Home>タ(category)  TotalPages4 next

Thu2016.09.15


ロング・グッドバイ レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳

ロング・グッドバイ レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳
早川書房

2016.9.13

1
2
3

53
訳者あとがき  準古典小説としての『ロング・グッドバイ』


裏表紙より。

私立探偵のフィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫
テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、
男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、
互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは
妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には
悲しくも奥深い真相が隠されていた……村上春樹の新訳で話題を
呼んだ新時代の『長いお別れ』が文庫版で登場



『ロング・グッドバイ』!
『長いお別れ』が!
と、いうことも、最初のときほど気にならず…
(さすがに清水俊二の訳は古いって思ったせいか

むしろ、
テリー・レノックスが、脳内ですっかり綾野剛になって
しまうことに少々困惑。

ま。
NHKドラマ『ロング・グッドバイ』を、
うっかり浅野忠信だから見てしまったときは
綾野剛ってなんだよー
と思ったけれど。
ドコモのCM「ひかりって、誰?」篇以来、
綾野剛が好きなので、
脳裏にちらついても、全然気にならない。

フィリップ・マーロウ42歳。
リンダ・ローリング36歳。
そして、1年半後、『プレイバック』の最後につながるのか…

村上春樹のあとがきが50ページもある!
そこまでつきあえないや…

それにしても、『ロング・グッドバイ』、594ページ。
『プレイバック』、289ページ。
しかも1ページの文字数が、『プレイバック』の方がゆったり。
『ロング・グッドバイ』、読んでも読んでも終わらないと思った…


[レイモンド・チャンドラー]  [ロング・グッドバイ]  [村上春樹

Mon2016.08.29


リトル・シスター レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳

リトル・シスター レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳
早川書房

2016.8.27

1
2
3

35
訳者あとがき  村上春樹


裏表紙より。

「行方不明の兄オリンを探してほしい」私立探偵フィリップ・マーロウの
事務所を訪れたオーファメイと名乗る若い娘は、二十ドルを握りしめて
そう告げた。マーロウは娘のいわくありげな態度に惹かれて依頼を引き
受ける。しかし、調査をはじめた彼の行く先々で、アイスピックで首の
うしろをひと刺しされた死体が……。謎が謎を呼ぶ殺人事件は、やがて
マーロウを欲望渦巻くハリウッドの裏通りへと誘う。
『かわいい女』新訳版。



『リトル・シスター』?
『かわいい女』ね。

タイトルはさておき、春樹訳、
ジョドパーズに引っかかる。
ジョッパーズじゃなくて?
(ジョドパーズも正解だった。知らなかった…

と思ったら、その前に出てきたスティル写真が
スチール写真のことだった。
still写真なのね。

わかんないよ

なによりわからなかったのが
マーロウが、メイヴィス・ウェルドの部屋を出た後、
スティールグレイブと言葉を交わしているのに、
メイヴィス・ウェルドとスティールグレイブの写真を見て
見覚えのない男と言っている点。
これは、訳のせいではないけれど…

途中でますます誰が誰やらわからなくなって、
でもまぁいっかと思う。
思ったらラストが見えちゃったし

村上春樹は、あとがきでオーファメイを絶賛しているけれど
オーファメイはそんなに魅力的には思えなかった。

ドロレス・ゴンザレスの方が素敵
メイヴィス・ウェルドも。
古き良きハリウッド
高口里純の『伯爵と呼ばれた男』を思い出す


[レイモンド・チャンドラー]  [リトル・シスター]  [村上春樹

Tue2016.08.23


プレイバック レイモンド・チャンドラー 清水俊二訳

プレイバック レイモンド・チャンドラー 清水俊二訳
早川書房

2016.8.22

1
2
3

28
レイモンド・チャンドラーのこと  清水俊二


裏表紙より。

女の尾行を依頼されたマーロウは、ロサンジェルス駅に着いた列車の
中にその女の姿を見つけた。だが、駅構内で派手な服装の男と言葉を
交すや、女の態度は一変した。明らかに女は脅迫されているらしい。
男は影のように女について回った……そして二人を追うマーロウを待つ
一つの死とは? 正統派ハードボイルドの伝統を築いたチャンドラーが、
名作『長いお別れ』ののち、5年の沈黙を破って発表した問題の遺作!



