FC2ブログ
Home>ラ(category)  TotalPages3 next

Thu2019.07.11


償いの報酬 ローレンス・ブロック 田口俊樹訳

償いの報酬 ローレンス・ブロック 田口俊樹訳
二見文庫

A DROP OF THE HARD STUFF
Lawrence Block

2019.7.10

ある夜更け……
1
2

44
ある早朝……
訳者あとがき


裏表紙より。

[マット・スカダー・シリーズ]禁酒を始めてから3か月が経とうとしていた。
いつものようにAAの集会に参加したスカダーは、幼なじみで犯罪常習者の
ジャック・エラリーに声を掛けられる。ジャックは禁酒プログラムとして、過去
に犯した罪を償う“埋め合わせ”を実践しているという。そんな矢先、銃弾を
頭部に撃ち込まれ何者かに殺されてしまう。スカダーはジャックの遺した
埋め合わせリストの5人について調査を始めるが……。
名作『八百万の死にざま』後をノスタルジックに描いたシリーズ最新作。


『宮部みゆき 全一冊』に出てきたローレンス・ブロックの『おかしなことを聞くね』が
図書館になかったので。
テキトーに借りてみたら…
マット・スカダーシリーズでしたか。

ちょっと感傷的な感じがするのは、トシを取ったスカダーが
過去を振り返って語る、という形式だからか。
のんびり読むにはちょうどいい。

シリーズにずっと付き合っていたらもっと楽しめるんだろうな。

マット・スカダーシリーズ、17冊か…

とりあえず、伊坂幸太郎が解説を書いているという
『殺し屋 最後の仕事』を借りてみようか。


[ローレンス・ブロック]  [償いの報酬]  [田口俊樹

Fri2019.03.01


死のドレスを花婿に ピエール・ルメートル 吉田恒雄訳

死のドレスを花婿に ピエール・ルメートル 吉田恒雄訳
文春文庫

ROBE de MARIE
Pierre Lemaitre

2019.2.28

ソフィー
フランツ
フランツとソフィー
ソフィーとフランツ
訳者あとがき
解説  千街昌之


裏表紙より。

ソフィーの目の前に転がる男児の無残な死体。ああ、私はついに人を殺してしまった。
幸福だった彼女の破滅が始まったのは数年前。記憶にない奇行を繰り返し、彼女は
おぞましい汚名を着て、底辺に転落したのだ……。 ベストセラー『その女アレックス』の
原点。あなたの心を凍らせる衝撃と恐怖の傑作サスペンス。解説・千街昌之



しまった、『その女アレックス』は読めなかったんだ…
と思いながら読んでみる。

意外と大丈夫。

こんなに簡単に捜査の手から逃れられるのかなー
とか。
こんなに簡単に他人の生活に干渉できるのかなー
とか。
最後の章の立場の逆転があっけないなー
とか。
莫大な遺産なんか相続しちゃったら、身元ばれちゃうでしょ
とか。
思うところはあるけれど。
面白かった。

最後のソフィーとパパとのやり取り。
『そしてミランダを殺す』のパパと同じほのぼの感。
ソフィーのパパの方が大活躍だけれど。

そーそー!
ソフィーが結婚相談所で出会う軍曹が

言えるのはただひとつ、男はかなり醜いということだった。
…(略)…そうとうなぶおとこじゃないの


という描写なので、まさかフランツだとは思わないのだけれど。

フランツってアンドレ―をたらしこんだりしているし。
フランツの母親サラの写真を見たソフィーは、

目や口元、フランツの母親似は驚くほどだ
…(略)…きれいな女性だ。


なんて言っているのから、ハンサムなんじゃなかろーか。

この矛盾の意味がわからない…


[ピエール・ルメートル]  [死のドレスを花婿に]  [吉田恒雄

Thu2019.02.14


ピクニック・アット・ハンギングロック ジョーン・リンジー 井上里訳

ピクニック・アット・ハンギングロック ジョーン・リンジー 井上里訳
創元推理文庫

PICNIC AT HANGING ROCK
John Lindsay

2019.2.4

1
2

17
訳者あとがき
解説  金原瑞人


裏表紙より。

あの日は絶好のピクニック日和だった。アップルヤード学院の生徒たちは、馬車で
ハンギングロックの麓に向けて出発した。だが、楽しいはずのピクニックは暗転。
巨礫を近くで見ようと足をのばした4人の少女と、教師ひとりが消えてしまったのだ。
何があったのかもわからぬまま、事件を契機に、学院ではすべての歯車が狂い
はじめる。カルト的人気を博した同名の映画原作、本邦初訳。



