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Thu2014.05.29


スペ-ドの3 朝井リョウ

スペ-ドの3 朝井リョウ
講談社

2014.5.26

第1章 スペードの3
第2章 ハートの2
第3章 ダイヤのエース


帯より。

待ってたって、「革命」なんて起きないから。

ダークな朝井リョウがここにある。

ミュージカル女優のファンクラブまとめ役という地位にしがみついている美知代。
地味で冴えないむつ美。かつての栄光は見る影もない女優のつかさ。


ダークな… かな。
朝井リョウなのに、どろっとした負の感触。
特に、小・中のヒエラルキーとかいじめの話は読むのが苦しい…
でも、そこは朝井リョウ。
それぞれに救いが用意されている。

やっぱり宝塚のスターさんって、退団した後大変だよね…
って、どうして朝井リョウはわかるんだ


[朝井リョウ]  [スペ-ドの3]  [あさいりょう

Sat2014.05.17


さくら 西加奈子

さくら 西加奈子
小学館文庫

2014.5.16

はじまりの章
第2章
第3章
第4章
第5章
おわりの章
解説 松田哲夫


裏表紙より。

 ヒーローだった兄ちゃんは、二十歳四か月で死んだ。 超美形の妹・美貴は、
内に籠もった。母は肥満化し、酒に溺れた。僕も実家を離れ、東京の大学に
入った。あとは、見つけてきたときに尻尾にピンク色の花びらをつけていたこと
から「サクラ」と名付けられた十二歳の老犬が一匹だけ。そんな一家の灯火が
消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、実家に帰った。「年末、家に
帰ります。おとうさん」。 僕の手には、スーパーのチラシの裏に薄い鉛筆文字で
書かれた家出した父からの手紙が握られていた――
春の訪れとともに読みたくなるロングセラー作品。



読み終わって思ったのは、
直球どストライク

物語は兄の死ではなく、家出した父から手紙がきて、実家に帰省するところから
始まり、2章から、兄、自分、妹の誕生からの回想が始まる。

シスコンの兄弟とブラコン(長兄に)の妹。
お兄ちゃんはすべてにおいて完璧で。
妹は外見は完ぺきでも性格は破壊的。

子ども時代のエピソードは、なかなか楽しい。
ミキにsexについて語るお母さんもとっても素敵。

だから、5章が
兄ちゃんが事故にあったのは、その年の夏だった。
で始まったとき、
あぁ… きたか、と思った。

けれど、兄ちゃんは事故で死んでしまうわけじゃなかった。
タクシーにはねられて、下半身麻痺、顔半分はつぶれ、ことばも不明瞭…

なんでこんな目にあわせるの?
ただ殺すだけじゃダメなの?
あっさり事故死しちゃ、その後家族がバラバラにならないから?
でも、
この体で、また年を越すのが辛いです。ギブアップ
って…
しかも、妹が誕生日にプレゼントしてくれた犬の鎖使ってなんて…

なぜそこまで…

神様のくだりがどういうことなのか、さっぱりわからない。
だから、

「打たれへん。」

違うよ兄ちゃん。神様はいつだって、打てないボールなんて投げてこなかった。
ボールを投げ続けていたのは、僕らだったんだ。


という物語の収束が、どういうことなのか全然わからない

ミキが、もし好きな人ができたら、さっさと告白して子どもを作って…
と、涙ながらにお兄ちゃんからの卒業を宣言するのに、
その相手が、男性になった薫さん、ってほのめかされてるのもなぁ。
いや、薫さんはカッコいいのだけれど。
だったらミキに「好きな人の子ども作る」なんて、言わせなきゃいいのに…

という感じで、5章からは何がいいたいのか、よくわからなくなりましたが。
それでも、読後に浮かんだのは、
直球どストライク

西加奈子、もう1冊くらいいっとく?


[西加奈子]  [さくら]  [にしかなこ

Mon2014.05.12


オー!ファーザー 伊坂幸太郎

オー!ファーザー 伊坂幸太郎
新潮社

2014.5.11


岡田将生が主演?
4人いる父親の誰か?
… じゃ、若過ぎか。
でも、主人公って、高校生じゃなかったっけ?
ゆとりの国の王子が、高校生?

結構覚えているのではないかと思って読み始め
… 大して覚えていないことを痛感

富田林の件は覚えていたけれど。
事件とかナゾとかはさっぱり

富田林さんがオレオレ詐欺に引っかかって、
その犯人が結局わからないままなんだけれど
… いいのかな…


[伊坂幸太郎]  [オー!ファーザー]  [いさかこうたろう

Sun2014.05.11


まほろ駅前多田便利軒 三浦しをん

まほろ駅前多田便利軒 三浦しをん
文春文庫

2014.5.7

〇 曽根田のばあちゃん、予言する
一 多田便利軒、繁盛中
二 行天には、謎がある
三 働く車は、満身創痍
四 走れ、便利屋
四・五 曽根田のばあちゃん、再び予言する
五 事実は、ひとつ
六 あのバス停で、また会おう
解説・鴻巣友季子


