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Mon2017.11.13


逃げてゆく愛 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳

逃げてゆく愛 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳
新潮社

Liebesfluchten
Bernhard Schlink

2017.11.11

もう一人の男
脱線
少女とトカゲ
甘豌豆(あまえんどう)
割礼
息子
ガソリンスタンドの女
訳者あとがき


カバーそでより。

最愛の妻の死後、見知らぬ男から届いた不審な手紙の謎を夫が探る
「もう一人の男」。遺された一枚の絵を手がかりに、息子が父親の
暗い過去をたどる「少女とトカゲ」。ほかに、妻と二人の愛人を
巧みに操っていた男の悲喜劇「甘豌豆」、「ガソリンスタンドの女」
など、全7篇。



「甘豌豆(あまえんどう)」、コメディも書けるのね^^

静かで美しい短編集でした。


[ベルンハルト・シュリンク]  [逃げてゆく愛]  [松永美穂

Tue2017.10.31


朗読者 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳

朗読者 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳
新潮文庫

Der Vorleser
Bernhard Schlink

2017.10.30




訳者あとがき
文庫版訳者あとがき


裏表紙より。

15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に
落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」――ハンナは、なぜかいつも
本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。
だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。
二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。現代ドイツ文学の
旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。



再読。
あらすじを読んでも、思い出せなかったのが、
数ページ読んだとき、突然、

ああ
文盲だって明かせなくて、
強制収容所の看守として裁かれた裁判で弁解もできなくて、
一番重い罪を被せられて…

と、怒涛のように思い出した。

ミラクル

朗読者。

ミヒャエルって、こんな人生だったんだ。

ハンナは最後に絶望したんだろうか。
それとも、ある意味幸福の中で死んでしまったんだろうか。


[ベルンハルト・シュリンク]  [朗読者]  [松永美穂

Sat2017.10.21


階段を下りる女 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳

階段を下りる女 ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳
新潮社

Die Frau auf der Treppe
Bernhard Schlink

2017.10.20

第1部
 1
 …
 26
第2部
 1
 …
 25
第3部
 1
 …
 22


カバーそでより。

出張先のシドニーで突然再会した一枚の絵。一糸まとわぬ姿で階段を
下りてくるのは、忽然と姿をくらました謎の女。企業弁護士として順調に
歩んできた初老の男に、40年前の苦い記憶が甦る。あの日、もし一緒に
逃げることができていたら……。孤絶した海辺の家に暮らす女を探し当て
た男は、消したくとも消せなかった彼女の過去を知る。そして死期が迫る
女に静かに寄り添い、果たせなかった二人の物語を紡ぎ始める。
人生の終局の煌めきを描く、世界的ベストセラー作家の新境地。

Leipziger Volkszeitung ライプツィヒ国民新聞
彼らの人生において何が実際に可能だったのかは、この機知に富んだ、
やさしくてときおり悲しい小説では答えが出ないままだ。この本は「殻に
こもった生活」、愛の不思議さ、年老いること、つかむことと手放すこと、
回顧と出発について語っている。



「ぼく」という語り口に、どうしても40代くらいにしか思えない。
40年前というから、60にはなってるよね…

ハルキ?
カズオイシグロ?
ベルンハルト・シュリンクって、こんな感じだっけ?

カバーに
ラストシーンは、まるでミレーの「オフィーリア」のように
美しく、静けさに満ちている

という一文があるけれど。
全然オフィーリアの絵ではなかった
カバーに煽られて、無駄にがっかり。
いい話なのに

そー…
色々なことが曖昧なまま進んでいくのだけれど、
まさに、「やさしくてときおり悲しい小説」。

主人公がイレーネと過ごすうち、自身の家族に思いをはせる様子が
クリスティの『春にして君を離れ』… というか、
ちょうど『この声をきみに』の竹野内豊のよう。

妻はとうになく、イレーネも失って…
それでも主人公が子どもたちと関係を結びなおせることを
切に願う


[ベルンハルト・シュリンク]  [階段を下りる女]  [松永美穂

Sun2017.06.25


不死販売株式会社 ロバート・シェクリー 福島正実訳

不死販売株式会社 ロバート・シェクリー 福島正実訳
少年少女世界SF文学全集9
あかね書房

Immortality,Inc.
Robert Sheckley

2017.6.24

はじめに  福島正実
衝突
未来に生きかえる
レックス動力会社
計画中止
22世紀の世界
誘拐
お前の番だ!
レイリー社長
ゾンビー
自信をもって
友との再会
霊魂交換局
狂剣士
狩人の群れ
つきまとうゾンビー
戦いの朝
一騎うち
さわぐ幽霊
地下世界
墓の中で
あやしい女
疑惑の雲
来世会社からの使い
陰謀だ!
絶体絶命
追放
脱出
心とからだをばらばらに
心の旅路
あらわれたゾンビー
殺人者は……
来世へ
解説  福島正実
さしえ  中山正美


ロバート・シェクリーを探したら、
えらい古い本しかない…

“少年少女”世界SF文学全集なせいか、
文中に挿し絵があって、
懐かしの児童文学な感じ…

Immortality,Inc.
発想が面白い


[ロバート・シェクリー]  [不死販売株式会社]  [福島正実

Wed2016.05.11


ミレニアムミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上・下 スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳

ミレニアムミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上・下 スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳
ハヤカワ・ミステリ文庫

2016.5.8

第一部 廊下での間奏曲
      4月8日――4月12日
第二部 ハッカー共和国
      5月1日――5月22日
訳者あとがき
第三部 ディスククラッシュ
      5月27日――6月6日
解説  文芸評論家 池上冬樹


上巻・裏表紙より。

宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせるが、
自らも瀕死の状態に陥った。だが、二人とも病院に送られ、一命を
取りとめる。この事件は、ザラチェンコと深い関係を持つ闇の組織・
公安警察特別分析班の存在と、その秘密活動が明るみに出る危険
性をもたらした。危機感を募らせた元班長は班のメンバーを集め、
秘密を守る計画を立案する。その中には、リスベットの口を封じる
卑劣な方策も含まれていた。


下巻・裏表紙より。

リスベットは回復しつつあった。ミカエルは様々な罪を着せられていた
彼女を救うため、仲間を集めて行動を開始する。だが、特別分析班は、
班の秘密に関わる者たちの抹殺を始めた。一方ミカエルは病院内の
リスベットと密かに連絡を取り、有益な情報を得ようとする。そして、
特別分析班の実態を調べる公安警察と手を組み、巨大な陰謀の解明
に挑む。やがて始まるリスベットの裁判の行方は? 驚異のミステリ
三部作、ついに完結!


公安警察の人たちの名前が若干こんがらがって
流したけれど。
ブルムクヴィストとかホルゲル・パルムグレンとか
イェオリ・ニーストレムとか…
すっかり馴染んだなぁ
と感慨深い。

ニーダーマンのことは、すっかり忘れていた。
リスベットが釘打ち機で釘付けにしちゃうラストも。

でも何度読み返しても面白い
3で終わるのは惜しすぎる世界だから、
まったく別の作者の手で4が紡がれ、
さらに続編が期待できるのは
ほんとうにうれしい


[スティーグ・ラーソン]  [ミレニアム3]  [眠れる女と狂卓の騎士]  [ヘレンハルメ美穂]  [岩澤雅利