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Wed2013.04.24


望郷 湊かなえ

望郷 湊かなえ
文藝春秋

2013.4.23

みかんの花
海の星
夢の国
雲の糸
石の十字架
光の航路


瀬戸内海に浮かぶ「白綱島(しらつなじま)」を
舞台にした短編。

「母性」を読んで、
湊かなえはしばらくいいかな…
と思ったのだけれど、
「望郷」、あちらこちらで絶賛されているので
借りてみました

白綱島が舞台、というだけで、それぞれ独立した短編。
短編のせいか、くどくなく、ちょうどいい分量。
それぞれに、湊かなえらしいどんでん返しはあるし、面白い。


◇みかんの花
 流行作家となった姉が、島を飛び出したきり
 島に帰ってこようともしなかった本当の理由は…

まさか殺人がからんでいるとは思わず、びっくり。


◇海の星
 小6のときに、父が失踪し、母と二人、父を待つ日々を送っていた
 僕の前に現れた漁師のおっさん。
 おっさんが僕たちに近づいたのは、美人の母への下心ではなく…

漁網に死体がかかっても、そっと海に戻しちゃう、ってホントに?


◇夢の国
 「屋敷の奥様」と呼ばれた祖母と、娘しか産めなかった母と、
 時代錯誤な「家」に縛り付けられた私。

“東京ドリームランド”と出てくるのだけれど。
“ディズニーランド”じゃいけないのかな。
そればかり気になって、どんでん返しの衝撃が薄まっちゃいました


◇雲の糸
 母親が父親を殺したため、島での生活には辛い思い出しかない。
 なのに、島を出て、アーティストとして成功したヒロタカは、
 島の鉄工所の創業記念パーティに呼ばれ…

この辺で、
この島、殺人多すぎない?
と、チャチャを入れたくなる…


◇石の十字架


◇光の航路


湊かなえ、短編いいです


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Thu2013.02.14


母性 湊かなえ

母性 湊かなえ
新潮社

2013.2.13

第一章 厳粛なとき
  母性について 母の手記 娘の回想 *リルケの詩
第二章 立像の歌
  母性について 母の手記 娘の回想 *リルケの詩
第三章 嘆き
  母性について 母の手記 娘の回想 *リルケの詩
第四章 ああ 涙でいっぱいのひとよ
  母性について 母の手記 娘の回想 *リルケの詩
第五章 涙の壷
  母性について 母の手記 娘の回想 *リルケの詩
第六章 来るがいい 最後の苦痛よ
  母性について 母の手記 娘の回想 *リルケの詩
終章 愛の歌
  母性について *リルケの詩


湊かなえ2連チャンは、ちょっとキツイなー
と思いつつ、気になって一気読み。

物語は、女子高校生の転落死のニュースで始まる。
事故か?自殺か?

続く「母の手記」は、神父への告白。
冒頭の女子高生の母親かと思いきや、
「娘の回想」と続く。
回想?
死んでなかったの?

母の手記と娘の回想、同じ出来事が、全く違う様相を見せる。
痛々しいまでに、母に愛されたいと願う娘。
「愛を注いだ」なんて言いながら、娘を虐待している母親。

リルケの詩が引用されているのを飛ばしちゃいけないんでしょうか…

途中で「あぁ違うのか、この人か」と気づいても、
最後まで一気に読ませる。
でも、なんだろー
なんかすっきりしない
ちゃんと話をすれば、もっと早くに娘は救われたんじゃ…

第六章で、やっと、冒頭の女子高校生が死んでいない、
とわかるように書いてるのも不自然。
普通、最初に「意識不明の重体」って書かない?
まぁ、そこも伏せておきたいポイントだったのか。
でも、死んじゃったと思わされたから、違うって
わかっちゃったのにな。

湊かなえ、「望郷」という新刊が出たみたいだけど、
しばらくいいかな…


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Tue2013.02.12


夜行観覧車 湊かなえ

夜行観覧車 湊かなえ
双葉社

2013.2.11

第一章 遠藤家 【七月三日(水)午後七時四十分~七月五日(金)午前十一時】
第二章 高橋家 【七月三日(水)午後九時~七月五日(金)午後四時】
小島さと子 Ⅰ
第三章 遠藤家 【七月三日(水)午前八時~午後五時二十分】
第四章 高橋家 【七月四日(木)午後九時二十分~七月五日(金)午後十時】
小島さと子 Ⅱ
第五章 遠藤家 【七月五日(金)午後三時~午後八時三十分】
第六章 高橋家 【七月五日(金)午後十時二十分~七月六日(土)午前零時三十分】
小島さと子 Ⅲ
第七章 ひばりヶ丘 【七月五日(金)午後八時二十分~七月六日(土)午前一時四十分】
第八章 観覧車
小島さと子 Ⅳ


ドラマ「夜行観覧車」(TBSテレビ金曜日午後10時)を
見ながら、
「夜行観覧車」読んだよなー。
で…どんな話だっけ?この男の子、犯人なんだっけ?

あぁ…人は何のために本を読むのでしょう

ということで、借りてきました「夜行観覧車」

そっか、本では最初から奥さんが自白してるんだ。
でも、次男は何故失踪?
…結局、拾い読みでは済まなくて、
もう一度全部読むことに

湊かなえの本を読んでいると、
TVドラマみたいだなー、と思いますが、
ドラマは更にドラマチックになるんですね。

どの登場人物にも共感というか、感情移入しにくい。
結局、ひばりヶ丘婦人会の小島さんが
一番わかりやすく思えた


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