Home>エッセイなど(category)  TotalPages9 next

Fri2018.02.16


一瞬と永遠と 萩尾望都

一瞬と永遠と 萩尾望都
朝日文庫

2018.2.15


青緑色の池
先生の住所録
青の時代――「アイロンをかける女」
青のイメージ
「声」の通り道――天童大人「聲ノ奉納」
宙空漂う「なぜ」の問いかけ
一瞬と永遠と
地球の半分の雪
安里屋ユンタ
私は生き物。同じ生き物。
ガラパゴス・ハイ
女心
わが師の恩

食卓にはブラッドベリの幸福を
単純な解答
幻想に帰すディック
クック・ロビンは一体何をしでかしたんだ
胎児の夢に――三木成夫『胎児の世界』
二重螺旋を超えた超新人達――矢口敦子『人形になる』
数学者と狂気――森博嗣『まどろみ消去』
こうやって哲学にはまりこむ。――河合隼雄『青春の夢と遊び』
哲学の快感――永井均『マンガは哲学する』
夢の世の中、「仲蔵狂乱」のこと――松井今朝子『仲蔵狂乱』
我れは宇宙――小松左京『宇宙にとって人間とは何か』
半分人間――半分妖精
寺山修司の少女感覚

男性作家による少女まんがのフェミニンな視点
「超人ロック」の甘い歌声
サイボーグ009に夢中
ユミコ風
天の視座と人の心と
虫は手塚治虫の虫
『新選組』にある喪失と再生
アドルフの葬列
歓喜の声を求めて
ブッダ――生物と生命のタピストリー

日米スーパーヒーロー
オデッサの乳母車
「ディア・ハンター」
批評の型あれこれ
ニューヨーク印象
遊民社の舞台・その他の舞台
ノルウェイの森
「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」
ニジンスキーの太股。
深川秀夫という光または
黒鳥のいない白鳥の湖
神の美酒――ジョルグ・ドン
あとがき
文庫版によせて
初出一覧
解説  穂村弘


初出を見ると、1980年代から2010年くらいまで。
新しいんだか古いんだか。
でも、決して古びてはいない。
萩尾望都という一人の人をとても近しく感じられるエッセイ。

手元に置いておきたい1冊

にしても…
ここに出てくる手塚治虫のマンガを読むのは難しそうだ…
坂田靖子の古いマンガもなぁ…


[萩尾望都]  [一瞬と永遠と]  [はぎおもと

Wed2018.01.03


恋するように旅をして 角田光代

恋するように旅をして 角田光代
講談社文庫

2018.1.1

「あんた、こんなとこで何してるの?」
夢のようなリゾート
トーマスさん
旅における言葉と恋愛の相互関係について
旅のシュールな出会い系
ナマグサ
超有名人と安宿
旅トモ
行動数値の定量
ツーリスト・インフォメーションの部屋にて
ベトナムのコーヒー屋
宴の後、午前三時
ラオスの祭
ミャンマーの美しい雨
Where are we going?
ポケットに牡蠣の殻――アイルランド、コークにて
空という巨大な目玉――モロッコにて
幾人もの手が私を行くべき場所へと運ぶ
あとがき
文庫版あとがき
解説  いしいしんじ


裏表紙より。

時間ができたら旅に出る。かばんひとつで、予定も決めずに。
タイの長距離バスに乗り、ベトナムではコーヒー屋に通い、
モロッコで道に迷い、アイルランドのパブでひとりビールを飲む。
地図を読むのは苦手だけれども、旅するほどにその土地に
恋していく。直木賞作家のフォト・エッセイ。
(『恋愛旅人』を改題)



秋口に読んで、数ページ遺して年を越してしまった
(しかも、読み残したの、本文じゃなく、あとがき部分だった)

角田光代、すげぇ。
としか言いようがない旅エッセイ。

『深夜特急』超えてるかも

方向音痴なのに、地図を持たない。
下調べもなし。
で。
行く先が英語も通じないようなところ。
旅程も行き当たりばったり(にしか見えない)。
心の赴くままに。
女一人で
若いお嬢さんが

