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Tue2014.04.29


君のいた日々 藤野千夜

君のいた日々 藤野千夜
角川春樹事務所

2014.4.26

第一章 泣きおやじ 春生(一)
第二章 うなぎ 久里子(一)
第三章 季節のそば 春生(二)
第四章 浅草参り 久里子(二)
第五章 駅弁祭り 春生(三)
第六章 しゃぶしゃぶ 久里子(三)
第七章 追分だんご 久里子と春生


帯より。

大切なひとをなくした人へ、
そして、今、大切なひとがいる人へ
<妻を失った夫>と<夫を失った妻>の、
それぞれの世界から紡ぐ
究極の夫婦愛。

人生の愛しさを描き切った描き下ろし長編


表紙の漫画チックなイラストもあって、なんとなく
木皿泉の『昨夜のカレー、明日のパン』くらいの
若夫婦の物語かと思いきや。

春生(はるお)は去年、妻をなくした。
病気で。
本当にあっという間に亡くなってしまった。
というような軽い言い方は、今年もう五十歳になった自分には、


50歳
中学の同級生で、夫婦そろって50歳
この表紙はなんなんだ
若夫婦じゃなくてお母さんと息子か

ひたすら妻を愛する夫と、ひたすら夫を愛する妻と。
何回生まれ変わっても、俺、また久里子と結婚する。決めた。約束する
と言い切る春生がかわいい。
こんな夫婦、いるのかなー。
表紙の雰囲気そのままの、ふわふわした物語。
でも、ときどき鋭い
いい感じに終わった。

小豆島のそうめん工場が出てくる、図書館ですごい順番待ちの本て…
『八日目の蝉』(角田光代)…?


[藤野千夜]  [君のいた日々]  [ふじのちや

Mon2014.04.28


パインズ――美しい地獄―― ブレイク・クラウチ 東野さやか訳

パインズ――美しい地獄―― ブレイク・クラウチ 東野さやか訳
ハヤカワ文庫

PINES
Blake Crouch

2014.4.24


裏表紙より。

川沿いの芝生で目覚めた男は所持品の大半を失い、自分の名さえ思い出せない。
しかも全身がやけに痛む。事故にでも遭ったのか……。やがて病院で記憶を回復し、
みずからが捜査官だと思い出した男は、町の保安官や住民に助けを求めた。
だが、この美しい町パインズはどこか狂っていた。住民は男が町から出ようとするのを
執拗に阻み続け、外部との連絡にも必ず邪魔が入る――絶対予測不能の衝撃のラスト!
大型映像化決定


『ツイン・ピークス』が引き合いに出され、
著者あとがきでも、
『パインズ――美しい地獄――』は、『ツイン・ピークス』のような気持ちに
させてくれる作品を生み出すための二十年にわたる努力の集大成だ。
…(略)… あのドラマと同じ興奮を味わわせる作品だとか言うつもりはない。

とあったら、一応著者の謙遜は入っているものの、期待大

… 『猿の惑星』か…

美しい小さな町に隠されたどす黒さ、というのがいまひとつ
腑に落ちない。
町を出ようとした人に対する人々の熱狂は、唐突すぎるし、
生理的に受け入れがたい。
3部作というから、お付き合いしてみましょう


[ブレイク・クラウチ]  [パインズ――美しい地獄――]  [東野さやか

Sun2014.04.27


ナイン・ドラゴンズ マイクル・コナリー 古沢嘉通訳

ナイン・ドラゴンズ マイクル・コナリー 古沢嘉通訳
講談社文庫

NINE DRAGONS
Michael Connelly

2014.4.23

第一部 殺人事件特捜班
第二部 一日三十九時間
第三部 保護し、奉仕するために
訳者あとがき


裏表紙より。

(上)
かつて暴動が起きたエリアで酒店を営む中国人が銃殺された。
ロス市警本部殺人事件特捜班のボッシュは、事件の背後に中国系
犯罪組織・三合会(トライアッド)が存在することをつきとめる。
報復を恐れず追うボッシュの前に現れる強力な容疑者。その身柄を
拘束した直後、香港に住むボッシュの娘が監禁されている映像が届く。

(下)
娘を助け出すべく香港に飛んだボッシュは、前妻と彼女の同僚の力を
借りて街中を血眼で探し回る。監禁映像の背景にあったのは九龍半島の
繁華街、尖沙咀であることが判明。しかしボッシュの人生最大にして、
最悪の悲劇が起こる。娘は救えるのか?裏で糸を引いているのは誰だ。
コナリー作品、成熟の極み!


