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Sat2019.05.04


彼女に関する十二章 中島京子

彼女に関する十二章 中島京子
中公文庫

2019.5.3

第1章 結婚と幸福
第2章 男性の姿形
第3章 哀れなる男性
第4章 妻は世間の代表者
第5章 五十歩と百歩
第6章 愛とは何か
第7章 正義と愛情
第8章 苦悩について
第9章 情緒について
第10章 生命の意識
第11章 家庭とは何か
第12章 この世は生きるに値するか
解説  酒井順子


裏表紙より。

50歳になっても、人生はいちいち驚くことばっかり――息子は巣立ち、夫と二人の暮らし。
パート勤務の宇藤聖子がふと手にとったのは60年前の「女性論」。一見時代遅れの随筆
と聖子の日常は響き合い、思わぬ出会いが次々と……!社会問題を織り込んで、くすり
と笑える心地よさ。ミドルエイジを元気にする上質の長編小説。  <解説>酒井順子



伊藤整。
フリガナないので読めない。
いとうせい。

すごく平易な文章で淡々としているのに、
さらっと深い話になる。

<自分のエゴも他人のエゴも肯定する>キリスト型の愛と、
<他人のために自分のエゴを否定する>孔子様型の愛

云々から
『逆コース』
の話が出てくる第9章。

第12章は、そのまんま“この世は生きるに値するか”。

“ミドルエイジを元気にする上質の長編小説”
というより、軽い哲学入門?

ミドルエイジ限定じゃもったいない。

あと。
さして“長編”じゃない…


[中島京子]  [彼女に関する十二章]  [なかじまきょうこ

Mon2019.01.21


長いお別れ 中島京子

長いお別れ 中島京子
文藝春秋

2019.1.16

全地球測位システム
私の心はサンフランシスコに
おうちへ帰ろう
フレンズ
つながらないものたち
入れ歯をめぐる冒険
うつぶせ
QOL


『長いお別れ』、読んだっけ?
読んだよな。
パラパラしてみたけれど、全然浮かばないので読んでみる。

1行目読んだ途端に思い出す!
読んだ読んだ。

最後に昇平さんがあっさり逝ってしまって。
めでたしめでたしで終わるから、読後感は悪くない。
悲壮感もさほどなく、むしろ滑稽・軽快。
でも、現実はこんなもんじゃないよなぁ…


[中島京子]  [長いお別れ]  [なかじまきょうこ

Fri2018.07.13


夏休み 中村航

夏休み 中村航
集英社文庫

2018.7.11

夏休み
解説  酒井雄二(ゴスペラーズ)


裏表紙より。

僕とユキ、舞子さんと吉田くん。女同士の絆でつながる2組のカップルは、
吉田くんの家出をきっかけに、破局の危機に!? 次々と舞い込む女子2人
からの手紙や電報。それに導かれて始まった、僕と吉田くんの不思議な
旅路。男同士のドライブ、温泉宿、月夜の探検……少しずつ距離が縮まる
僕らの行く手には、予想外の出来事が待っていて――。とびきり爽やかで、
たまらなくいとおしい、ひと夏の物語。



「酒井雄二」は変換候補ですぐ出てきたのに、
「中村航」が出てこない…
しかも、「中村こう」からの「航」が出てくるまでが長かった…
中村航って、メジャーじゃないの?

「夏休み」というタイトル&表紙の二人から、高校生くらいのお話かと思ったら。
結婚してる大人。
表紙の二人はなんなんだ…

中村航って、こんなハルキっぽい文章だっけ?

さらさら読んで…
おしまい。
あまりになんでもなくて、ある意味ショーゲキ的
むしろ盛り上がったのは、男二人の道中。

「義理の友達」っていうのはいいな。

『ぐるぐるまわるすべり台』は、好きだった気がするんだけど…
覚えてないから、また借りよう


[中村航]  [夏休み]  [なかむらこう

Fri2017.10.20


もう生まれたくない 長嶋有

もう生まれたくない 長嶋有
講談社

2017.10.17

2011年7月
2012年10月
2013年6月
2014年4月
本作に登場する主な死者と死因


読み始めて早々にいきなり視点が春菜から美里に変わっていて
しばしこんがらがる
色々な人の視点で語られるのね。

最初は読みづらかったけれど、
出てくる話題がちょっと懐かしいので、
無事読了。

内海賢二をググってみたら…
サリーちゃんのパパ
004!
ガンバの冒険のヨイショ
トム・ソーヤーの冒険のインジャン・ジョー
スティーヴ・マックィーン

え…
布田利光って、実在の人物なの?
あ、首藤春奈の夫、も入ってるからフィクションか。

で…
なんの話だっけ
もう生まれたくない?
そういう話?


ジョン・レノン 1980.12.8
ダイアナ妃 1997.8.31
坂井泉水 2007.5.27
永田寿康 2009.1.3
トムラウシ山遭難事故 2009.7.16
臼井儀人 2009.9.11
TAIJI 2011.7.17
石川県かほく市落とし穴事件 2011.8.27
スティーブ・ジョブズ 2011.10.5
リッキー・ホイ 2011.11.8
シルビア・クリステル 2012.10.17
内海賢二 2013.6.13
小泉光男 2013.6.24
桜塚やっくん 2013.10.5
笹井芳樹 2014.8.5


[長嶋有]  [もう生まれたくない]  [ながしまゆう

Sat2017.09.09


R帝国 中村文則

R帝国 中村文則
中央公論社

2017.9.8

第1部
第2部


読売新聞連載中、せっせと切り抜いておいて
読み終わらないうちに、本が出た。

こんな話だったのか…

中村文則、もっとコワいのかと思ってたけれど、
淡々と流れていく感じ。

あ。
まさか片岡が…
という驚きはあったけれど。
まさか片岡が
ではなく
まさか片岡が…
という感じ。
なんだろう、ビミョーにゆるい感じ。

「未来世紀ブラジル」みたいに、救われないラスト。

こんな未来がきませんように…


「……ダメ」
「……どうして?」
「まだ早いよ……」
「まだ早いよ。……だってまだ私達、ミリンを入れてないでしょ?
 大サジで何倍? フフ、言って」
「恥ずかしいな」
「あん、言って、お願い」
「……二杯」
奇妙な料理番組だった。この番組も、後に苦情ですぐ打ち切りとなった。


これもやっぱり最近のCM炎上系の話…?
どこかの外国の富豪が、テロリストから残虐な動画を買って
コレクションする話とか、
色々ちょいちょい詰め込みすぎて、
かえって話のトーンが軽くなってる気がする。

読み終えた後、せっかくだから、取ってあった切り抜きを
パラパラと読み返してみる。
ラストシーン、死者数と日付を523から525にしたのは、
なにか意味があるのかな。
5月25日って出てくるんだっけ?
んー。 でも、もうもう1度読み直すのは、いいかな…


[中村文則]  [R帝国]  [なかむらふみのり