すごい。

絶対マネできないけれど。
ちょっとうらやましい…


[角田光代]  [恋するように旅をして]  [かくたみつよ

Sat2017.11.11


捨てきらなくてもいいんじゃない? 岸本葉子

捨てきらなくてもいいんじゃない? 岸本葉子
中央公論社

2017.11.9

モノ減らしに着手
捨てられないのは
コレクションは場所ふさぎ
長持ちさせたい
シーズン末のセール買い
タグ付きであること
ストッキングからソックスへ
ストールは必需品
憧れのコスチューム
靴の痛みにさようなら
持ったことのない香水
バッグの中身
メイク用の拡大鏡
ホワイトニングにひかれつつ
髪にいいかも
服に合う体
鍛えているつもりで
ひそかにマッチョ
座るだけで運動に?
寝ながら歪みとり
片足立ちに挑戦
呼吸で支える
噛み合わせはだいじ
腰痛でもう悩まない
健康長寿をめざすには
日々の小掃除
バイオできれい
微生物と暮らす
棚田と月と
草木有情
世界のすがた
自然災害と日本人
富士塚に登る
江戸前丼
米屋の熊吉
ご飯茶碗が好き
保温ジャーに1週間
サンマを煮れば
鍋だけじゃない鱈
こはだサンドイッチ?
あの頃は甘かったもの
永遠のフルーツパフェ
食卓のリアル
象と洗剤
衛生観念それぞれ
生ごみを、どうしてる?
循環の輪がほころびるとき
風呂敷リバイバル
昔使われていた道具
古いけれども新しい
年とともにゆるくなる?
もてなしのスタイル
ネット家電、リアル家電
恐怖の「生産終了」
進化する商品
スマホにしたけど
使わない機能
たまっていく新聞紙
床に積まれた10冊の本
傘が閉じない
自転車のカギを落として
忘れた? 銀行のカード
何はなくともパスポート
鍵が開かない
できそうで、できないこと
片付けを再開する
久しぶりに歯の治療
眼下に行けば
ノロウイルスだった
コードにつまずく
収納はほどほどに
掛け算九九
四捨五入して60歳
居場所を得ていく
受け身を超えて
「おばさん」的おしゃべり
出歩ける幸せ
不安はあるけど、今を楽しむ
整理に終わりはない
ほんとうに持ちたいもの
あとがき
初出一覧


掲載誌はいくつかあるようだけれど、
それなりにまとめられていて読みやすい。

面白かった


[岸本葉子]  [捨てきらなくてもいいんじゃない?]  [きしもとようこ

Wed2017.11.08


貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 ジェーン・スー

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 ジェーン・スー
幻冬舎

2017.11.7

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題
女子会には二種類あってだな
ていねいな暮らしオブセッション
私はオバさんになったが森高はどうだ
三十路の心得十箇条
エエ女発見や!
カワイイはだれのもの?
メガバイト正教徒とキロバイト異教徒の絵文字十年戦争
隙がないこと岩の如し
ファミレスと粉チーズと私
ブスとババアの有用性
ババアの前に、おばさんをハッキリさせようではないか
ProudtobeaBBA
ピンクと和解せよ。
そんなにびっくりしなさんな
三十代の自由と結婚
食わず嫌いをやめる
歯がために私は働く
限界集落から始めよう
男女間に友情は成立するか否か問題が着地しました
来るべき旅立ちを前に
女友達がピットインしてきました
笑顔の行方
やさしさに包まれたなら、四十路。
2014年雑誌の旅
今月の牡牛座を穿った目で見るならば
桃おじさんとウェブマーケティング
Nissen愛している
ノーモア脳内リベンジ!
東京生まれ東京育ちが地方出身者から授かる恩恵と浴びる毒
母を早くに亡くすということ
パパ、アイラブユー。
とあるゲームの攻略法
小さな女の子の救済作戦
あとがき


裏表紙より。

未婚のプロ、ジェーン・スーの真骨頂!

理屈より気分を優先する女子メンタリティは、社会的弱者に宿るから
こそ輝くもの。社会経験とコズルイ知恵と小金を備えた女たちが「女子!
私たちはずっと女子」と騒ぎ出したら、暴動みたいなものです。



