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Sun2017.03.05


短編工場 集英社文庫編集部

短編工場 集英社文庫編集部
浅田次郎 伊坂幸太郎 石田衣良 荻原浩 奥田英朗 乙一 熊谷達也 桜木紫乃 桜庭一樹 道尾秀介 宮部みゆき 村山由佳
集英社文庫

2017.3.1

かみさまの娘   桜木紫乃
ゆがんだ子供   道尾秀介
ここが青山   奥田英朗
じごくゆきっ  桜庭一樹
太陽のシール   伊坂幸太郎
チヨ子   宮部みゆき
ふたりの名前   石田衣良
陽だまりの詩   乙一
金鵄のもとに   浅田次郎
しんちゃんの自転車   荻原浩
川崎船   熊谷達也
約束   村山由佳


裏表紙より。

読んだその日から、ずっと忘れられないあの一編。思わずくすりとしてしまう、
心が元気になるこの一編。本を読む喜びがページいっぱいに溢れるような、
とっておきの物語たち。2000年代、「小説すばる」に掲載された短編作品から、
とびきりの12編を集英社文庫編集部が厳選しました。人気作家たちの短編が
この1冊で楽しめる、贅沢なアンソロジーです。今までにない極上の読書体験を
あなたに。


桜木 紫乃は『ホテルローヤル』。
桜庭 一樹は『私の男』。
桜庭 一樹、『私の男』と『荒野』は好きだけど、
『赤朽葉家の伝説』はイマイチだったんだよな…
そして、どちらも女性。

『かみさまの娘』と『じごくゆきっ』、
どっちがどっちかわからなくなる…

『金鵄のもとに』で、ん?
なんか古くない…?
『川崎船(じゃっぺ)』でまたもや、
古くない…?
最後の『約束』も、なんか古い…
巻末の初出を見ると、2002年、2000年、2000年。
古くないのか…

本を読む喜びがページいっぱいに溢れるような、
とっておきの物語たち

ではなかったな…
物語たちって…


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Thu2017.01.26


ウランバーナの森 奥田英朗

ウランバーナの森 奥田英朗
講談社文庫

2017.1.24

ウランバーナの森
文庫版へのあとがき
解説 '77年、ジョンのいた夏  大鷹俊一


裏表紙より。

その夏、世紀のポップスター・ジョンは軽井沢で過ごした。家族との
素敵な避暑が、ひどい便秘でぶち壊し。あまりの苦しさに病院通いを
はじめたジョンの元へ、過去からの亡霊が次々と訪れ始めた……。
大ベストセラー小説『最悪』の著者が贈る、ウイットとユーモア、そして
温かい思いに溢れた喪失と再生の物語。



えーっ!
奥田英朗のデビュー作(1997年)なんだー
知らなかった…
うまいなー…

ケイコが全然オノヨーコのイメージではないけれど。
ジョン・レノンの生涯も全然詳しく知らないけれど。
面白い小説だった。
読んでいるこちらまで便秘になりそうな…

精神科医の先生とか、キースとかタオさんとか、
後の(だよね…)伊良部シリーズあたりに通じるものがあるような。

ジョン・レノン…
生きてたらどんなだったんだろー…

来日公演で荒稼ぎ、は、しないだろーなぁ…

それにしても、誰の文章で、今ごろ『ウランバーナの森』を
借りる気になったのか、全然思い出せない…


[奥田英朗]  [ウランバーナの森]  [おくだひでお

Thu2016.11.03


向田理髪店 奥田英朗

向田理髪店 奥田英朗
光文社

2016.11.2

向田理髪店
祭りのあと
中国からの花嫁
小さなスナック
赤い雪
逃亡者


面白かった
『海の見える理髪店(荻原浩)』より好き

ただ、人々の会話が妙にしゃちこばっているというか、
不自然に硬いというか、
全然幼なじみの気安さがないんだけれど。
北海道の方言とか?


[奥田英朗]  [向田理髪店]  [おくだひでお

Tue2016.04.12


我が家のヒミツ 奥田英朗

我が家のヒミツ 奥田英朗
集英社

2016.3.31

虫歯とピアニスト
正雄の秋
アンナの十二月
手紙に乗せて
妊婦と隣人
妻と選挙


『家日和』『我が家の問題』に続く家シリーズの第3弾。
といっても、それぞれ独立した短編。

奥田英朗って、こんなに毒なかったっけ?
というくらい、ほんわりした感じ。

特に「虫歯とピアニスト」、「妻と選挙」が好き。

康夫は三年ほど前、これまでのユーモア小説路線からの
脱却を図るべく、犯罪小説を修英社から上梓していた。
市井の人々の心の闇と転落を書いた自信作だったのだが、
見事に売れなかった。

というN木賞受賞作家の康夫の話は、
ちょっとは自分のことなんだろうか。

≪井端さん一家≫シリーズ、
マンネリ化しているし、本人が飽きてしまっている
って。
改めて、伊良部シリーズはもう書かない、
って宣言かなー
残念


[奥田英朗]  [我が家のヒミツ]  [おくだひでお

Thu2013.11.07


噂の女 奥田英朗

噂の女 奥田英朗
新潮社

2013.11.6

中古車販売店の女
麻雀荘の女
料理教室の女
マンションの女
パチンコの女
柳ケ瀬の女
和服の女
檀家の女
内偵の女
スカイツリーの女


閉塞感溢れる地方都市。
中学・高校時代は、地味で目立たないコだったのに、
短大デビューして、年上の彼氏、キャバ嬢から、
墓地の分譲会社社長の愛人
→ 土建会社社長の愛人
→ 資産家の不動産会社社長(65)の妻になり男児を出産
→ 地元県議の愛人
しかも社長達はみんな突然死

こんなこと言うとなんやけど、わたし、糸井さんを尊敬するわ

だって、田舎の普通の女がやれることで一番どデカイことって保険金殺人やろ。

糸井さんは、女の細腕で自分の船を漕ぎ出し、大海原を航行しとるんやもん。
金持ちの愛人を一人殺すぐらい、女には正当防衛やと思う

あの夜、柳ヶ瀬のクラブで見かけた糸井美幸は、妖艶なカマキリに見えた。
ならば安易に近寄って殺されるオスが悪い。

稲越などどうせろくでもない政治家なのである。色仕掛けで金を搾り取り、
最後に殺したとしても、それはそれで天晴れなことのように思える。

一度でいいから自分も悪女になってみたい。


そして上がりは、県議の隠し口座(裏金)の2億を横領し、行方をくらます

「男好きのする女」って人生、やってみたかったな…

物語が終わった後、2ページイラストが続くのも面白いつくり。
食虫植物(女)に虫(おっさん)が近寄って…
次のページで食べられちゃう
おっさんのメガネ飛んでるし

章ごとに語り手が変わるので、深みというか深刻さに欠けるけれど、
閉塞感も十分充満しつつ、さらっと読めて面白い。


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