昔読んだときは全然気にならなかったハズの清水俊二の訳が
ところどころ引っかかる

その訳者あとがきによると、初版が1959年10月
このあとがき自体が1977年7月。
そりゃ、古い…
台所に電気レインジ…
貨幣価値も全然わからない…

全然覚えていない内容は…
最後、フィリップ・マーロウが結婚
リンダ・ローリング?
『長いお別れ』かぁ…


[レイモンド・チャンドラー]  [プレイバック]  [清水俊二

Tue2016.05.31


罪と罰 上・下 ドストエフスキー 工藤精一郎訳

罪と罰 上・下 ドストエフスキー 工藤精一郎訳
新潮文庫

2016.5.29

第一部
第二部
 …
第六部
エピローグ
解説  工藤精一郎


上巻・裏表紙より。

鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは、
一つの微細な罪悪は百の善行に償われるという理論
のもとに、強欲非道な高利貸の老婆を殺害し、その
財産を有効に転用しようと企てるが、偶然その場に
来合せたその妹まで殺してしまう。この予期しなかった
第二の殺人が、ラスコーリニコフの心に重くのしかかり、
彼は罪の意識におびえるみじめな自分を発見しなけ
ればならなかった。


下巻・裏表紙より。

不安と恐怖に駆られ、良心の呵責に耐えきれぬラスコー
リニコフは、偶然知り合った娼婦ソーニャの自己犠牲に
徹した生き方に打たれ、ついに自らを法の手にゆだねる。
――ロシヤ思想史にインテリゲンチャの出現が特筆された
1860年代、急激な価値転換が行われる中での青年層の
思想の昏迷を予言し、強烈な人間回復への願望を訴えた
ヒューマニズムの書として不滅の価値に輝く作品である。


『『罪と罰』を読まない』が面白かったので、
『罪と罰』を読んでみる。

上巻やっと200ページくらいのところ、
飲み屋のおかみが警察でまくしたてるシーンで
読んだことあるかも…
という気がする。

全然本筋と関係ない、おかみだって
その後2度と出てこない登場人物なのに。
強烈な既視感

なんだろー…
読んだことあるのかなー…
それとも、ディケンズあたりに似たような場面が
あったのかなー…

結局、やっぱり読んだことあるのかも、
と思いながら、
でも、確証もなく、読了。

こんな話なんだ。

ラスコーリニコフ、太宰か!
『人間失格』?
独白長いし。
ハムレットとか。
しかも、エピローグまできて
全然反省してなかったのか おまえ
というショーゲキ

解説の最後に

トルストイとドストエフスキーの両巨匠は、1960年代の
改革に浮かれ騒ぐ若い世代に、いかにも両者らしい
やり方で警告をあたえた。トルストイは『戦争と平和』で
ロシアのあるべき理想の姿を教え、ドストエフスキーは
『罪と罰』で人間の本性を忘れた理性だけによる改革が
人間を破滅させることを説いたのである。


なるほど。


[ドストエフスキー]  [罪と罰]  [工藤精一郎訳

Tue2016.05.17


あまたの星、宝冠のごとく ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 伊藤典夫・小野田和子訳

あまたの星、宝冠のごとく ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 伊藤典夫・小野田和子訳
ハヤカワ文庫SF

CROWN OF STARS
James Tiptree, Jr.

2016.5.16

アングリ降臨
悪魔、天国へいく

すべてこの世も天国も
ヤンキー・ドゥードゥル
いっしょに生きよう
昨夜も今夜も、また明日の夜も
もどれ、過去へもどれ
地球は蛇のごとくあらたに
死のさなかにも生きてあり
解説 銃口の先に何がある?/小谷真理


裏表紙より。

地球からの異星調査隊が不思議な共生生物と出会い深い関係を
結ぶ「いっしょに生きよう」、神の死の報を受け弔問に来た悪魔の
考えた天国再活性化計画が意外な展開を見せる「悪魔、天国へ行く」、
55年後の自分と2週間だけ入れ替わった男女が、驚愕の未来に
当惑する「もどれ、過去へもどれ」など、その生涯にわたってSF界を
驚かせ強い影響を与え続けて来た著者による、中期から晩年に
かけて執筆された円熟の10篇を収録。



◇ アングリ降臨
いまひとつオチがわからない…

◇ 悪魔、天国へいく
こちらも同じ。
よくわからないのは、キリスト教をちゃんとわかっていないから?

◇ 肉
えぐい…

◇ すべてこの世も天国も
『夏の夜の夢』みたいな楽しさ

◇ ヤンキー・ドゥードゥル
『ナイン・ストーリーズ(サリンジャー)』がちょっと浮かぶ。
近未来の設定?
でも、現実もこうなんだろうと思わせる。

◇ いっしょに生きよう
宇宙人が植物!
ファンシーなSF。

◇ 昨夜も今夜も、また明日の夜も
これも近未来、デストピア。

◇ もどれ、過去へもどれ
これは… ツラい…
一番容赦ないオチだった

◇ 地球は蛇のごとくあらたに
すごいスケールのお話。

◇ 死のさなかにも生きてあり
死後の世界って、こんな?

71歳で、寝たきりの夫(84)を射殺し、
直後に自身も銃で自殺。
元CIA。

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、もっと読みたい


[ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア]  [あまたの星、宝冠のごとく]  [伊藤典夫]  [小野田和子