なんか読んだような…
と思ったら、ブログでした。

面白かったけど、一気読みはキツかった。


[ジェーン・スー]  [貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

Sat2017.08.12


絵本・落語風土記 江國滋

絵本・落語風土記 江國滋
河出文庫

2017.8.10

うきよ珈琲こちらでござい  日本橋浮世小路
ぬほんばすの最期  日本橋
従五位上近江守源兵衛藤原鼻利  日本橋・通り一丁目
心学の尾尾骶骨  長谷川町三光新道
あらもったいなや  馬喰町
佃の佃煮  佃島
お忍び視察は日本の伝統?  数寄屋橋
赤井御門守はご名君  丸の内
民のクレーンにぎわいにけり  千代田
七ツ屋の終焉  麹町Ⅰ
さるお屋敷があったとさ  麹町Ⅱ
吉公対金さん  神田竪大工町
むなぎくいめせ  神田川
はの字忘れていろばかり  湯島
野暮で不潔でうっかりもので  本郷
ご門番やーい  後楽園
みんな仲よくエンプラごっこ  市ヶ谷・谷町
暗闇坂の子狸  四谷・暗闇坂
古戦場再見  新宿
都の西北は仇討の名所  高田馬場
労賃双方が失ったもの  青物横丁
天国への入口  品川Ⅰ
如是因如是果  品川Ⅱ
さんまは冷凍にかぎる、か  目黒
奥ゆかしや「某氏殿」  堀の内
大根畑は宝の山よ  練馬
花屋敷周遊コース  浅草Ⅰ
浅草の挽歌  浅草Ⅱ
ロックの嘆き  浅草Ⅲ
路地の表情  浅草Ⅳ
去年(こぞ)の雪いまいずこ  吉原Ⅰ
わが久恋の吸いつけたばこ  吉原Ⅱ
新吉原喫茶カフェー協同組合清算委員会  吉原Ⅲ
噂評判いたすまじく候  上野広小路
牛馬にも奇効あり  池之端仲町
やむをえざれば仕方なし  下谷山崎町と坂本
風流の本場  根岸
先手必勝  蔵前
老船頭の証言  柳橋Ⅰ
柳橋有情  柳橋Ⅱ
吾妻橋からガス自殺  吾妻橋
消えた火種を如何せん  両国橋
南無溺死群生横死諸群  両国回向院
永代橋は人の波  永代橋
宝の山にいりながら  深川櫓下
亀太郎先生ご出世  深川木場
牡狐見参  王子
あとの公害先に立たず  飛鳥山
お熊は死なず  千住
無用の長物右に見て  新橋
ほんとに地球は丸かった  芝公園
最後の海  芝浜
古川に水絶えたり  麻布古川橋
われにふるさとなかりけり  赤坂
遁辞――あとがきに代えて
解説――随筆家江國滋  矢野誠一


裏表紙より。

日本橋は浮世小路といえば『百川』だ。「なに、袈裟がけに
四、五人斬られた?」話をまくらに、落語ゆかりの東京各地を
訪ね、落語の話に絡めながらその土地の今昔を綴る道中が始まる。
全五十四話、一話に一点の挿絵も自筆、稀代の落語通にして
名随筆家の著者がのこした、落語ファン必携のイラストエッセイ集。
解説=矢野誠一



江國香織の『なかなか暮れない夏の夕暮れ』を読んでいたら、
母が、「江國滋、文章が上手よー」と言うので。
図書館で借りてみる。

ちっとも絵本の話が出てこないなぁ…
と思っていたら、「落語風土記」の絵本、
ってことか

絵本…
たしかに、1話に1枚スケッチついてるけど。
これで絵本なのか…

落語はそんなに興味がないけれど、
幸い日本橋界隈の話から始まるので、
実際自分が歩いた光景など浮かべつつ、
落語のテンポもあいまって、するすると
読み進む。

面白かった~

時代は昭和40年頃?

白木屋の火災の白木屋が、東急百貨店日本橋店、
って。もはやコレド日本橋だしなぁ…

長谷川町三光新道は、堀留町か。

日本橋から丸の内まできて、
麹町はちょっとなじみがないけれど、
神田、湯島、本郷ときて、
また青物横丁は名前だけ。
と、知っているところは、頭の中に景色を浮かべ、
知らないところも興味をそそられ。
あぁ、この本を持って、描かれた場所をウロウロしたい

飛鳥山って、あの王寺駅から満開の桜に見惚れたところ?
当時の若木が立派に育ったんですねー

江國滋、面白い

ただ、ときどき難しい言葉がルビもなく
『文豪さんへ。』っくらい易しくしてくれると、
とっつきやすいのに…


如是因(にょぜいん) 
如是果(にょぜか) 
久恋(きゅうれん)


[江國滋]  [絵本・落語風土記]  [えくにしげる]  [江國香織