嵐ノ夜ニハ、ゴースト出ルネ。
  首吊ッテ死ンダ、元ノオーナート家族ノ幽霊。
  サッキモ、……三階ノ廊下ヲ
  歩イテ行ッタノ」
   ――仲居は銀の十字架を憟わせた。

14 「よく見ろ。カワサキって書いてあるだろう。
  一九六六年製カワサキW1。
  OHVバーチカルツインエンジンを搭載した
  伝説の名車だ」
   ――シートの下から姿を現したバイクに、暴走族は目をみはった。

15 「ねえ、旦那さん、成仏するなんて
  かてえことおっしゃらずに、ずっとここに
  いらして下さいな」
   ――板長はそう言ってみごとな会席膳を勧めた。

16 「おお、とったろうじゃねえか。
  ヘタ売っての懲役じゃ、てめえも返り討ちに
  あった方がましだろ。死ねや」
   ――旅人はリボルバーの銃口を刺客の喉元に押しこんだ。

17 「もしや、七代前に誰かが坊主でも
  殺しゃしなかったかな」
   ――偏屈な小説家はふいに怖ろしいことを言った。

あとがき
解説  草野満代


裏表紙より。

極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。
たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が
温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待された
そのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」
と呼ぶ――。熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家……
不思議な宿につどう奇妙な人々がくりひろげる、笑いと涙の
スペシャル・ツアーへようこそ。


浅田次郎か…
と思って読み始めたけれど、面白い
通勤電車でまんまと泣いちゃったし

ただ…
孝之介がやたら女の人を殴ったり罵倒したりするのがイヤだ
かわいそうな子どもだったからってことなんだろうけれど、
殴るなら自分より強いヤツに向かえ!

浅田次郎って、こんなお話書くんだ…

続きが楽しみ


[浅田次郎]  [プリズンホテル]  [1]  []  [あさだじろう

Tue2015.04.21


ソロモンの偽証 第Ⅲ部 法廷 (上) 宮部みゆき

ソロモンの偽証 第Ⅲ部 法廷 (上) 宮部みゆき
新潮文庫

2015.4.7

学校内裁判関係者人物相関図
ソロモンの偽証 第Ⅲ部 法廷


裏表紙より。

空想です――。弁護人・神原和彦は高らかに宣言する。
大出俊次が柏木卓也を殺害した根拠は何もない、と。
城東第三中学校は“問題児”というレッテルから空想を作り出し、
彼をスケープゴートにしたのだ、と。対する検事・藤野涼子は
事件の目撃者にして告発状の差出人、三宅樹理を証人出廷
させる。あの日、クリスマスイヴの夜、屋上で何があったのか。
白熱の裁判は、事件の核心に触れる。



[宮部みゆき]  [ソロモンの偽証]  [第Ⅲ部]  [法廷]  [(上)]  [みやべみゆき

Mon2015.04.20


透明カメレオン 道尾秀介

透明カメレオン 道尾秀介
角川書店

2014.4.

第一章
第二章
第三章
第四章
第五章


読売新聞3月24日文芸欄に、道尾秀介のインタビューが。

「これが最高傑作です。どんな人にも楽しんでもらえるものが書けました」

そーなんだ…

さすが道尾秀介
最後にくるりと世界がひっくり返る。
涙腺がゆるいので、最後の最後に涙

途中はちょっとこじつけというか、無理な運びが気になる。
とくに、紫陽花を「しようか」って、ひどすぎる…
漢字で紫陽花って知らなくても、ガイドブックの写真を見たら、
「あじさい」って思うはず。

これが最高傑作なんて言わずに、がんばれ道尾秀介
デビュー10周年なんだ…


[道尾秀介]  [透明カメレオン]  [みちおしゅうすけ

Sun2015.04.19


虹の歯ブラシ 上木らいち発散 早坂吝

虹の歯ブラシ 上木らいち発散 早坂吝
講談社ノベルス

2015.4.16

紫は移ろいゆくものの色
藍は世界中のジーンズを染めている色
青は海とマニキュアの色
緑は推理小説御用達の色
黄はお金の匂いの色
橙は???の色
赤は上木らいち自身の色


裏表紙より。

上木らいちは様々な客と援交している高校生で、名探偵でもある。
殺人現場に残された12枚の遺体のカラーコピー、密室内で腕を
切断され殺された教祖、隣人のストーカーによる盲点をつく手口――
数々の難事件を自由奔放に解決するらいち。その驚くべき秘密が
明かされる時、本格ミステリはまた新たな扉を開く!
さらに過激で、さらに斬新な、傑作誕生!!



うーん…
よくわからん…
最後はSF?