そーか。こんなに早々に
(と言っても、『便利軒』の最後の最後だけれど)
多田は行天に、結婚生活と子どもを失った理由を
ぶちまけていたんだ…

『協奏曲』を読んでいるとき、どんな事情があったんだろう…
って思っていた私… とっくに読んでたね。

ほんとにね、私の脳みそはどうなってるのかね…

文庫本、表紙が瑛太と龍平。
見たくない…
このキャストを絶賛する方が多数かもしれないけれど。
私の中では、多田はもっと無骨というか…
強いて言うなら、龍平が短髪で多田をやった方が…
「なんじゃこりゃあ!」
「それ、だれの真似?全然似てない」
って、息子が真似してた方がよくない?
(息子だから、似てないって突っ込むのか…)
行天!
行天はもっとかわいい顔じゃないと。
行天似のはるちゃん、かわいそう…

星君は誰がやったんだろー…


[三浦しをん]  [まほろ駅前多田便利軒]  [みうらしをん

Sat2014.05.10


通天閣 西加奈子

通天閣 西加奈子
筑摩書房

2014.5.10


筑摩書房のHPより。

どうしようもない人々が醸し出す、得体の知れないエネルギーが溢れている
大阪ミナミ。社会の底辺でうごめく人々の愚かなる振る舞いや、おかしな
言動が町を彩っている。主人公は、夢を失いつつ町工場で働く中年男と
恋人に見捨てられそうになりながらスナックで働く若い女。八方ふさがりに
見える二人は、周りの喧噪をよそに、さらに追い込まれていく。ところが、
冬のある夜、通天閣を舞台に起こった大騒動が二人の運命を変えることに…。


… 二人の運命を変えた… の… か…?
でも、雪ちゃんだとは思わなんだ。
読後感はなかなかいい感じ

2007年の織田作之助賞受賞作。

巻末の西加奈子の略歴に、

1977年、テヘランで生まれ、エジプトで育った。
その後、大阪で生活してきた。関西大学法学部卒業。
2004年『あおい』(小学館)でデビュー、
05年、『さくら』(小学館)が大ベストセラーになる。


とある。
『さくら』?
… 知らんなぁ…(多分
借りてみよう。


[西加奈子]  [通天閣]  [にしかなこ

Wed2014.05.07


魔王 伊坂幸太郎

魔王 伊坂幸太郎
講談社文庫

2014.5.6

魔王
呼吸
文庫あとがき
解説 斎藤美奈子


『魔王』はあまり好きじゃない…
という感想も、今読み直したら変わるかなと思い、再読。

やっぱり怖い。

文庫あとがきに、

この物語の中には、ファシズムや憲法、国民投票などが出てきますが、
それらはテーマではなく、そういったことに関する特定のメッセージも
含んでいません。


とあるけれど。

国民は、犬養の思うがままに誘導される。説明もないのに、いいように解釈して、
物分かりが良く、いつの間にか、とんでもないところに誘導される。
『まだ大丈夫、まだ大丈夫』『仕方がないよ、こんな状況なんだし』なんて
思っているうちに、とんでもないことになる。


とか。

この国の人間はさ、怒り続けたり、反対し続けるのが苦手なんだ
…(略)…
初回は大騒ぎでも、二度目以降は興味なし、ってことだよ。
消費税導入の時も…(略)…
どんなものだって、最初はみんな、注目して、マスコミも騒ぐ。
ただ、それが一度、通過すると二度目以降は途端に、トーンが下がる。
飽きたとも、白けたとも違う。『もういいじゃないか、そのお祭りは
すでにやったじゃないか』っていう、疲労まじりの軽蔑が漂うんだ


とか。
もう10年近く前に書かれているのに、今の日本は
やっぱり(自分も含めて)こんな感じ。
特に、『まだ大丈夫、まだ大丈夫』と自分自身に言い聞かせているうちに、
とんでもないことになってしまう恐怖。

怖い本です…

潤也が何をするかは、『モダンタイムス』にいくのか…


[伊坂幸太郎]  [魔王]  [いさかこうたろう

Mon2014.05.05


渡辺淳一 逝去

渡辺淳一 逝去
享年80歳

2014.05.05


渡辺淳一さんが4月30日、前立腺がんのため亡くなりました。
享年80歳。
80歳…

ご冥福をお祈りします。


[渡辺淳一]  [逝去]  [わたなべじゅんいち

Sat2014.05.03


まほろ駅前狂騒曲 三浦しをん

まほろ駅前狂騒曲 三浦しをん
文藝春秋

2014.5.1

多田と行天がいれば、なにもいらない
まほろ… の世界にどっぷり浸れる幸せ。
あぁ、読み終わってしまった…
もう一度、読み返せばいいのか

しかし、多田の恋愛事情が前進するとは…

次は行天探偵事務所か。
楽しみ


[三浦しをん]  [まほろ駅前狂騒曲]  [みうらしをん

Fri2014.05.02


舞台 西加奈子

舞台 西加奈子
講談社

2014.4.30


帯より。

生きているだけで恥ずかしい――。
自意識過剰な青年の、
馬鹿馬鹿しくも切ない魂のドラマ!



ヒリヒリするむきだしの自意識。
思考が空回りし躁鬱がひどくなりどんどん壊れていく葉太
彷徨っている舞台がNYじゃなかったら、途中でやめたかも

で。結果、面白かった


[西加奈子]  [舞台]  [にしかなこ