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Thu2019.06.27


11 eleven 津原泰水

11 eleven 津原泰水
河出書房新社

2019.6.

五色(ごしき)の舟
延長コード
追ってくる少年
微笑面・改
琥珀(こはく)みがき
キリノ

クラーケン
YYとその身幹(むくろ)
テルミン嬢
土の枕
初出


『ヒッキーヒッキーシェイク』の書評だったか、
津原泰水なる人の『11 eleven』という本が
おススメされていたので借りてみる。

単行本の表紙に、んー?
そしていきなり件(くだん)が出てくる。
頭の中はつげ義春の『ねじ式』の世界…

と思うと「延長コード」はまた別な雰囲気で。

「キリノ」なんて、ちょっとウィリアム・ホールデン的な。

「土の枕」まで読んで、津原泰水って何歳かと見れば、
1964年生まれ。
54、5歳か。

初出を見たら、キリノは
「小説新潮 別冊 桐野夏生スペシャル」新潮社/2005年9月
とある。
それでキリノ?

結局それぞれ趣の異なる11編。
おなかいっぱい

表紙ばかり見ていたけれど、裏を見たら…
四谷シモンのお人形がいっぱい。

ぴったり


[津原泰水]  [11]  [eleven]  [つはらやすみ

Fri2019.04.19


天の梯(そらのかけはし) みをつくし料理帖 高田郁

天の梯(そらのかけはし) みをつくし料理帖 高田郁
角川春樹事務所

2019.4.17

結び草――葛(くず)尽くし
張出大関――親父泣かせ
明日香風――心許(こころばか)り
天(そら)の梯(かけはし)――恋し粟おこし
巻末付録 澪の料理帖
特別付録 みをつくし瓦版


裏表紙より。

『食は、人の天なり』――医師・源斉の言葉に触れ、料理人として自らの行く末に
決意を固めた澪。どのような料理人を目指し、どんな料理を作り続けることを願う
のか。澪の心星(しんぼし)は、揺らぐことなく頭上に瞬いていた。その一方で、
吉原のあさひ太夫こと幼馴染みの野江の身請けについて懊悩する日々。四千両
を捻出し、野江を身請けすることは叶うのか!? 厚い雲を抜け、仰ぎ見る蒼天
の美しさとは!?「みをつくし料理帖」シリーズ、堂々の完結。



めでたしめでたし。

で。
『花だより みをつくし料理帖 特別巻』になるのか。

しかし。
色んな事件が起こるのに、超駆け足。

身請けもなぁ…
こんなんでいいのか?

鼈甲珠の作り方も、そんなにたいした秘密に思えないんだけどな…

ともあれ、10+1冊、楽しめました。


[高田郁]  [天の梯]  [そらのかけはし]  [みをつくし料理帖]  [たかだかおる

Tue2019.04.16


残月 みをつくし料理帖 高田郁

残月 みをつくし料理帖 高田郁
角川春樹事務所

2019.4.12

残月(ざんげつ)――かのひとの面影膳(おもかげぜん)
彼岸まで――慰め海苔巻
みくじは吉――麗し鼈甲珠(べっこうだま)
寒中の麦――心ゆるす葛湯(くずゆ)
巻末付録 澪の料理帖
特別付録 みをつくし瓦版
特別収録 秋麗(しゅうれい)の客


裏表紙より。

吉原の大火、「つる家」の助っ人料理人・又次の死。辛く悲しかった時は過ぎ、
澪と「つる家」の面々は新たな日々を迎えていた。そんなある日、吉原の大火の
折、又次に命を助けられた摂津屋が「つる家」を訪れた。あさひ太夫と澪の関係、
そして又次が今際の際に遺した言葉の真意を知りたいという。澪の幼馴染み、
あさひ太夫こと野江のその後とは――(第一話「残月」)。その他、若旦那・佐兵衛
との再会は叶うのか?料理屋「登龍楼」に呼び出された澪の新たなる試練とは……。
雲外蒼天を胸に、料理に生きる澪と「つる家」の新たなる決意。
希望溢れるシリーズ第8弾。



