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Wed2019.07.31


模倣犯 1~5 宮部みゆき

模倣犯 1~5 宮部みゆき
新潮文庫

2019.7.23/24/26/28/30

第1部
第2部
第3部
あとがき
文庫版のためのあとがき
解説  佳多山大地


模倣犯 1 裏表紙より。

墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがて
バッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は
「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の
祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって
見つかった――。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代
ミステリの金字塔、いよいよ開幕!


模倣犯 2 裏表紙より。

鞠子の遺体が発見されたのは、「犯人」がHBSテレビに通報したからだった。
自らの犯行を誇るような異常な手口に、日本国中は騒然とする。墨東署では
合同特捜本部を設置し、前科者リストを洗っていた。一方、ルポライターの
前畑滋子は、右腕の第一発見者であり、家族を惨殺された過去を負う高校生・
塚田真一を追い掛けはじめた――。事件は周囲の者たちを巻込みながら
暗転していく。


模倣犯 3 裏表紙より。

群馬県の山道から練馬ナンバーの車が転落炎上。二人の若い男が死亡し、
トランクから変死体が見つかった。死亡したのは、栗橋浩美と高井和明。
二人は幼なじみだった。この若者たちが真犯人なのか、全国の注目が
集まった。家宅捜索の結果、栗橋の部屋から右腕の欠けた遺骨が発見
され、臨時ニュースは「容疑者判明」を伝えた――。だが、本当に「犯人」は
この二人で、事件は終結したのだろうか。


模倣犯 4 裏表紙より。

特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、前畑滋子は事件の
ルポを雑誌に連載しはじめた。今や最大の焦点は、二人が女性たちを拉致
監禁し殺害したアジトの発見にあった。そんな折、高井の妹・由美子は滋子に
会って、「兄さんは無実です」と訴えた。さらに、二人の同級生・網川浩一が
マスコミに登場、由美子の後見人として注目を集めた――。終結したはずの
事件が、再び動き出す。


模倣犯 5 裏表紙より。

真犯人Xは生きている――。網川は、高井は栗橋の共犯者ではなく、むしろ
巻き込まれた被害者だと主張して、「栗橋主犯・高井従犯」説に拠る滋子に
反論し、一躍マスコミの寵児となった。由美子はそんな網川に精神的に依存し、
兄の無実を信じ共闘していたが、その希望が潰えた時、身を投げた――。
真犯人は一体誰なのか?あらゆる邪悪な欲望を映し出した犯罪劇、深い
余韻を残して遂に閉幕!



さすがに。
ピースが黒幕、は覚えているけれど。
はやく次の巻に行きたくて、夜更かしすることしばし。
初読じゃないのに

高井和明の妹、由美子が
和明の無実を信じ切れずに死んでしまうのが哀れすぎる。
カズの死もむごいけれど。
なんにも報われない…
高井家に対する宮部みゆきの仕打ちがひどすぎる

なかなか再読をためらう長さだけれど。
読み返してよかった。


[宮部みゆき]  [模倣犯]  [みやべみゆき

Fri2019.07.19


理由 宮部みゆき

理由 宮部みゆき
新潮文庫

2019.7.18

1 事件
2 入居者
3 片倉ハウス
4 隣人たち
5 病む女
6 逃げる家族
7 買受人
8 執行妨害
9 家を求む
10 父と子
11 売家
12 幼い母
13 写真のない家族
14 生者と死者
15 帰宅
16 不在の人びと
17 家出人
18 綾子
19 信子
20 逃亡者
21 出頭
新潮文庫版のためのあとがき
解説  池上冬樹


裏表紙より。

事件はなぜ起こったか。殺されたのは「誰」で、いったい「誰」が殺人者であったのか――。
東京荒川区の超高層マンションで凄惨な殺人事件が起きた。室内には中年男女と老女の
惨殺体。そして、ベランダから転落した若い男。ところが、4人の死者は、そこに住んでいる
はずの家族ではなかった……。ドキュメンタリー的手法で現代社会ならではの悲劇を浮き
彫りにする、直木賞受賞作。