チャイニーズマフィアは、ただの目くらまし。
わかってみたら、偶然が重なった意外と小さな事件。
元妻のエレノアもあっさりと殺されて、
すべてはボッシュの人生に娘を加えるためのお話…
と、いう見方もできますが、ハリー・ボッシュ、カッコいい

なぜエレノアが殺されなくちゃいけないのかは、
腑に落ちないけれど…


[マイクル・コナリー]  [ナイン・ドラゴンズ]  [古沢嘉通

Mon2014.04.21


パラレルワールド・ラブストーリー 東野圭吾

パラレルワールド・ラブストーリー 東野圭吾
講談社文庫

2014.4.20

序章
第一章 違和感
第二章 胸騒ぎ
第三章 喪失
第四章 矛盾
第五章 混乱
第六章 自覚
第七章 形跡
第八章 証拠
第九章 覚醒
第十章 帰還
解説 新井素子 


裏表紙より。

親友の恋人は、かつて自分が一目惚れした女性だった。
嫉妬に苦しむ敦賀崇史。ところがある日の朝、目を覚ますと
彼女は自分の恋人として隣にいた。混乱する崇史。
どちらが現実なのか?
――存在する二つの「世界」と、消えない二つの「記憶」。
交わることのない世界の中で、恋と友情は翻弄されていく。



… という話ではないと思うのですが…

物語は、併走する山手線と京浜東北線の窓越しのエピソード
で始まる。
パラレルワールド… 並行世界… 山手線と京浜東北線のように、
すぐそこにあるのに、交わらない世界。
… でのラブストーリーだと思うじゃないですか。
東野圭吾にSFを期待してはいけない… と思いつつも、
解説新井素子だし、ちょっと期待
… しちゃった

並行世界ではなく、記憶の改変。
岡嶋二人(というか井上夢人?)や宮部みゆき…
よりも、『トータルリコール』か。

フィリップ・K・ディックといえば、円城塔が
伊藤計劃に次いで、P・K・ディック賞を受賞したそうで。
おめでたい

東野圭吾、次は面白いのに当たりますように…


[東野圭吾]  [パラレルワールド・ラブストーリー]  [ひがしのけいご

Sun2014.04.13


チルドレン 伊坂幸太郎

チルドレン 伊坂幸太郎
講談社

2014.4.10

バンク
チルドレン
レトリーバー
チルドレンⅡ
イン


『首折り男のための協奏曲』、『ラッシュライフ』ときて『チルドレン』。
何回か読んでいるハズなのに、相変わらずウロ覚え

講談社のHPより。

こういう奇跡もあるんじゃないか?まっとうさの「力」は、まだ有効かもしれない。
信じること、優しいこと、怒ること。それが報いられた瞬間の輝き。ばかばかしくて
恰好よい、ファニーな「五つの奇跡」の物語。

吉川英治文学新人賞作家、会心の受賞第1作!

