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Tue2016.12.20


ペテロの葬列 上・下 宮部みゆき

ペテロの葬列 上・下 宮部みゆき
文春文庫

2016.12.19

プロローグ
1
2

8
9

13
エピローグ
解説  杉江松恋


上巻・裏表紙より。

「皆さん、お静かに。動かないでください」。拳銃を持った、丁寧な口調の
老人が企てたバスジャック。乗客の一人に、杉村三郎がいた。呆気なく
解決したと思われたその事件は、しかし、日本社会のそして人間の心に
潜む巨大な闇への入り口にすぎなかった。連続ドラマ化もされた、『誰か』
『名もなき毒』に続く杉村シリーズ第3作。


下巻・裏表紙より。


杉村三郎らバスジャック事件の被害者に届いた「慰謝料」。送り主は?
金の出所は? 老人の正体は? 謎を追う三郎が行き着いたのは、かつて
膨大な被害者を生んだ、ある事件だった。待ち受けるのは読む者すべてが
目を疑う驚愕の結末。人間とは、かくも不可思議なものなのか――。
これぞ宮部みゆきの真骨頂。解説・杉江松恋



『希望荘』から『誰か Somebody』『名もなき毒』に戻って
『ペテロの葬列』再読。
2014.3.22 ペテロの葬列 宮部みゆき


バスジャックも浮気のことも覚えているのに、
バスジャックの動機とか、
園田編集長の過去とか、
細かいことを全然覚えていない自分にびっくり

毎度のことながら、読んだ本は(私の記憶の)どこに
しまわれているのでせう…

さて。
前2作から読み返したら、また印象は変わるかな。
とか書いてますが。
うーん…
ちょっとは深く読めたかな。
途中やや失速感。
とかも言ってたけど、そんなことはなかった。

ただ。
やっぱり色々ぶっこみすぎ?

菜穂子はやっぱりヤな感じ。
途中、杉村三郎が「解放されたい」と訴える場面が
初見のときよりしっかり印象に残っているので、
あながち間違った理屈じゃないのかなーと
納得感は増したけれど。
だからって、浮気?
なんだかなー…

あと。
森閣下の無理心中が美談なのも、やっぱり違和感。
奥さんが本当にそう望んでいたかなんて、
誰にもわかりようがないことだし。
殺人… だよな…

「森にはあれでよかったんだろう。何よりも、夫人もそう望んでいた。
残念だと思うのは残った者の感傷だ」


いやいや、今多嘉親まで

でも、再読してよかった。

あ。
上下巻に分けるなら、レンブラントの「聖ペテロの否認」は
下巻につけるべきでは。



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Thu2016.10.06


名もなき毒 宮部みゆき

名もなき毒 宮部みゆき
文春文庫

2016.10.4

名もなき毒
解説  杉江松恋


裏表紙より。

今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田(げんだ)いずみは、
質(たち)の悪いトラブルメーカーだった。 解雇された彼女の連絡窓口と
なった杉村は、振り回される。折しも街では、連続毒殺事件が注目を集めて
いた。人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。
解説・杉江松恋



うーん…
杉村三郎、身近にいたらコワイかも。
こんなに次から次へ、事件に出くわすというか、
人の悪意を白日の下にさらすというか。
もしかして、杉村三郎がいるからコワイことが起こるんじゃないかと
思えてくる。

『希望荘』を読んでそう思ったけれど。
『名もなき毒』でもそうでした。

何度か読んでいて、原田(げんだ)いずみが
やらかしたことは、なんとなく覚えていたのだけれど。
あと、バイトくんの外立(はしたて)くんもなんとなく。

それでも、かなりの毒気にあてられた感じ。

ふぅ…


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Sat2016.10.01


誰か Somebody 宮部みゆき

誰か Somebody 宮部みゆき
文春文庫

2016.9.30

1
2
3

19
解説  杉江松恋


裏表紙より。

今多コンツェルン広報室の杉村三郎は、事故死した同社の運転手・
梶田信夫の娘たちの相談を受ける。亡き父について本を書きたい
という彼女らの思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり
始めた三郎の前に、意外な情景が広がり始める――。
稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした、心揺るがすミステリー。
解説・杉江松恋