一番気になったのは、緑の章冒頭。
らいちがシャワーから出た後、
鏡の前でポーズを取り、ドライヤーをかけ、下着を着け…
やっと化粧水をつけるというシーン。
シャワーから出たら、まず化粧水つけた方がいいよ


[早坂吝]  [虹の歯ブラシ]  [上木らいち発散]  [はやさかやぶさか

Sat2015.04.18


壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課 堂場 瞬一

壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課 堂場 瞬一
講談社文庫

2015.4.15

第一章 暴走
第二章 失踪
第三章 怒り
第四章 衝動


裏表紙より。

私は今、刑事ではない。被害者の心に寄り添い、傷が癒えるのを助ける。
正解も終わりもない仕事。だが、私だからこそしなければならない仕事――。
月曜日の朝、通学児童の列に暴走車が突っこんだ。死傷者多数、残された
家族たち。犯人確保もつかのま、事件は思いもかけない様相を見せ始める。
<文庫書下ろし>


犯罪被害者支援課、というのが目新しいけれど、
事件もその真相も犯人も、すべてがぼんやりしている感じ。
感情移入できる登場人物がいなかった…

主人公の村野秋生(あきお)の「事情」がなかなか
明かされないのも、ちょっと引っ張りすぎか。

第2弾がありそうな感じ。
シリーズ化されてこなれてくると魅力が出てくるか…


[堂場]  [瞬一]  [壊れる心]  [警視庁犯罪被害者支援課]  [どうばしゅんいち

Mon2015.04.06


ソロモンの偽証 第Ⅱ部 決意 (下) 宮部みゆき

ソロモンの偽証 第Ⅱ部 決意 (下) 宮部みゆき
新潮文庫

2015.3.15

学校内裁判関係者人物相関図
ソロモンの偽証 第Ⅱ部 決意


裏表紙より。

いよいよ動き出した「学校内裁判」。検事となった藤野涼子は、
大出俊次の“殺人”を立証するため、関係者への聴取に奔走
する。一方、弁護を担当する他校生、神原和彦は鮮やかな
手腕で証言、証拠を集め、“無罪”獲得に向けた布石を着々と
打っていく。次第に明らかになる柏木卓也の素顔。繰り広げられる
検事と弁護人の熱戦。そして、告発状を書いた少女が遂に……。
夏。開廷の日は近い。



[宮部みゆき]  [ソロモンの偽証]  [第Ⅱ部]  [決意]  [(下)]  [みやべみゆき

Sun2015.04.05


英雄の書 上・下 宮部みゆき

英雄の書 上・下 宮部みゆき
新潮文庫

2015.4.1

上巻
 <念歌>あるいは<黄衣(こうい)の王の忌歌(きか)>
 プロローグ 破獄(はごく)
 第一章 壊(こわ)れてしまった大切なもの
 第二章 世捨て人の図書館
 第三章 “無名の地”
 第四章 咎(とが)の大輪(たいりん)
 第五章 追跡(ついせき)の始まり
 第六章 事件の内側(うちがわ)
 第七章 囚(とら)われの姫君(ひめぎみ)と白馬の騎士(きし)

下巻
 第八章 灰の男
 第九章 憎悪(ぞうお)と恐怖(きょうふ)の国
 第十章 手がかりを追って
 第十一章 告白
 第十二章 大迷宮(めいきゅう)
 第十三章 再会
 第十四章 真実
 エピローグ
 初刊時あとがき
 解説  縄田一男


上巻・裏表紙より。

森崎友理子は小学五年生。ある日、中学生の兄・大樹(ひろき)が
同級生を殺傷し、失踪するという事件が起きた。兄の身を心配する妹は、
彼の部屋で不思議な声を聞く。「ヒロキは『エルムの書』に触れたため、
“英雄”に憑かれてしまった」。大叔父の別荘から彼が持ち出した赤い本が
そう囁いていた。友理子は兄を救い出すべくたった一人で、英雄が封印
されていた“無名の地”へと果敢に旅立った。


下巻・裏表紙より。

友理子は“印を戴く者(オルキャスト)”ユーリとなり、額の印に魔力を授かって
無名の地から帰還した。兄を探して、彼女が次に向ったのは『エルムの書』
発祥の地ヘイトランドだった。従者として連れ帰った無名僧ソラ、魔法でネズミに
化身した赤い本アジュ、謎の“狼”アッシュも同行するが、旅先では幾つもの
試練が待ち受けていた――。苛酷な冒険の果て、ユーリが知らされる驚愕の
真実と本当の使命とは?


『英雄の書』、再読なのにほとんど覚えていない
無名僧のソラってたしか…
と思いつつ、展開もオチもまったく見えず…

狼の“灰の男”、
好きなコミックの登場人物の名前でもあるから、
って、ユーリがアッシュと呼ぶようになったんだ
アッシュ・リンクスとは大分様子が違うけど…

そして最後にユーリは狼を継ぐことになり。
『悲嘆の門』にアッシュと出てくるのか。

でも、結局、大樹が同級生を死傷させた事件は
解決しなくていいのか?

それを書いたら、また別の1冊くらいになりそうだけれど、
中学生の殺人って、放置するには重すぎる…


[宮部みゆき]  [英雄の書]  [みやべみゆき

Sat2015.04.04


逢魔 唯川恵

逢魔 唯川恵
新潮社

2015.3.28

朱夏は濡れゆく  牡丹燈籠
蠱惑する指    番町皿屋敷
陶酔の舌     蛇性の婬
漆黒の闇は報いる  怪猫伝
悪夢の甘き唇   ろくろ首
無垢なる陰獣   四谷怪談
真白き乳房    山姥
白鷺は夜に狂う  六条御息所


帯より。

女の答えは、すべて
ホトにございます。

古典の名作に、濡れ尽くしのエロスを捧げ、到達した官能の極み。

美しく、艶めかしく、
そして、とてつもなく
怖ろしい奇譚集。


…そんなに怖くはなかった
官能時代小説?
学校では教えられない古典のお勉強^^*

四谷怪談の伊右衛門が、素直にいいヒトなのがちょっと意外。
でも素敵。


[唯川恵]  [逢魔]  [ゆいかわけい