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Thu2017.09.07


結ぶ 皆川博子

結ぶ 皆川博子
創元推理文庫

2017.9.6

結ぶ
湖底
水色の煙
水の琴
城館
水族写真館
レイミア
花の眉間尺
空の果て

蜘蛛時計
火蟻
U Bu Me
心臓売り
薔薇密室
薔薇の骨
メキシコのメロンパン
天使の倉庫(アマンジヤコ)
解説  日下三蔵


裏表紙より。

そこは縫わないでと頼んだのに、縫われてしまった――
〈縫う(縫われる)〉行為を考察する語り手が、読む者を
幻視の極北へと導く、類稀なる綺想の結晶ともいうべき
表題作、寓話と折紙を介した叔母と甥の戯れを描く「水色
の煙」のほか、初文庫化に際し、海の底のような部屋で
夢想世界の完成を待ち続ける女の独白を綴る「薔薇密室」
ほか4篇の単行本未収録作を加えた18篇を収める。


恩田陸が、
… あの衝撃の問題作「結ぶ」である。一読してぶっとび、
「参りました」と平伏したことをよく覚えている。

と書いていたので借りてみる。

いやぁ…
「結ぶ」は、つげ義春じゃなくて、あのグロい絵の…
名前が出てこない
そんな世界
ちょっとグロすぎ…

でも大方抒情的、耽美的で、
好きだなーと思うのもあったけれど。
どれだったかは、もうわからない…

あ。
「火蟻」って、ヒアリ


[皆川博子]  [結ぶ]  [みながわひろこ

Sat2016.09.10


海賊女王 上・下 皆川博子

海賊女王 上・下 皆川博子
光文社文庫

2016.9.8





解説  重里徹也


上巻・裏表紙より。

時は16世紀。スコットランドに生まれたアランは、17歳で戦士集団(ガログラス)に
加わり、アイルランドに渡る。そこで出会ったのは、海賊を生業とするオマリーの
氏族(クラン)の猛々しい男たちと、赤い縮れ毛の首領の娘グラニュエル・オマリー
(グローニャ)。アランはグローニャの従者となり、闘いと航海に明け暮れる波瀾の
日々が始まった。壮大なスケールで描く、実在の女海賊の凄まじき生涯!


下巻・裏表紙より。

女王エリザベスが統治するイングランドはアイルランドへの属国支配を強める。
だが、氏族(クラン)は内輪もめを繰り返し、団結することができない。息子を
イングランドに捕縛されたグローニャは、彼の釈放と冷酷な行政官の解任を
要求すべく、ロンドンに向かう。相対する“二人の女王”。グローニャに従い続けた
アランを待ち受ける運命とは―‐。海洋冒険歴史巨編、圧巻の終演!



お!
皆川博子
海賊?
エリザベス女王の時代?
面白いに決まってる
でも…
600ページの上下巻!
スティーヴン・キング超えの暑さにちょっと怯む…

が。
面白い
厚さで敬遠されたらもったいない!

『海賊と呼ばれた男』が超ベストセラーになるのに、
『海賊女王』が話題にならないなんて

登場人物とか、地理とか、時代背景とか、
たぶん、気にしちゃうとつまずくんだろーなぁ…
ややこしいところはさらっと流して
アランとグローニャの物語を堪能してほしい。

皆川博子、1930年生まれ。
すごいなー

久しぶりに、
面白かった~
という本を読みました。


[皆川博子]  [海賊女王]  [みながわひろこ

Thu2014.02.27


開かせていただき光栄です ―― DILATED TO MEET YOU ―― 皆川博子

開かせていただき光栄です ―― DILATED TO MEET YOU ―― 皆川博子
ハヤカワ文庫JA

2014.2.25

開かせていただき光栄です
特別付録
チャーリーの受難
主要参考資料
書いていただき光栄です/有栖川有栖


裏表紙より。

18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室からあるはずのない屍体が
発見された。四肢を切断された少年と顔を潰された男。戸惑うダニエルと
弟子たちに治安判事は捜査協力を要請する。だが背後には詩人志望の
少年の辿った恐るべき運命が……解剖学が最先端であり偏見にも晒された
時代。そんな時代の落とし子たちが可笑しくも哀しい不可能犯罪に挑む、
本格ミステリ大賞受賞作。前日譚を描いた短篇を併録。解説/有栖川有栖



