Home>桐野夏生(tag)  TotalPages1

Sat2017.08.05


デンジャラス 桐野夏生

デンジャラス 桐野夏生
中央公論社

2017.8.4

第1章 つまいもうと
第2章 娘花嫁
第3章 狂ひけん人の心


意外とおもんないなぁ…
と思って読んでいた。

桐野夏生なのに、そんなにコワくない。

で。
最後の最後、重子と谷崎のシーンが
ちょっと面白かった。

谷崎に思い入れがないからかなぁ…

谷崎読み返したら、また変わるかな。


[桐野夏生]  [デンジャラス]  [きりのなつお

Fri2017.03.24


猿の見る夢 桐野夏生

猿の見る夢 桐野夏生
講談社

2017.3.23

第1章 二兎追う者
第2章 狸の皮算用
第3章 蛙の行列
第4章 猫に鰹節
第5章 犬の遠吠え
第6章 猿の水練
第7章 逃がした魚


蛙の行列(かえるのぎょうれつ)
《蛙があと足で立つと、後ろ向きになって前が見えないところから》
向こう見ずなこと。また、そのような人々の集まり。
<デジタル大辞泉>

猿の水練魚の木登り(さるのすいれんうおのきのぼり)


どの本も、あと1章とか、あと1/4とか、
みんな中途半端になっている中、
さくっと2日で読み終わった。

けれど。

これは…

なんでこんな底の浅い男の話に付き合わなくちゃいけないんだろー
と、うんざりしてくる。

面白くないかと言われれば、面白い気もするのだけれど、
あまりに“フツー”すぎるというか…
これ、本で読まなくてもよくない?
という程度のお話。

なんだかすべてが中途半端な感じ

桐野夏生なのになぁ…


見ざる・聞かざる・言わざる・せざる
四猿


[桐野夏生]  [猿の見る夢]  [きりのなつお

Sun2013.12.08


だから荒野 桐野夏生

だから荒野 桐野夏生
毎日新聞社

2013.12.5

第一章 夜の底にて
第二章 逃げられ夫
第三章 逃げる妻
第四章 世間の耳目
第五章 素手で立つ
第六章 破れかぶれ
第七章 人間の魂


やっぱりこういう方が、(『優しいおとな』より)桐野夏生らしい
…と、思ったのも束の間。
物語の半ばくらいから、なんだかどんどん生ぬるくなっていく…
桐野夏生って、こんなだっけ?
スティーヴン・キングの『ビッグ・ドライバー』とか『ジェラルドのゲーム』
みたいなのを期待しちゃいけないの?
なんでこんなに主人公に優しいんだ?
いや、優しくてもいいのだけれど。
『優しいおとな』じゃない桐野夏生を期待して読んだので…
荒野を行くって、もっとヒリヒリした物語だと思うでしょ

結構ボリュームあるなと思ったのに、あっさり読了
それなりに面白かったけれど、ラスト、こんなハッピーエンド~
もうちょっと意地悪しようよ。

クリスティーの『春にして君を離れ』が読みたくなってきた。


[桐野夏生]  [だから荒野]  [きりのなつお

Fri2013.05.10


優しいおとな 桐野夏生

優しいおとな 桐野夏生
中央公論新社

2013.5.9

第一章 スープ・キッチン
第二章 シブヤパレス
第三章 バトルフィールド
第四章 鉄と銅と錫と
第五章 世界は苦難に満ちている
第六章 優しいおとな


読売新聞連載中は、途中で挫折したけれど
(週1回連載で、分量が物足りなくて)
桐野夏生だし、挿し絵が素敵なので、
ずっと気になっていた。

… 読んだ覚えがあるのは、連載中に読んでいたせいかと
思ったけれど…
本で既に読んでました…

人は(私は)何のために本を読むのでしょう…

近未来。
施設を飛び出したイオン。
渋谷の公園でのホームレス生活。
地下で暮らす闇人達のアンダーグラウンドの世界。
川辺を放浪する川人達。
闇人ボンズとの対決。

この本… この倍書いてもいいんじゃないかな。
色々なシーンが盛り沢山なのに、
どれもあっさり終了ー。
なんだろー… 子ども向け?
物足りない。もったいない。
桐野夏生らしい毒もグロもない。

植物状態になったイオンに、モガミが語り聞かせる形で
真相が明らかになるのも…
カンタンすぎるというか。

イオン達が魅力的なので、余計にもったいない
というか…

「AKIRA(大友克彦)」みたいになりそうなのに。

アンダーグラウンドを統率する大佐の狂気は、
「地獄の黙示録」のカーツ大佐みたいなのに。
(それほどすごくないけど)

下水道を伝って逃げようと、流された先は鉄格子。
鉄格子の先には空が見えるのに、出口がない…
なんて、アンジェイ・ワイダの「地下水道」?
そのものなのに。

なんだかちょっとずつもどかしい

スカイエマの挿し絵が、本になってもたくさん入っているのが嬉しい


[桐野夏生]  [優しいおとな]  [きりのなつお]  [スカイエマ