短編集のふりをした長編小説です。帯のどこかに“短編集”とあっても信じないでください。
伊坂幸太郎

2005年本屋大賞 入賞作


何故『首折り男のための協奏曲』の後に、『ラッシュライフ』と
『チルドレン』を読み返さなくちゃと思ったのだったか…
『チルドレン』に黒澤出てこないし…

『バンク』が『ラッシュライフ』に出てくるのか…

陣内いいなぁ
陣内が出てくるお話、もっと読みたい。


[伊坂幸太郎]  [チルドレン]  [いさかこうたろう

Sat2014.04.12


女子漂流 うさぎとしをんのないしょのはなし 中村うさぎ 三浦しをん

女子漂流 うさぎとしをんのないしょのはなし 中村うさぎ 三浦しをん
毎日新聞社

2014.4.1

まえがき
第1章 女子校の女子
第2章 女子の恋愛
第3章 女子のエロ
第4章 女子の日常
第5章 女子の王道
あとがき


中村うさぎと三浦しをんの対談、って、企画した人すごいなー

三浦しをんになりたい…
って、文才ないから無理なんだけれど…


[中村うさぎ]  [三浦しをん]  [女子漂流]  [うさぎとしをんのないしょのはなし]  [なかむらうさぎ]  [みうらしをん

Fri2014.04.11


捨てられない服の片づけマジック! 横森美奈子

捨てられない服の片づけマジック! 横森美奈子
小学館

2014.4.10

はじめに
第1章 なぜ服はたまるのでしょう
 「捨てられない服」ってどんな服?
 「捨てられない服」の具体例をあげてみます
 クローゼットをデトックス・新陳代謝させると?
第2章 さあ、始める準備です!
 では、鏡の前に立ちましょう
 常に「服」ではなく「自分」を見る!
第3章 ここからが、核心の「片づけマジック!
 これがチェックポイントです
 アイテム別! 決断のときです
第4章 服は、しまい込まないこと!
 とにかく“見える収納”です
 少ない服をヘビーローテーション!
 さて、処分の方法は?
第5章 そして、お買いものへ!
 よりよい“お買いもの”のために、詰めはシビアに
おわりに


流行遅れになって着なくなっているのに「もったいないから」と
クローゼットのいい場所に長年陣取っている…。そして「もったいない」
からたまには…と服に義理立てして、もうあなたを引き立ててくれない
古い服を着てカッコよくない人になっている…。


なるほど、と思いつつ、なかなか実行できない自分がいます…


[横森美奈子]  [捨てられない服の片づけマジック!]  [よこもりみなこ

Fri2014.04.04


忘れられたワルツ 絲山秋子

忘れられたワルツ 絲山秋子
新潮社

2014.4.3

恋愛雑用論
強震モニタ走馬燈
葬式とオーロラ
ニイタカヤマノボレ
NR
忘れられたワルツ
神と増田喜十郎


この本のように「何気なく見えるのに、奥深い」小説を
どうやったら書けるのか、僕には分からない。天才や
芸術のふりをした作品はたくさんあるのかもしれないけれど、
「本物」は、こんな風に親しみやすく、優しい形をしている。
今年一冊しか読めないのならば、この本を読めばいいような
気がします。

「絲山さんの本って読みやすいのに奥行きがある。それは
すごいことだと思うんです。天然の才能でしか出てこない。
もし1年に1冊しか本を読まない人がいるとしたら、みんなが
村上春樹さんを読むんじゃなくて、この本を手に取る人が
いてもいいよね、と思います。」



伊坂幸太郎にここまで言われたら、読むしかない

絲山秋子、『沖で待つ』とか、何冊か読んでいるハズだし


◇ 恋愛雑用論
恋愛とはすなわち雑用である。不要ではなく雑用である。

『女子漂流 うさぎとしをんのないしょのはなし』を読んだ
次の日に読み始めて、
「ん? 続き? 三浦しをんだっけ?」
と、ちょっと混乱する
いいなぁ 日下部さん。


◇ 強震モニタ走馬燈

井出さんがFacebookをチェックして

… バブル組が嫌われる理由ってわかる気がする、…
桜の季節には揃いも揃ってソメイヨシノ、…
圧倒的に多いのは食べ物の写真だった。
… こんなものを見続けていたら確実に頭が悪くなる、…


うわぁ… ごめんなさい


◇ 葬式とオーロラ


◇ ニイタカヤマノボレ


◇ NR


◇ 忘れられたワルツ


◇ 神と増田喜十郎

神は苦しんでいるひととともにある。しかし誰も助けない。誰も救わない。

祈りが多すぎるひとの世は神にとって若干棲みづらい。

神はいつもそこにいた。
お力になれず、申し訳ない――
神は跪いて人類に詫びた。



[絲山秋子]  [忘れられたワルツ