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Sun2019.09.29


さよならの儀式 宮部みゆき

さよならの儀式 宮部みゆき
河出書房新社

2019.9.29

母の法律
戦闘員
わたしとワタシ
さよならの儀式
星に願いを
聖痕
海神の裔(かいじんのすえ)
保安官の明日(あす)


帯より。

母の法律
虐待を受ける子供とその親を救済する
奇蹟の法律「マザー法」。
でも、救いきれないものはある。

戦闘員
孤独な老人の日常に迫る侵略者の影。
覚醒の時が来た。

わたしとワタシ
45歳のわたしの前に、
中学生のワタシが現れた。
「やっぱり、タイムスリップしちゃってる!」

さよならの儀式
長年一緒に暮らしてきたロボットと
若い娘の、最後の挨拶。

星に願いを
妹が体調を崩したのも、
駅の無差別殺傷事件も、
みんな「おともだち」のせい?

聖痕
調査事務所を訪れた
依頼人の話によれば……
ネット上で元<少年A>は、
人間を超えた存在になっていた。

海神の裔
明治日本の小さな漁村に、
海の向こうから「屍者」のトムさんがやってきた。

保安官の明日
パトロール中、保安官の無線が鳴った。
「誘拐事件発生です」
なぜいつも道を間違ってしまうのか……



宮部みゆきの新境地
と煽るから、すごく期待していたのですが。

「さよならの儀式」、読んだことあるなぁ…
「星に願いを」も読んでる!
と、巻末の「初出」を見ると。

2018.12
2014.10
2018.4
2013.2
2016.10
2010.7
2015.10
2011.11

…新作なワケではないのか

なんか、ちょっとずつ誰かの作品のような、
宮部みゆきでなくてもいいような感じもありつつ。

やっぱり宮部みゆきだなぁ
という部分もあり。

期待値を高められていた分、
ちょっとがっかりかなぁ…

もう、2019年は、『十二国記』の新刊が読めればいいや


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Mon2019.09.23


蒲生邸事件 上・下 宮部みゆき

蒲生邸事件 上・下 宮部みゆき
文春文庫

2019.9.21

第1章 その夜まで
第2章 蒲生家の人びと
第3章 事件
第4章 戒厳令
第5章 兵に告ぐ
終章 孝史
解説  末國善己


上巻・裏表紙より。

1994年2月26日未明、予備校受験のために上京した浪人生の孝史は宿泊中の
ホテルで火事に遭遇する。目の前に現れた時間旅行の能力を持つという男と
共に何とか現場から逃れるも、気づくとそこはなぜか雪降りしきる昭和11年の
帝都・東京。ホテルではなく、陸軍大将蒲生憲之の屋敷だった。
日本SF大賞受賞の長篇大作。


下巻・裏表紙より。

二・二六事件の当日、蒲生大将が自宅で拳銃自殺。だが、殺人の疑いも出てきた。
戦争への色濃さを増す戒厳令下の東京にタイムスリップし、事件に巻き込まれた
孝史はどう行動するのか。再び現代に戻って来られるのか――。大きな歴史の
転換点に送り込まれた時、人には何が出来るのかを問う、著者会心の意欲作。
解説・末國善己



『蒲生邸事件』は、最初に読んだときは、あまり面白くなかったような
記憶があるので。
しばらくして再読しようと借りてみるも、結局ページが進まず。

それが
日本SF大賞受賞作
だと知り、再チャレンジ。

SFだっけ?
あ。
二・二六事件の時代にタイムトリップしちゃうから、
SFなのか。
そんなこと思いもしなかった

にしても。
主人公の孝史が全然好きになれず、
特に上巻、読むのが苦痛で苦痛で。
ツラかった…
なんでこんなヤツを主人公に、
って。
まぁ、これがフツーのヒトなんだろうな…
だから余計に嫌なのか。

後半、孝史の印象もちょっとはマシになってきて、
無事読了。
こんな話だったか…

昭和11年の日本の空気とか、
タイムトラベラーである平田の苦悩とか、
読ませるところもたくさんあるけれど。
タイムトリップの設定とか、
蒲生嘉隆と鞠恵の扱いとか、
色々雑…
ふきが助かる代わりに、嘉隆と鞠恵が焼け死ぬって…

1997年の日本SF大賞受賞作、
20年以上前の本なのか。

『蒲生邸事件』、再読してよかった。


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Fri2019.08.23


昨日がなければ明日もない 宮部みゆき

昨日がなければ明日(あした)もない 宮部みゆき
文藝春秋

2019.8.22

絶対零度
華燭
昨日がなければ明日もない


うー…

杉村三郎シリーズ、えぐいなぁ…

杉村のキャラと杉田比呂美のイラストがほんわかほのぼのムードなのに。
悪意を持ったヒト達の造形がとんでもないし。
後味も悪い…

なんでこんなに…

もうちょっと救いのある終わり方はないのかなぁ

「絶対零度」が想像以上にヒドい事件で。
(だって。普通の大人たちが、いくら俺様キャラだって、
集団でこんなことする?)

