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Wed2017.08.16


メビウス・ファクトリー 三崎亜記

メビウス・ファクトリー 三崎亜記
集英社

2017.8.15

第1章 新入社員
第2章 鑑定士見習い
第3章 熟練工
第4章 新入社員、その後
第5章 新人鑑定士
第6章 パンデミック
第7章 お尽くし


『チェーン・ピープル』の著者紹介に
『メビウス・ファクトリー』とある。

あれ?
読んだっけ?

工場が出てくるのは、なんだっけ?

未読でした。
そして、工場で人間?を作ってるのが誰の話かは
思い出せません…

町全体がME創研という1企業を中心に機能していて。
ME創研の工場で作成されているのはP1のみ。
P1は、国民にとってなくてはならないモノ。
でも、それが何なのかは誰も知らない…

三崎亜紀にしては、ずいぶんと“ありそう”なお話。

さらっと読めて、ラストはちょっと肩透かし

思わせぶりが、消化不良…


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Mon2017.07.31


チェーン・ピープル 三崎亜記 装画・高杉千明

チェーン・ピープル 三崎亜記 装画・高杉千明
幻冬舎

2017.7.29

正義の味方 ――塗り替えられた「像」――
似叙伝 ――人の願いの境界線――
チェーン・ピープル ――画一化された「個性」――
ナナツコク ――記憶の地図の行方――
ぬまっチ ――裸の道化師――
応援 ――「頑張れ!」の呪縛――


なんとなく、三崎亜紀っぽくない感じがしたけれど、
着想と展開が三崎亜紀

怪獣による被害は国が補償してくれるけれど、
正義の味方による被害は補償されない
とか。

自叙伝ではなく、「似(じ)叙伝」
とか。

チェーン店ならぬチェーン・ピープル
とか。

そして最後に、応援と書いて「おいつめ」

そこで生み出されたのが、ネットスラングとしての「応援」だ。
ネット上では、誰もそれを「おうえん」とは読まない。振られる
べきルビは「おいつめ」である。「あいつを応援しようぜ」とは
すなわち、「あいつを追い詰めようぜ」を意味する。


奥村くんが幸せに暮らせますように


高杉千明の表紙が素敵


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Fri2015.09.04


手のひらの幻獣 三崎亜記

手のひらの幻獣 三崎亜記
集英社

2015.8.28

研究所
遊園地


いつのまにか三崎亜記の新刊が出ていた。

表出者…
短編があったような…

相変わらずの三崎ワールド全開
ちょっと『七瀬ふたたび』的な…


『バスジャック』 動物園
『廃墟建築士』 図書館


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Tue2014.08.05


ターミナルタウン 三崎亜記

ターミナルタウン 三崎亜記
文芸春秋

2011.8.3

01 響一
02 牧人
03 理沙
04 町長
05 丸川
06 修介
07 駅長


三崎亜記ワールド、全開
ちょっと今回は辛気臭かったけど…

象さん滑り台、何にでてきたんだっけ?
他の作品と色々リンクしているんだろうけれど、
さて、どうつながっているのだろう…


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Sun2013.03.03


となり町戦争 三崎亜記

となり町戦争 三崎亜記
集英社文庫

2013.3.2


第1章 となり町との戦争がはじまる
第2章 偵察業務
第3章 分室での業務
第4章 査察
第5章 戦争の終わり
終章

<文庫版特別書き下ろし>
別章


「戦争研修」を読んだので、
「となり町戦争」に戻ってみる。

さすがに三崎亜記のデビュー作「となり町戦争」の
ショーゲキは覚えているが、ストーリーはウロ覚え

舞坂町(まいさかちょう)で暮らし始めて2年になる僕は、
広報紙の「となり町との戦争のお知らせ」で、
9/1から、森見町(もりみちょう)との戦争が始まることを知る。
10/1、「戦時特別偵察業務従事者」に任命され、
10/23、「戦時拠点偵察業務従事者」として、
香西(こうさい)さんと「便宜的に結婚し、
森見町にある「となり町戦争推進室分室」勤務となった僕。
僕には、戦争の痕跡も見えなければ、気配も感じられない。

「それ、無理矢理折り曲げてもらえますかあ」
「もう固くなってるから……」
「心配ないですよお、それはもうモノなんですからねえ」

「あれ、包んでないのか?」
「ちょっと予定外の所で載せてきたんで、
 この車、まだ防水袋の支給、受けてなかったんですよ」
「よし、なんにしろ落とそう。そっち持って」
「うわ、まだやわらかいな」
「引きずるな……せえのっ」

香西さんの弟、志願兵となった智希や、
倒撮(とうさつ:戦死写真撮影)のために
森見町に侵入した、智希の友人の死体が、
森見町の条例に従い、ごみ焼却場で焼却処分される。
遺品も遺骨も戻らない…

「となり町戦争」だけ読んだときより、
「戦争研修」と「別章」を読むことで、
物語世界に厚みが増す。
(奇妙に現実から遊離した世界なのだけれど)

戦争が終わったらとなり町の町長の息子と結婚する、
という香西さんが、更になにかの犠牲になるような
印象だったけれど、
相手が「戦争研修」に出てくる杉田なら…


「別章」では、学生時代に智希の恋人だった、
鳴海舞の視点で物語が紡がれる。
入社研修を終え、「森見町地域振興事業」に
従事する鳴海。
智希の葬儀で、姉の瑞希から、智希の最後の写真を
見せられる。
防水袋に包まれ、地面に無造作に並べられた遺体。
その防水袋は、鳴海が仕事で手配した、
「第五次町民交流強化計画」の「夜間イベント」用の
防水袋だった。

言葉を言い換えて、視点をずらすだけで
「殺し合い」ではなくなってしまう戦争。
遺体をごみ処分場で焼却する条例が
制定されてしまう世界。

戦争って、案外こんな風にあっさりと始まって、
日常になってしまうのかもしれないと、怖くなる。


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