『宮部みゆき 全一冊』で、『理由』と『模倣犯』は同時期に書いていた
と知り、再読。

朝日新聞連載中に読んでいて。
本も何度か読んでいる。

『理由』って結局なんだったんだっけ…?
と思った覚えはある。

こんな話だったか。
やっと色々わかった気がする。
たぶん忘れちゃうけど。

にしても。
宝井綾子がいやだ。
八代祐司よりヒドイ気がする…

最後に小糸孝弘が

「僕も、おばさんたちを殺すようになってたのかなって思う」

ってのもコワイ。

孝弘くん、さかのぼってインタビューの最中に、

僕がもうあんたたちとは一緒に暮らしたくないって思ってるって
知らせてやりたかったんだ

僕はちゃんとやってましたよ。それを親がメチャクチャにしたんです


孝弘くん、一番子どもな人物だけれど、
全然無垢な存在なんかじゃなくて、
むしろ八代祐司に通じるような…
孝弘くんの将来が心配

最後の終わり方、やっぱりよくわからない

宮部みゆき、これで直木賞か。
なんか意外…


[宮部みゆき]  [理由]  [みやべみゆき

Sun2019.06.30


宮部みゆき 全一冊

宮部みゆき 全一冊
新潮社

2019.6.30

作家生活30周年記念ロングインタビュー
 立ち止まって振り返る30年の道のり
単行本未収録小説
 殺しのあった家
 泣き虫のドラゴン
 あなた
作家生活&全作品年表 新保博久
「受賞の言葉」ワンダーランド
漫画 「前戯なき戦い」 いしいひさいち
単行本未収録エッセイ Part1 ライフスタイル編
 異常気象のわたし
 文庫の海に漕ぎだして
 階段の途中に
 作家の一日
 なんでもありの船の旅
 『平成お徒歩日記』のさわりのさわり
 うちのパソコンの呟き
単行本未収録対談 Part1 憧れのあの人との出会い編
 市川崑「ラストシーンは決まっていた」
 佐藤優「フィクションとノンフィクションはぐるぐる巡回している」
 津村記久子「理不尽な世界と人間のために」
藤田新策画廊 「新潮文庫」装画のすべて 藤田新策
『ソロモンの偽証 第Ⅰ部 事件』刊行開始記念インタビュー 進化する悪意
漫画 「ソロモンの仮説」 いしいひさいち
単行本未収録エッセイ Part2 書評編
 難しいことをわかりやすく
 “私”はどこに行くのか
 一枚の絵の中に
 大御所キング様の発言集
 台風、来る
 騙される心
 解らなくていい
 不幸のみなもと
単行本未収録対談 Part2 本を巡る幸せな語り合い編
 出久根達郎・久世光彦「名作短編30を読む」
 北村薫「名短編はここにある」
 小林信彦「ムーン・リヴァーの向こう側」
 佐々木譲「キングはホラーの帝王(キング)」
 宮城谷昌光「つながりゆく文学の系譜」
「ENGINE」編集部の皆様へ
宮部みゆきの「この短編を読め!」 佐藤誠一郎
刊行に際しての一言 宮部みゆき
宮部みゆき 自作朗読 「負の方程式」


こういう本だったのか…
とにかく活字がぎっしり詰まってる。
いまどき珍しいくらい字が小さい!

でも、全部読むのをあきらめたのは、
とどのつまり、読んだ本の内容をほとんど覚えていないせい…
宮部みゆき、全部読んでるハズなのに。
しかも昔のなんて、何回か繰り返し読んでるハズなのに。
本のタイトルが出てくるたび、「なんだっけ?」と引っかかる。
宮部みゆきの作品だけじゃなくて、
キング談義だって同様。

みんななんでこんなに次から次へと本の名前と内容が
出てくるんだろう…

小林信彦との対談に、臨海副都心計画が」出てくる。
平成7年、青島幸雄が都知事だったのか…

付録のCDは宮部みゆきの自作朗読。
「負の方程式」の途中まで。
うぅぅ…
どんな話だっけ?
『ソロモンの偽証6』、もう1回借りなくちゃ


[宮部みゆき]  [全一冊

Sat2019.04.20


地球星人 村田沙耶香

地球星人 村田沙耶香
新潮社

2019.4.18

1
2

6


『コンビニ人間』の人だし。
芥川賞受賞後第一作とあったので、
期待して開いたが…

うー…
精神的・肉体的虐待にさらに性的虐待…
で。
壊れないように必死に自分を守る主人公なんだけれど…

どーにも気持ち悪…

で。
もしかしてメルヘンな結末が待ってるかも、
と希望を持ってなんとか読み進めるも…

うぇぇぇ…

ダメだ…

『ハリガネムシ』以来の気持ち悪さ。
誰だっけ?
吉村萬壱。
これも芥川賞受賞作なんだ…

ジェフリー・ディーヴァーとかスティーヴン・キングは平気なのに。
登場人物が日本人だから?

ともかく。
村田沙耶香には近づかないようにしよう…


[村田沙耶香]  [地球星人]  [むらたさやか

Thu2019.03.14


羊と鋼の森 宮下奈都

羊と鋼の森 宮下奈都
文藝春秋

2019.3.12

『羊と鋼の森』って、ピアノのことだったのかー

たしか、住野よるの『君の膵臓をたべたい』と一緒に話題になっていたので。
こんなお話はまったく想像していなかった。
ピアノの調律師さんのお話。

読み始めてちょっと不安になる。

もしかして、読んだことある…?

リクエスト待ちの列の長さに、借りるのあきらめて、
でもずっと気になってた本で。
図書館の棚にあったから、迷わず借りてきたのだけれど。
なんだかとってもデジャヴ

ブログ内検索してみたら… 出てこない。

第13回本屋大賞は、2016年。

やっぱり読んでないのか。

なんかちょっと『蜜蜂と遠雷(恩田陸)』に似てるのか。
あんなに動的ではないけれど。

すごーく静かなお話。

主人公外村の挫折もたんたんと無味無臭。

双子の妹、由仁(ゆに)ちゃんがピアノが弾けなくなったのに、
そこもあっさり和音(かずね)がピアニスト目指して、
由仁が調律師を目指す、
って。
ここもたんたんとお話が進む。

あーそうか。
悪人がまったく出てこないんだ。
ドロドロとか業とか全然ない。

『羊と鋼の森』というタイトルを付けたところが一番すごいのかも。
それがこの物語の不思議な透明感を生みだしている気がする。


[宮下奈都]  [羊と鋼の森