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Fri2013.02.01


けさくしゃ 畠中恵

けさくしゃ 畠中恵
新潮社

2013.1.30

戯作の序 これより、始まり、始まり、となりまする
戯作の一 運命の者、歩いて玄関よりいたる
戯作の二 世の中、義理と付き合いが、山とありまして
戯作の三 羨ましきは、売れっ子という名
戯作の四 難儀と困りごとと馬鹿騒ぎ
戯作の五 いや、恐ろしき
戯作の六 明日が知れぬ世であれば
戯作の終 これにて終わりますると、ご挨拶申し上げ


たまたま週間新潮で「けさくしゃ」の連載が始まったのを見つけ、
毎週図書館で読もー
と思ったものの。
連載1回分って、ビミョーに分量があって、さらっと読めず。
おまけに、文春と新潮は人気があって、
図書館の棚にないこともあり、毎週読めずに話が飛んでしまい。
連載開始早々に挫折
なので、本になるのを楽しみにしていました

二百俵取りの旗本、高屋(たかや)彦四郎知久が、
山青堂にそそのかされて、戯作者になる
…というだけの話ではなく。
各章で起こる事件の真相を、戯作を書く要領で解き明かす
…ような仕立て。
各章の初めに、作者の茶々(というか、解説)が入るのが
必要な知識なんだけど、ちょっと邪魔。
軽いノリのワリに、なかなかリズムにのれない感じが
もどかしいというか、食い足りないというか…
だんだん登場人物にもなじんできて、楽しくなってきたところで、
「戯作の終 これにて終わりますると、ご挨拶申し上げ」で
主人公の人生総まとめ。
まさかの1冊読み切り
うそぉ…
もう少し、彦さんや山青堂のドタバタを読みたい
ほんとにこれでお終い?
せっかく、江戸の出版業界のこともわかったのに。

高屋彦四郎知久、筆名、柳亭種彦(りゅうていたねひこ)は
実在の人物。
Wikipediaの柳亭種彦の主な著作に「奴の小万」が
松井今朝子に「奴の小万と呼ばれた女」ってあったよなー。
タイトルはくっきり覚えているのに、
読んだかどうか、さっぱり思い出せない


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