登場人物もすっかりおなじみさんで、面白く読んでますが。
別に全然試練じゃないんじゃないか、
ってことを
試練、試練、って騒ぎ立ててるだけのような…

いかんいかん。
澪ちゃんキライになっちゃいそうだ…


[高田郁]  [残月]  [みをつくし料理帖]  [たかだかおる

Sat2019.04.06


夏天の虹 みをつくし料理帖 高田郁

夏天(かてん)の虹 みをつくし料理帖 高田郁
角川春樹事務所

2019.4.5

冬の雲雀(ひばり)――滋味重湯(じみおもゆ)
忘れ貝――牡蠣の宝船
一陽来復(いちようらいふく)――鯛の福探し
夏天(かてん)の虹――哀(かな)し柚(ゆ)べし
巻末付録 澪の料理帖
特別付録 みをつくし瓦版


裏表紙より。

想いびとである小松原と添う道か、料理人として生きる道か……澪は、
決して交わることのない道の上で悩み苦しんでいた。「つる家」で
料理を旨そうに頬張るお客や、料理をつくり、供する自身の姿を思い
浮かべる澪。天空に浮かぶ心星(しんぼし)を見つめる澪の心には、
決して譲れない辿り着きたい道が、はっきりと見えていた。そして澪は、
自身の揺るがない決意を小松原に伝えることに――(第一話「冬の雲雀」
)。その他、表題作「夏天の虹」を含む全四篇。大好評「みをつくし
料理帖」シリーズ、<悲涙>の第7弾!!



ここの料理人ってのは、気の毒なほど眉の下がった年増女だろ?

いやぁ、澪ちゃん、あんまりな言われよう…

たしか澪は21歳だったような…
『小夜時雨』の小松原=小野寺と早帆の会話を探すと
「21? 大年増ではありませぬか」
という早帆の言葉が…

あぁ…時代小説を読むようになった頃、 池波先生の本に、
26の大年増
とあってショーゲキを受けたのに。
21で大年増だなんて…

で。
この巻で又次を殺しちゃうんですね。
澪に嗅覚を取り戻させるために。
そりゃあ、みをつくしファンのヒトは怒るよね~(多分)。

又次を殺しといて、最後に瓦版に出てくきて好きなコト言ってる作者がイヤ。

澪、「雲外蒼天」という言葉に縛られて、
逆になんでもかんでも「試練」に思えちゃうんじゃぁ…

やっぱり少女漫画だ…

なんだか『キャンディ・キャンディ』が浮かんでしょうがない
アンソニーの落馬とか。
テリーとの別れとか。
んで最後は、アルバートさんが丘の上の王子様
めでたしめでたし、ってね。


[高田郁]  [夏天の虹]  [みをつくし料理帖]  [たかだかおる

Fri2019.04.05


心星(しんぼし)ひとつ みをつくし料理帖 高田郁

心星(しんぼし)ひとつ みをつくし料理帖 高田郁
角川春樹事務所

2019.4.4

青葉闇――しくじり生麩
天つ瑞風(あまつみずかぜ)――賄い三方よし
時ならぬ花――お手軽割籠(わりご)
心星(しんぼし)ひとつ――あたり苧環(おだまき)
巻末付録 澪の料理帖
特別付録 みをつくし瓦版


裏表紙より。

酷暑を過ぎた葉月のある午後、翁屋の桜主伝右衛門がつる家を訪れた。
伝右衛門の口から語られたのは、手を貸すので吉原にて天満一兆庵を
再建しないか、との話だった。 一方登龍楼の采女宗馬からも、神田須田
町の登龍楼を、居抜きで売るのでつる家として移って来ないか、との話が
届いていた。登龍楼で奉公をしている、ふきの弟健坊もその店に移して
構わないとの事に、それぞれが思い揺れていた。つる家の料理人として
岐路に立たされた澪は決断を迫られる事に――(第二話「天つ瑞風」より)。
野江との再会、小松原との恋の行方は!?「みをつくし料理帖」シリーズ
史上もっとも大きな転機となる、待望の第6弾!!



なんか、『植物図鑑(有川浩)』とダブるんだ…
単にレシピが出てくるとこしか共通点がないと思うけど。
なんかこう、ベタな展開というか。
漫画チックなところが。

でもって、小松原=小野寺と結婚することにしたなら、きっちり結婚せんかい!
断るならさっさと断る!
『特別編』を先に読んじゃったから、振り回されずに読めるけど。
これ、発売当初に順に追っかけてたら、だんだんヤになってたかも

一柳の店主がすごく感じ悪いのも意外。
芳さん、なんでこんなヒトの後添いに…


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