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Mon2018.09.17


このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年 J・D・サリンジャー 金原瑞人訳

このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年 J・D・サリンジャー 金原瑞人訳
新潮社

2018.9.15

マディソン・アヴェニューのはずれでのささいな抵抗
ぼくはちょっとおかしい
最後の休暇の最後の日
フランスにて
このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる
他人
 *
若者たち
ロイス・タゲットのロングデビュー
 *
ハプワース16、1924年
訳者あとがき


ホールデン、妹フィービー、兄ヴィンセント。
ベイブ、妹マティ。

「マディソン・アヴェニューのはずれでのささいな抵抗」と
「ぼくはちょっとおかしい」は、ホールデンの物語。

「最後の休暇の最後の日」、「フランスにて」、
「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる」は
ヴィンセントの物語。

「他人」は、ベイブの物語。

「ハプワース16、1924年」は、『バナナフィッシュ日和』のシーモア、
7歳のときの手紙。

「ハプワース16、1924年」は、時間のあるときにもう1度じっくり読みたい。


[J・D・サリンジャー]  [このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる]  [ハプワース16、1924年]  [金原瑞人

Mon2018.07.09


マザリング・サンデー グレアム・スウィフト 真野泰訳

マザリング・サンデー グレアム・スウィフト 真野泰訳
新潮クレスト・ブックス

Mothering Sunday
Graham Swift

2018.7.7

マザリング・サンデー
訳者あとがき


裏表紙より。

あの秘密の裏道を通って、
わたしは本当の人生を漕ぎはじめる。

メイドに許された年に一度の里帰りの日、ジェーンは生涯忘れられない
悦びと喪失を味わった。
平易な言葉で巧緻に世界を描き出す、ブッカー賞作家の新たな代表作。

Sakai Junko 酒井順子
1924年3月のとても暖かなマザリング・サンデーに、イギリスのとある屋敷の
中を一人で、そして全裸で歩いていた、若い女性。彼女は、他の屋敷で働く
メイドです。勤務先でもない屋敷を、彼女が裸で歩くのは、何故か。彼女が
裸で歩む先は、どこなのか……。それは誰しも人生を振り返れば必ずある、
自分にとって特別な日。彼女のそんな日を演出するのは、セックスと死でした。
読みながら、自分もまた裸で屋敷の扉を一枚ずつ開けていくような気持ちに
なる物語。人生の扉は、マザリング・サンデーの後も、続くのです。

Kazuo Ishiguro カズオ・イシグロ
至妙。『マザリング・サンデー』は愛と情欲、そしてイングランドの理不尽な
階級制度の壁に立ち向かう真っ当な庶民の生き様を描いている。

The New Yorker ニューヨーカー誌
性と知に目覚めるおとぎ話。


カバーそでより。

1924年春、メイドに許された年に一度の里帰りの日に、ジェーンは生涯
忘れられない悦びと喪失を味わう。孤児院で育ち、帰る家のない彼女は、
自転車を漕いで屋敷を離れ、秘密の恋人に逢い、書斎で好きなだけ本を
眺める。そこに悲報が――。人生を一変させた美しき日をブッカー賞作家
が熟練の筆で描く、精緻極まる小説。ホーソーンデン賞受賞作。

The Independent インディペンデント紙
『マザリング・サンデー』はインスピレーションの泉に対するコンラッドふう
賛歌であり、この一見したところからは予想もできないほど精緻な小説の
ページの中には、スウィフトが師と仰ぐコンラッドの声がこだましている――
「私に正しきことばと正しき調子を与えよ。さすれば私は地球を動かして
みせよう」。

The Times タイム紙
『マザリング・サンデー』は、スウィフトが書くすべての作品と同様、
スウィフトが以前に書いたどの作品とも全く違っていて、読者は
えも言われぬ仕方でじらされる。



