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Mon2017.09.04


おまえじゃなきゃだめなんだ 角田光代

おまえじゃなきゃだめなんだ 角田光代
文春文庫

2017.9.2

―― ほんもの、が欲しい ――
 約束のジュエリー
  第1話 今日を刻む
  第2話 扉を開ける
  第3話 時を磨く
  第4話 あの日に還る
  第5話 世界に踏み出す
 あの宿へ
  しずかな絢爛
  下り坂上り坂
  あなたはあなたの道を
  彼女の「ほんもの」
 さいごに咲く花
 最後のキス
 幼い恋
 おまえじゃなきゃだめなんだ
―― 好き、の先にあるもの ――
 それぞれのウィーン
 すれ違う人
 不完全なわたしたち
  1 マシェール二番館 中野区丸山二丁目
  2 美蓉館 御殿場市三ノ岡
  3 北原荘201号室 横浜市港北区小机町21××
  4 スカイビル十四階 横浜市西区高島二丁目
  5 平岡荘101号室 横浜市神奈川区神大寺二丁目
  6 紅座 横浜市港北区仲手原21××
  7 共栄ハイツ305 杉並区久我山2-9-××
  8 橙の家 川崎市高津区二子1-××-××
 消えない光
  第1章
  第2章
  第3章
  第4章


裏表紙より。

ジュエリーショップで、婚約指輪を見つめるカップルたち。親に結婚を
反対されて現実を見始めた若い二人と、離婚を決めた大人の二人。
それぞれの思いが形になる光景が胸に響く「消えない光」他23編。人を
好きになって味わう無敵の喜び、迷い、信頼と哀しみ、約束の先にある
もの――すべての大人に贈る宝石のような恋愛短編集。



23編
薄い本なのに?

4ページくらいの短編が続いて納得。

「約束のジュエリー」は、ティファニーのために書いたのかな。

「消えない光」以外は、せいぜい12ページくらいの文章なのに、
過不足なく、それぞれの物語がある。

「消えない光」の二人、できればまた共に人生を歩めるといいなぁ。

「それぞれのウィーン」にフンデルトヴァッサーの美術館が


[角田光代]  [おまえじゃなきゃだめなんだ]  [かくたみつよ

Sat2017.01.07


坂の途中の家 角田光代

坂の途中の家 角田光代
朝日新聞出版

2017.1.5


清志郎の声が頭の中でリフレイン

たまらん坂を登りきる手前の坂の途中の家を…

なので、なんとなく物悲しいけれど幸せな感じで
読み始める。
リクエストの順番待ちの間に、どんな本なのかの
予備知識はきれいさっぱり消えている。

序盤から、裁判員裁判を書きたかったための小説か…
と、思うくらい、平坦な描写が続く。
母が、途中でやめた、というのもうなずける。

と、思いながら読み進めていくうちに、
もしかして、これは『春にして君を離れ』の
パターンか?

里沙子が内省していくうちに、気づいた真実の姿…

けれど実際は、青空のような陽一郎は、静かな、おだやかな、
こちらを気遣うようなもの言いで、ずっと私をおとしめ、傷つけてきた。
私にすら、わからない方法で。里沙子はそのことだけは、今や
はっきり理解している。

やはり裁判で私はおかしくなって、陽一郎を誤解しているのだろうか。
水穂に肩入れするあまり、自分まで被害妄想にとらわれてしまったのか。

憎しみではない、愛だ。相手をおとしめ、傷つけ、そうすることで、
自分の腕から出ていかないようにする。愛しているから。それが
あの母親の、娘の愛し方だった。
それなら、陽一郎もそうなのかもしれない…(略)…陽一郎もまた、
そういう愛し方しか知らないのだ――。


そうなのかもしれないし、そうでないのかもしれない。

でも、考えて考えて気づけたことで、里沙子は大丈夫だと思う。

なにより、「こんなことで」というくらい些細なことで
どんどん追い詰められてしまう心理がとてもよくわかって。
だから、周りの人たちの悪意が心底コワイ。

でも、自分もふくめ、こういう人って、普通にいる。

『春にして君を離れ』、読み返そうかな…


[角田光代]  [坂の途中の家]  [かくたみつよ

Mon2016.11.28


拳の先 角田光代

拳の先 角田光代
文藝春秋

2016.11.26

『拳の先』?
おぉ これは絶対『空の拳』の続きだ
そらのこぶし?
そらのこぶし。

2013.3.10 空の拳 角田光代

そーだよね
続き、書くよね

後半、やや失速感が否めないけれど。

立花の物語がちゃんと終わってよかった。
坂本くんがちょっと寂しかったけれど。

また『空の拳』とあわせて読みたい


[角田光代]  [拳の先]  [かくたみつよ

Mon2014.07.14


対岸の彼女 角田光代

対岸の彼女 角田光代
文春文庫

2014.7.12

対岸の彼女
解説 森絵都


裏表紙より。

専業主婦の小夜子は、ベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされ、
ハウスクリーニングの仕事を始めるが……。結婚する女、しない女、
子供を持つ女、持たない女、それだけのことで、なぜ女どうし、
わかりあえなくなるんだろう。多様化した現代を生きる女性の、友情と
亀裂を描く傑作長編。第132回直木賞受賞作。


… ちょっと違うな。
ベンチャー企業とかハウスクリーニング… よりちょっと古い時代の感じ^^
過去のいじめのエピソードは、胸が苦しくなる。
今の葵と会社の人たち、人物像が曖昧というか中途半端。

最後、小夜子がちゃんと前に踏み出せてよかった


気になったのが、中里典子のお掃除研修。

「…(略)… 手が荒れる洗剤なんてのは、汚れには強いけど、
手が荒れるくらいなんだから人体には害なの、それを最近は
手を抜いて強い洗剤をすぐ使うから」

「はい力を入れないで」

「やさしく円を描くようにしてごらん」

言われるまま、力をこめずスポンジで円を幾つも描き続けていると、
だんだん手元が軽くなっていくのがわかった。


そーなんだ、力を入れないで円を描くんだ
お風呂場の床に目立ち始めたかびを、かびキラーではなく、
石けんとブラシでくるくるしてみる。
… やっぱりかびキラーの方が簡単に白くなる。
でも、身体には悪いからな…


魚の子と書いてナナコ。
魚子紋って、切子ガラスでよく見る斜めの格子なんだ


[角田光代]  [対岸の彼女]  [かくたみつよ

Fri2014.07.11


マザコン 角田光代

マザコン 角田光代
集英社文庫

2014.7.7

空を蹴る
雨をわたる
鳥を運ぶ
パセリと温泉
マザコン
ふたり暮らし
クライ、ベイビイ、クライ
初恋ツアー
あとがき
解説 斎藤環


斎藤環の解説を読んで「ふーむ…」
『クライ、ベイビイ、クライ』と『初恋ツアー』が
よかったかな。


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