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Mon2018.01.15


パーマネント神喜劇 万城目学

パーマネント神喜劇 万城目学
新潮社

2018.1.12

はじめの一歩
当たり屋
トシ&シュン
パーマネント神喜劇


久々の万城目学。
『バベル九朔』が2016年6月か。

万城目学なので、時間がかかるかと思ったら、
1日で読了。
というか、行きの電車で読み終わりそうな軽さ。
ちょっと肩透かし。

中身も…
やっぱり、万城目学には、奇想天外を期待してしまう。
神様が出てくるとはいえ、わりと普通なお話。

ちょこっとだけ『バベル九朔』も出てきて。

んー…

表紙が一番奇天烈


[万城目学]  [パーマネント神喜劇]  [まきめまなぶ]  [パーマネントしんきげき

Mon2018.01.08


U ウー 皆川博子

U ウー 皆川博子
文藝春秋

2018.1.7


第一次世界大戦下のドイツと300年前のオスマン帝国。
Uボートとオスマン帝国を行きつ戻りつ物語は進む。
けれど、登場人物が意外に少なくて、サクサク進む。
本はちょっと厚めだけれど、字も大きいような

エドガーとアランと小さなロビン。
頭の中では勝手にポーの一族のイメージも混ざりだして…

最後のUボートのシーンは、『開かせていただき光栄です』の
エドとナイジェルを思わせ、
コメディの要素はないのに、不思議と楽しげな余韻が残る。

皆川博子を読めるしあわせ


[皆川博子]  [U]  [ウー]  [みながわひろこ

Sat2017.12.16


この世の春 上・下 宮部みゆき

この世の春 上・下 宮部みゆき
新潮社

2017.12.11

第1章 押込(おしこめ)
第2章 囚人(めしゅうど)
第3章 亡霊
第4章 呪縛
第5章 暗雲
第6章 因果

第7章 闇と光
第8章 解明
第9章 愛憎
終章 この世の春


宮部みゆき、面白い
けど…
はて…
宮部みゆきにしては、軽い… ような…

まず登場人物がやたら美男美女。
(やたらじゃないかもしれないが、そんな印象)
押し込めにあった若殿は目の覚めるような美丈夫だし。
出戻りの多紀も天女のような美しさ。
お鈴も半身にやけどの跡があるけれど、健気な美少女。
若殿の奥方も、美しく愛らしい

宮部みゆきってこんなんだっけ?

しかも、善人ばっかり。
悪人の父娘だけが究極の悪人。
お父さん、呪術で操られていたから悪人じゃなかった、
めでたしめでたし…

御霊操(みたまくり)は、結局さらっと流すのに、
子どもを生贄にしてかける呪いの効き目は強力なんだ。

今望侯(こんぼうこう)と称えられた先代藩主の
巧妙に隠された心の闇…
じゃなくて、呪い
呪いのせいでいいのか…?

多紀を手ひどく折檻する姑、とか、
天雷という賢い馬が成興を嫌った、
というのは、伏線でもなんでもなく、
成興の性的虐待は呪いのせい。

だったら、多紀も
御霊操の技で解決
くらいしないと
美人で気立てがいいってだけで、大活躍って…

伊東成孝こと繰屋新九郎が、狂言回しで
あっさり用済みになっちゃうのも、残念。
いい味のキャラになりそうだったのに。

幼少期の性的虐待(しかも実父)が原因で解離性同一性障害、
って、かなり重い話なのに、
色んなことが深堀されずにするすると円満解決。
死んだ人たち、浮かばれないんじゃ…

ところで、重興の幼名が「一松」
「一松」って出てくるたびに、
頭の中に一松だけじゃなく六つ子のみなさんのかげが…
テーマはもちろん、
レッツゴー!ムッツゴー

楽しかった


[宮部みゆき]  [この世の春]  [みやべみゆき

Tue2017.10.03


パンとスープとネコ日和 群ようこ

パンとスープとネコ日和 群ようこ
ハルキ文庫

2017.10.2

1
2

10


裏表紙より。

唯一の身内である母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を
辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。しまちゃんという、
体育会系で気配りのできる女性が手伝っている。メニューは日替わりの
<サンドイッチとスープ、
サラダ、フルーツ>のみ。安心できる食材で手間ひまをかける。それが
アキコのこだわりだ。そんな彼女の元に、ネコのたろがやって来た――。
泣いたり笑ったり……アキコの愛おしい日々を描く傑作長篇。



… というような大上段に構えた傑作ではなく。
ゆるゆると心地いい時間が流れていく感じ。

図書館の“食欲の秋”のコーナーにあった1冊。

群ようこなので、裏表紙のあらすじも読まずに
短編集かと思って読み始めたら、区切りがなくて
そこで長編だと気づく。

可もなく不可もなく、
というか、淡々と面白く。
よい時間つぶしになりました


[群ようこ]  [パンとスープとネコ日和]  [むれようこ

Thu2017.09.07


結ぶ 皆川博子

結ぶ 皆川博子
創元推理文庫

2017.9.6

結ぶ
湖底
水色の煙
水の琴
城館
水族写真館
レイミア
花の眉間尺
空の果て

蜘蛛時計
火蟻
U Bu Me
心臓売り
薔薇密室
薔薇の骨
メキシコのメロンパン
天使の倉庫(アマンジヤコ)
解説  日下三蔵


裏表紙より。

そこは縫わないでと頼んだのに、縫われてしまった――
〈縫う(縫われる)〉行為を考察する語り手が、読む者を
幻視の極北へと導く、類稀なる綺想の結晶ともいうべき
表題作、寓話と折紙を介した叔母と甥の戯れを描く「水色
の煙」のほか、初文庫化に際し、海の底のような部屋で
夢想世界の完成を待ち続ける女の独白を綴る「薔薇密室」
ほか4篇の単行本未収録作を加えた18篇を収める。


恩田陸が、
… あの衝撃の問題作「結ぶ」である。一読してぶっとび、
「参りました」と平伏したことをよく覚えている。

と書いていたので借りてみる。

いやぁ…
「結ぶ」は、つげ義春じゃなくて、あのグロい絵の…
名前が出てこない
そんな世界
ちょっとグロすぎ…

でも大方抒情的、耽美的で、
好きだなーと思うのもあったけれど。
どれだったかは、もうわからない…

あ。
「火蟻」って、ヒアリ


[皆川博子]  [結ぶ]  [みながわひろこ