『アルモニカ・ディアボリカ』から『開かせていただき光栄です』に
戻ってみる。
2度目。
ストーリーも大体?覚えていた
2度目でも楽しい

やっぱり皆川博子はすごいなー。
ディケンズの小説に出てくるような世界が、日本人の作家に書けちゃうんだ。

そしてやっぱり、エドとナイジェル
エドは美形だと書かれているけれど、ナイジェルは
美形とは一言も出てこないんだ…
でも、美形じゃないと
21歳と19歳では、もう少年じゃないかもですが、
『ポーの一族(萩尾望都)』のエドガーとアラン。
『風と木の詩(竹宮惠子)』のセルジュとジルベールでも。
薔薇亭のシーンからは、森川久美の元首(ドージェ)シリーズを
連想し(ベネツツィアだし、背景が全然違うけど)、
そこから、『蘇州夜曲』『南京路に花吹雪』の黄に向かうは必定。

と。勝手にイメージがイメージを呼んで…
好きだー

死者として、生きます
と言って去って行った2人が、ともに暮らしていなかったことを
知ってしまった後に読むラストは、より切ない…


『特別付録』
解剖ソング♪
譜面付き


『チャーリーの受難』
クラレンスの弟がフランシス・ダッシュウッド卿の馬車に
轢き殺され、卿に復讐するくだりは、やはりコメディタッチ。
なのに『アルモニカ・ディアボリカ』は… 悲しすぎる


[皆川博子]  [開かせていただき光栄です]  [みながわひろこ

Sun2014.02.23


アルモニカ・ディアボリカ 皆川博子

アルモニカ・ディアボリカ 皆川博子
早川書房

2014.2.18


裏表紙より。

18世紀英国。愛弟子エドらを失った解剖医ダニエルが失意の日々を送る一方、
暇になった弟子のアルたちは盲目の判事の要請で犯罪防止のための新聞を
作っていた。ある日、正体不明の屍体の情報を求める広告依頼が舞い込む。
屍体の胸には<ベツレヘムの子よ、よみがえれ! アルモニカ・ディアボリカ>
と謎の暗号が。それは、彼らを過去へと繋ぐ恐るべき事件の幕開けだった。
『開かせていただき光栄です』続篇!


100ページでいきなりナイジェルの死体が?!

「ナイジェル……。そんな……」

少しずつ明らかになるナイジェルの過去。
様々な謎が絡まり合い、解きほぐされていく…

そー… ナイジェルが生きていたら、謎解きの歯車が回らない…
それでも、なぜナイジェルが死ななくちゃいけないの…

僕は、僕が望むように君を変えた。
でも、エド、君と再会できたら、君が望むように、僕を変える。


『開かせていただき光栄です』は、コメディタッチで軽妙だったけれど、
『アルモニカ・ディアボリカ』は切なすぎる…

それでも、物語の続きが読みたい…


[皆川博子]  [アルモニカ・ディアボリカ]  [みながわひろこ

Sun2013.11.10


花の旅 夜の旅 皆川博子

花の旅 夜の旅 皆川博子
扶桑社文庫

2013.11.8

花の旅 夜の旅
聖女の島
講談社文庫版『聖女の島』解説 綾辻 行人
あとがき 皆川博子
解説  日下 三蔵
著作リスト


七〇年代を代表する『花の旅 夜の旅』と、八〇年代を代表する『聖女の島』、
この二つの傑作を読まずに、皆川博子を語ることはできない。

(解説)

『聖女の島』は、軍艦島の写真集と、西条八十の『トミノの地獄』と、
ピラネージの銅版画『幻想の牢獄』から生まれた作品です。

(あとがき)

「聖女の島」に、
フェルメールの『ヨゼフと少年イエス』の複製画
とあるのが気になって、検索してみたけれど、
フェルメールの作品に見当たらない。
ラ・トゥールの「大工の聖ヨセフ」みたいな構図なのかな…


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