『誰か Somebody』は、もう何度も読んでいるのに。
杉村三郎・菜穂子・桃子と、今多コンツェルンのことなんかは
覚えているのに、ストーリーの方は、全然覚えていない。

ところどころ思い出すけれど、ほぼ先が読めない

本当に自分にびっくり。

解説によると、『誰か Somebody』は2003年11月の書き下ろし。
『模倣犯』が2001年。
『名もなき毒』が2006年。
『楽園』が2007年。

そっかー…
『希望荘』がコワイんじゃなくて、このシリーズがコワイのか。


誰か

暗い、暗い、と云ひながら
誰か窓下を通る。

室内(うち)には瓦斯が灯り
戸外(そと)はまだ明るい筈だのに

暗い、暗い、と云ひながら
誰か窓下を通る。

西條八十



こんな始まり方をするんだもの、そりゃコワイよな。

そーいえば…
石川橋の欄干の真下に沈んでいた自転車は、
ひき逃げ犯が捨てたものなの…?


古風な円柱に支えられた三階建てのこの建物には、
「ビルヂング」という呼称がふさわしい。落成は昭和初年…
…有名な第一生命ビルを縮尺十分の一ぐらいで縮めた
ような建物だが、…
…もちろん進駐軍の誰かが接収して使ったなどの
歴史的価値もない。


今多コンツェルン本社「別館」の描写になごむ


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Sun2016.09.25


希望荘 宮部みゆき

希望荘 宮部みゆき
小学館

2016.9.23

聖域
希望荘
砂男
二重身(ドッペルゲンガー)


宮部みゆき、怖い…

短編集だし、タイトルが『希望荘』だし、
もっとほのぼのかと思ったら、全部怖い。

『三島屋変調百物語』の現代版、という感じ。
もちろん、確固たる杉村三郎の世界ではあるのだけれど。

杉田比呂美のほのぼのイラストが、
怖さを中和してくれているようでもあり、
そのギャップで、より怖さを増しているようでもあり。

杉村三郎、事件をよぶというより、
死をよんでいるような…

ともあれ、これからも続いてほしいシリーズです


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Sun2016.03.20


ここはボツコニアン 5 FINAL ためらいの迷宮 宮部みゆき

ここはボツコニアン 5 FINAL ためらいの迷宮 宮部みゆき
集英社

2016.3.8

登場人物紹介
第8章
 サンタ・マイラ代理戦争・4
 サンタ・マイラ代理戦争・5
 サンタ・マイラ代理戦争・6
ミニゲーム
 落ち物パラダイス
 落ち物パラダイス・2
第9章
 ためらいの迷宮
 ためらいの迷宮・2
 ためらいの迷宮・3
 ためらいの迷宮・4
 ためらいの迷宮・5
 ためらいの迷宮・6
 ためらいの迷宮・7
最終章
 魔王との戦い
エピローグ


『ここはボツコニアン 4 ほらホラHorrorの村』を
読んだのが2015年12月。

ついにFINALか…

なのに、なんだろう、このひどいストーリーの端折り方

このボツなお話にここまでお付き合いくださった読者の皆様は、
…(略)… タイプは様々なれど、テレビゲームのファンであることは
まず間違いないでしょう(もしも万が一、「テレビゲームをプレイ
したことはないけど、『ボツコニアン』は読んでるよ」という奇特な
方がおられましたら、深くお礼とお詫びを申し上げます)。


いや、その奇特な方に対してこの仕打ち
というか、ゲーム好きな人には面白いのか?

宮部みゆきだからって読んだ私がバカでした…

しかも、『ボツコニアン』文庫化

どんだけ宮部みゆきで売るつもりなんだ…

ピピとピノと、それなりに愛着はあったのに…
悲しいなー…


『ボツポッド Yes No 診断』もテキトーすぎ
「守られたい」に対するYesの矢印の先に
「いや守りたいんだ」のYes/Noがある。
まじめに向きあっちゃいけないの…


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