ちょっと『日の名残り』を彷彿とさせる物語。


R・L・スティーヴンスン
 宝島
 誘拐されて
 ジキル博士とハイド氏

ジョゼフ・コンラッド
 青春
 闇の奥


[グレアム・スウィフト]  [マザリング・サンデー]  [真野泰

Mon2017.11.13


逃げてゆく愛 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳

逃げてゆく愛 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳
新潮社

Liebesfluchten
Bernhard Schlink

2017.11.11

もう一人の男
脱線
少女とトカゲ
甘豌豆(あまえんどう)
割礼
息子
ガソリンスタンドの女
訳者あとがき


カバーそでより。

最愛の妻の死後、見知らぬ男から届いた不審な手紙の謎を夫が探る
「もう一人の男」。遺された一枚の絵を手がかりに、息子が父親の
暗い過去をたどる「少女とトカゲ」。ほかに、妻と二人の愛人を
巧みに操っていた男の悲喜劇「甘豌豆」、「ガソリンスタンドの女」
など、全7篇。



「甘豌豆(あまえんどう)」、コメディも書けるのね^^

静かで美しい短編集でした。


[ベルンハルト・シュリンク]  [逃げてゆく愛]  [松永美穂

Tue2017.10.31


朗読者 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳

朗読者 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳
新潮文庫

Der Vorleser
Bernhard Schlink

2017.10.30




訳者あとがき
文庫版訳者あとがき


裏表紙より。

15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に
落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」――ハンナは、なぜかいつも
本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。
だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。
二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。現代ドイツ文学の
旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。



再読。
あらすじを読んでも、思い出せなかったのが、
数ページ読んだとき、突然、

ああ
文盲だって明かせなくて、
強制収容所の看守として裁かれた裁判で弁解もできなくて、
一番重い罪を被せられて…

と、怒涛のように思い出した。

ミラクル

朗読者。

ミヒャエルって、こんな人生だったんだ。

ハンナは最後に絶望したんだろうか。
それとも、ある意味幸福の中で死んでしまったんだろうか。


[ベルンハルト・シュリンク]  [朗読者]  [松永美穂

Sat2017.10.21


階段を下りる女 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳

階段を下りる女 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳
新潮社

Die Frau auf der Treppe
Bernhard Schlink

2017.10.20

第1部
 1
 …
 26
第2部
 1
 …
 25
第3部
 1
 …
 22


カバーそでより。

出張先のシドニーで突然再会した一枚の絵。一糸まとわぬ姿で階段を
下りてくるのは、忽然と姿をくらました謎の女。企業弁護士として順調に
歩んできた初老の男に、40年前の苦い記憶が甦る。あの日、もし一緒に
逃げることができていたら……。孤絶した海辺の家に暮らす女を探し当て
た男は、消したくとも消せなかった彼女の過去を知る。そして死期が迫る
女に静かに寄り添い、果たせなかった二人の物語を紡ぎ始める。
人生の終局の煌めきを描く、世界的ベストセラー作家の新境地。

Leipziger Volkszeitung ライプツィヒ国民新聞
彼らの人生において何が実際に可能だったのかは、この機知に富んだ、
やさしくてときおり悲しい小説では答えが出ないままだ。この本は「殻に
こもった生活」、愛の不思議さ、年老いること、つかむことと手放すこと、
回顧と出発について語っている。



「ぼく」という語り口に、どうしても40代くらいにしか思えない。
40年前というから、60にはなってるよね…

ハルキ?
カズオイシグロ?
ベルンハルト・シュリンクって、こんな感じだっけ?

カバーに
ラストシーンは、まるでミレーの「オフィーリア」のように
美しく、静けさに満ちている

という一文があるけれど。
全然オフィーリアの絵ではなかった
カバーに煽られて、無駄にがっかり。
いい話なのに

そー…
色々なことが曖昧なまま進んでいくのだけれど、
まさに、「やさしくてときおり悲しい小説」。

主人公がイレーネと過ごすうち、自身の家族に思いをはせる様子が
クリスティの『春にして君を離れ』… というか、
ちょうど『この声をきみに』の竹野内豊のよう。

妻はとうになく、イレーネも失って…
それでも主人公が子どもたちと関係を結びなおせることを
切に願う


[ベルンハルト・シュリンク]  [階段を下りる女]  [松永美穂