「華燭」は、なんだか肩透かしなくらいあっさり終わって。

そうしたら「昨日がなければ明日もない」が、
ヒドい… ヒド過ぎる…

ちょこっと出てくる杉村元妻も、感じ悪…


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Wed2019.07.31


模倣犯 1~5 宮部みゆき

模倣犯 1~5 宮部みゆき
新潮文庫

2019.7.23/24/26/28/30

第1部
第2部
第3部
あとがき
文庫版のためのあとがき
解説  佳多山大地


模倣犯 1 裏表紙より。

墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがて
バッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は
「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の
祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって
見つかった――。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代
ミステリの金字塔、いよいよ開幕!


模倣犯 2 裏表紙より。

鞠子の遺体が発見されたのは、「犯人」がHBSテレビに通報したからだった。
自らの犯行を誇るような異常な手口に、日本国中は騒然とする。墨東署では
合同特捜本部を設置し、前科者リストを洗っていた。一方、ルポライターの
前畑滋子は、右腕の第一発見者であり、家族を惨殺された過去を負う高校生・
塚田真一を追い掛けはじめた――。事件は周囲の者たちを巻込みながら
暗転していく。


模倣犯 3 裏表紙より。

群馬県の山道から練馬ナンバーの車が転落炎上。二人の若い男が死亡し、
トランクから変死体が見つかった。死亡したのは、栗橋浩美と高井和明。
二人は幼なじみだった。この若者たちが真犯人なのか、全国の注目が
集まった。家宅捜索の結果、栗橋の部屋から右腕の欠けた遺骨が発見
され、臨時ニュースは「容疑者判明」を伝えた――。だが、本当に「犯人」は
この二人で、事件は終結したのだろうか。


模倣犯 4 裏表紙より。

特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、前畑滋子は事件の
ルポを雑誌に連載しはじめた。今や最大の焦点は、二人が女性たちを拉致
監禁し殺害したアジトの発見にあった。そんな折、高井の妹・由美子は滋子に
会って、「兄さんは無実です」と訴えた。さらに、二人の同級生・網川浩一が
マスコミに登場、由美子の後見人として注目を集めた――。終結したはずの
事件が、再び動き出す。


模倣犯 5 裏表紙より。

真犯人Xは生きている――。網川は、高井は栗橋の共犯者ではなく、むしろ
巻き込まれた被害者だと主張して、「栗橋主犯・高井従犯」説に拠る滋子に
反論し、一躍マスコミの寵児となった。由美子はそんな網川に精神的に依存し、
兄の無実を信じ共闘していたが、その希望が潰えた時、身を投げた――。
真犯人は一体誰なのか?あらゆる邪悪な欲望を映し出した犯罪劇、深い
余韻を残して遂に閉幕!



さすがに。
ピースが黒幕、は覚えているけれど。
はやく次の巻に行きたくて、夜更かしすることしばし。
初読じゃないのに

高井和明の妹、由美子が
和明の無実を信じ切れずに死んでしまうのが哀れすぎる。
カズの死もむごいけれど。
なんにも報われない…
高井家に対する宮部みゆきの仕打ちがひどすぎる

なかなか再読をためらう長さだけれど。
読み返してよかった。


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Fri2019.07.19


理由 宮部みゆき

理由 宮部みゆき
新潮文庫

2019.7.18

1 事件
2 入居者
3 片倉ハウス
4 隣人たち
5 病む女
6 逃げる家族
7 買受人
8 執行妨害
9 家を求む
10 父と子
11 売家
12 幼い母
13 写真のない家族
14 生者と死者
15 帰宅
16 不在の人びと
17 家出人
18 綾子
19 信子
20 逃亡者
21 出頭
新潮文庫版のためのあとがき
解説  池上冬樹


裏表紙より。

事件はなぜ起こったか。殺されたのは「誰」で、いったい「誰」が殺人者であったのか――。
東京荒川区の超高層マンションで凄惨な殺人事件が起きた。室内には中年男女と老女の
惨殺体。そして、ベランダから転落した若い男。ところが、4人の死者は、そこに住んでいる
はずの家族ではなかった……。ドキュメンタリー的手法で現代社会ならではの悲劇を浮き
彫りにする、直木賞受賞作。



『宮部みゆき 全一冊』で、『理由』と『模倣犯』は同時期に書いていた
と知り、再読。

朝日新聞連載中に読んでいて。
本も何度か読んでいる。

『理由』って結局なんだったんだっけ…?
と思った覚えはある。

こんな話だったか。
やっと色々わかった気がする。
たぶん忘れちゃうけど。

にしても。
宝井綾子がいやだ。
八代祐司よりヒドイ気がする…

最後に小糸孝弘が

「僕も、おばさんたちを殺すようになってたのかなって思う」

ってのもコワイ。

孝弘くん、さかのぼってインタビューの最中に、

僕がもうあんたたちとは一緒に暮らしたくないって思ってるって
知らせてやりたかったんだ

僕はちゃんとやってましたよ。それを親がメチャクチャにしたんです


孝弘くん、一番子どもな人物だけれど、
全然無垢な存在なんかじゃなくて、
むしろ八代祐司に通じるような…
孝弘くんの将来が心配

最後の終わり方、やっぱりよくわからない

宮部みゆき、これで直木賞か。
なんか意外…


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