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Sat2017.02.18


かくれんぼ ジェイムズ・パタースン 小林宏明訳

かくれんぼ ジェイムズ・パタースン 小林宏明訳
新潮文庫

HIDE AND SEEK
James Patterson


プロローグ かくれんぼ
第1部 不幸な星の下に
第2部 嵐の前の静けさ
第3部 ウィル
第4部 月の裏側
第5部 トライアル&エラー
第6部 かくれんぼ――ふたたび
エピローグ 夜の歌
訳者あとがき


裏表紙より。

カルト的人気を誇るシンガーとして成功を収めたマギー。彼女には、
娘を暴力から守るために前夫を殺害した過去があった。一方、心の
奥底に狂気を秘めたウィルは、天才サッカー選手として国際的な
名声を手中にしていた。たがいに血塗られた過去を持つ女と男。
ふたりが出会ったとき、死を賭したゲームの幕が切って落とされた!
驚愕と戦慄が待ちうける、ノンストップ・サイコホラー。








[ジェイムズ・パタースン]  [かくれんぼ]  [小林宏明

Sun2013.09.22


アンサンブル サラ・パレツキー 山本やよい訳

アンサンブル サラ・パレツキー 山本やよい訳
早川書房(ハヤカワミステリ文庫)

SARA PARETSKY'S SHORT STORY COLLECTION Vol.2
Sara Paretsky

2013.9.22

三十周年に寄せて――日本の読者のみなさまへ
第一部 V・I・ウォーショースキーの事件簿
 追憶の譜面
 売名作戦
 フォト・フィニッシュ
 V・I・ウォーショースキー最初の事件
第二部 ウィンディシティ・ブルース
 命をひとくち
 スライドショー
 フロイトに捧げる決闘
 偉大なるテツジ
 分析検査
第三部 ボーナス・トラック
 ポスター・チャイルド
訳者あとがき


第二部の「命をひとくち」は悲しすぎるし、
「スライドショー」は後味が悪い。
「フロイトに捧げる決闘」が哲学的すぎて退屈だったので、
「偉大なるテツジ」は数行で飛ばしてしまった
最後まで読んで、1つだけ読まないのも…と思い、
読んでみたけれど…
「分析検査」も、いまひとつ。
結局、政治的対立や、宗教の違いなど、アメリカの文化が
きちんとわかっていないので、話がいまひとつわからない
のだろうなーと思うけれど。
いかんともしがたい

ヴィクシリーズは、お馴染みとなった登場人物達の魅力で
楽しめているんだ
そーか。
サラ・パレツキー、結構難しいんだ

「ポスター・チャイルド」に、レイドン・アシュフォードが
出てくるのが嬉しい


[サラ・パレツキー]  [アンサンブル]  [山本やよい]  [Sara]  [Paretsky

Sun2013.07.07


ナイト・ストーム サラ・パレツキー 山本やよい訳

ナイト・ストーム サラ・パレツキー 山本やよい訳
早川書房

BREAKDOWN
Sara Paretsky

2013.7.2

謝辞
1 墓場で深夜勤務
~ (目次だけで終わってしまうので省略^^;)
53 ヴァンパイアはなかなか死なない
訳者あとがき


V・I・ウォーショースキーも50歳
わたしは自分が十五じゃなくて五十だってことを一瞬忘れてしまった、
サウス・サイドのストリートファイターにすぎません

とか、
ランチハウスは築五十年ぐらいで、修繕が必要だった。
なんとなく親近感を覚えた。わたしも五十歳ぐらい、
情報をひきだすテクニックには明らかに修繕が必要だ。

なんて言っているので、50歳目前というところか。
ちゃんと歳を取っていて、一安心。

でも、今回はいつにもまして、ヴィク一人で八面六臂の活躍。
わたしがジャーゲンズを見つけ、わたしがアリエル・ジッターの
命を救い、レイドン・アシュフォードがロックフェラー・チャペルの
バルコニーから突き落とされたときには、わたしが彼女を病院へ
運んだのよ。こっちは女一人で仕事をしてて、あなたのほうには
一万三千人の警官がいるというのに、わたしが何もかもやったのよ。

という前に、嵐の真夜中に閉鎖された墓地で少女達を保護し、
そこで胸に鉄の棒を突き立てたマイルズ・ヴフニクの死体を
発見したのもヴィク。

登場人物もたくさん。
たくさんすぎて、常連さん以外の登場人物に馴染むのに
ちょっと手間取る。
けれど面白いので、ページが進む。
アメリカの政治、人種問題、移民問題、性差別、貧富の差、
ユダヤ人の迫害… など深刻な問題も盛り沢山。
政治と宗教とメディアの関係が、結構エグイ。
ハッピーエンドで良かった


[サラ・パレツキー]  [ナイト・ストーム]  [山本やよい]  [Sara]  [Paretsky

Wed2013.02.06


終わりの感覚 ジュリアン・バーンズ 土屋政雄訳

終わりの感覚 ジュリアン・バーンズ 土屋政雄訳
新潮社

The Sense of an Ending
Julian Barnes

2013.2.4

I
2


珍しく母が自分で図書館に行って、リクエストして来たと言うので
何という本か聞くと
「えーと、なんとか…外国の…
 2011年にブッカー賞を取った本よ」

母は、賞を取った、とか、書評で褒めていた、とかに弱い

で、数日経っても、ほんの10ページほどのところに、
栞代わりのハガキがはさまったまま。
「なかなかリズムにのれないのよ。もう、いいわ。」

早っ

確かに、トニーの回想で始まる物語は、なかなか入り込みにくい。

トニー、コリン、アレックスの三人組に、転入生のエイドリアン。
「ライ麦畑でつかまえて」のホールデンが、年をとってから
学生時代を回想したら、こんな感じ?
物語はさらさら進む。
高校を卒業し、別々の道に進んだ4人。
トニーは大学に行き、ベロニカと付き合い、別れ…
ケンブリッジに進んだエイドリアンから、
ベロニカと付き合うことを許してほしいという手紙を受け取る。
社会に出る前に、アメリカを半年放浪して帰ってきたトニーは、
エイドリアンが自殺したことを知る。
結婚し、娘が生まれ、離婚をし、娘の結婚に立ち会い、
今は引退して、穏やかな一人暮らし。
かつて高校で、歴史の先生の「歴史とは?」という問いに、
「勝者の嘘の塊」と答えたトニーだが、
今は、「生き残った者の記憶の塊」だと知る。

なんとなく、カズオイシグロを思い浮かべて読み始めたけれど、
カズオイシグロとは違う。

2章になってやっと、見知らぬ弁護士から手紙が届く。
ベロニカの母が、500ポンドとエイドリアンの日記を
トニーに遺贈したと。
しかしながら、日記はベロニカの手元にある。

そして…『衝撃的エンディング』
a2+v+a1*S=b

何年かしたら、また読み直してみたい。


[ジュリアン・バーンズ]  [終わりの感覚]  [Julian]  [Barnes]  [The]  [Sense]  [of]  [an]  [Ending]  [土屋政雄