2018年12月21日初版。
本邦初訳なんだ。

やっぱり映画も見てみたい。


[ジョーン・リンジー]  [ピクニック・アット・ハンギングロック]  [井上里

Tue2017.11.21


華氏451度 新訳版 レイ・ブラッドベリ 伊藤典夫訳

華氏451度 新訳版 レイ・ブラッドベリ 伊藤典夫訳
ハヤカワ文庫

FAHRENHEIT 451
Ray Bradbury

2017.11.20

第1部 炉と火竜
第2部 ふるいと砂
第3部 明るく燃えて
出展
訳者あとがき


裏表紙より。

華氏451度――この温度で書物の紙は引火し、そして燃える。451と
刻印されたヘルメットをかぶり、昇火器の炎で隠匿されていた書物を
焼き尽くす男たち。モンターグも自らの仕事に誇りを持つ、そうした
昇火士(ファイアマン)のひとりだった。だがある晩、風変わりな少女と
であってから、彼の人生は劇的に変わってゆく……。本が忌むべき
禁制品となった未来を舞台に、SF界きっての抒情詩人が現代文明を
鋭く風刺した不朽の名作、新訳で登場!



やっと読んだ~
ずーっとずーっと
読んでいないことが気になっていて。
でも、ブラッドベリはそんなに好きじゃないから、
つい後回しになっていて…

こんな話なんだ。

ディストピアものを読んでると、
必ず頭の中で流れるのは、『未来世紀ブラジル』。
あの音楽とどこからともなく助けに現れるタトル…

モンターグはどうなっちゃうのかと思ったら、
そんなオチが…

この爆撃のシーンは、戦闘機の登場からずっと
印象的なシーンが続くのだけれど
地面に倒れこんだモンターグが見た、

一度だけまばたきした瞬間、都市が見えた。空中に、爆弾ではなく
都市が見えたのだ。両者は位置を入れ替わっていた。そしてつぎの
ありえぬほど短い刹那、都市が立ち上がり、再建され、見覚えのない
姿になり、いくら努力しようと望むべくもないほど高く、人類史上かつて
ないほど高くそびえていくのが見えた。


すごい…


[レイ・ブラッドベリ]  [華氏451度]  [新訳版]  [伊藤典夫

Sun2017.10.01


にんじん ジュール・ルナール 高野優訳

にんじん ジュール・ルナール 高野優訳
新潮文庫

POIL DE CAROTTE
Jules Renard

2017.9.29

にわとり小屋
ヤマウズラ

悪夢
人には言えないこと
尿瓶
うさぎ小屋
つるはし
猟銃
モグラ
ウマゴヤシ
金属製コップ
パンくず
ラッパ
髪の毛
川遊び
オノリーヌ

ためらい
アガト
仕事の分担
盲人
新年
休暇の始めと終わり
ペン
赤いほっぺ
シラミ
ブルータスのように
お父さんとの手紙のやりとり
家畜小屋

羊たち
名付け親

プラム
マチルド
金庫
おたまじゃくし
お芝居ふうに
狩猟
こばえ
初めてのヤマシギ
釣り針
銀貨
自分の意見
木の葉の嵐
反抗
最後の言葉
にんじんのアルバム
訳者あとがき

装画・挿絵  F・ヴァロットン


裏表紙より。

にんじん――。髪の毛が赤くてそばかすだらけのルピック家の三番目の
男の子はみんなからそう呼ばれている。あだなをつけたのはお母さんだ。
お母さんは、にんじんに夜の暗闇のなかをにわとり小屋の扉を閉めに
行かせたり、おもらししたおしっこを朝食のスープに混ぜて飲ませたり
する……。だが、にんじんは母親のいじわるにも負けずに成長してゆく。
生命力あふれる自伝的小説の傑作。



なんで『にんじん』を借りたんだっけ…?

皆川博子の『結ぶ』にでてきたのだったか。
あぁ、そうだ、
旅館のおかみがビロードの巾着を飼っていた、
という話。
出撃して帰ってこなかった兵隊さんが、
映画で「にんじん」をやった俳優に似ていたとか。

それで、そういえば『にんじん』、読んだことないなぁ
と。

大竹しのぶが38年ぶりにミュージカルでにんじん役(14歳)を
演じるって話題になってるし。

借りてきて裏表紙を読んでちょっとびびる。
そんな話?
楽しいミュージカルじゃないの?
なんか「アニー」的なのを(観たことないけど)
想像していたんだけれど

読もうか読むまいかしばし逡巡…

意外とあっさり読めました

頭の中で、「けろっこデメタン」や「みつばちハッチ」が
チラチラしてたけど^^;

それぞれのお話の短さと、F・ヴァロットンのとぼけたイラストが
印象をやわらげているのかな。

昔のお話、こーゆーのよくあるし。

でも、
『にんじん』ってこんな話だったのか…
というのは、やっぱりショーゲキ的。

次は『大いなる遺産』あたりを読み返してみようかな。


[ジュール・ルナール]  [にんじん]  [高野優