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Wed2017.11.22


結婚 井上荒野

結婚 井上荒野
角川文庫

2017.11.21

1 柊 亜佐子 学習塾事務員 東京
2 円地マユリ シャンソン歌手 佐世保
3 七戸鈴子 リース会社社員 東京
4 穂原鳩子 家事代行会社社員 仙台
5 真宮千種 ウェイトレス 河口湖
6 山田未咲 翻訳者 東京
7 千石るり 詐欺師 東京
8 岩永真木 チェリスト 山形
9 穂原鳩子2 無職 東京
10 古海初音 妻 東京
解説  西加奈子


裏表紙より。

東京の事務員・亜佐子、佐世保の歌手・マユリ、仙台のOL・鳩子。
彼女たちには忘れたくても忘れられない男がいる。結婚を匂わせ
金銭を預けた途端に消えた宝石鑑定士・古海。ある女は待ち続け
別の女は絶望した。だが鳩子は探し続け、ついに古海の相棒・
千石るり子にたどり着くのだが……。「結婚」という魔物に騙された
女たちと騙した男女、そして詐欺師・古海の妻。彼らが持つ闇と
欲望の行き着く先とは!? 解説・西加奈子



登場人物がちょっと変わった名前で、その名前をタイトルに使うなら、
すぐにルビ付きのフルネームを出すか、
すぐに出さないなら、タイトルにルビを振ってくれないと。
出てくるまでモヤモヤする。

えんち、しちのへ、ほばら…
もしかして違う読み方かもしれないし。
古海は「うるみ」って読むんだ…
裏表紙のあらすじにただ「古海」って、ルビないから、
ふるみさんかと思った。

こだわりの名前なら、こだわった通りに読めるよう配慮をお願いします。

名前でもやもやしたせいでもなかろうが、
古海がそんなにすごい詐欺師なのか、
いまひとつ伝わらないというか。
ずいぶん簡単に次々女をだましている風なのに、
千石るりが侘しい暮らしだったりとか。
最後の古海の奥さんの独白とか。
唐突なラストとか。
色々なことがもやもやしていて。
そこが面白いんだけれど。
うーん

また読んでみよう。



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Thu2017.10.05


キャベツ炒めに捧ぐ 井上荒野

キャベツ炒めに捧ぐ 井上荒野
角川春樹事務所

2017.10.4

新米
ひろうす
桃素麺
芋版のあとに
あさりフライ
豆ごはん
ふきのとう
キャベツ炒め
トウモロコシ
キュウリいろいろ
穴子と鰻


これも図書館の“食欲の秋”のコーナーにあった1冊。

井上荒野で、『キャベツ炒めに捧ぐ』?
エッセイじゃなく小説?

江子(こうこ)61歳、麻津子60歳、郁子62、3?
主人公がみな60オーバーだけれど、
なんだかふわふわした感じに話が進んで、
井上荒野って、こんなだっけ?
と読み進むうちに、
やっぱりちょっぴり不穏な気配が混じって。
それでも、なんとなくふわふわとハッピーエンド

江子さんが一番キツイなぁ…
仲よくなって一緒にお総菜屋まで始めた女性に
ダンナ取られちゃって。
それが52歳のとき?
しかも、よくできた素敵なダンナさんで。
別れる前にきっちり家も家具も食器も庭もしつらえてくれて。
それが結婚した頃と同じ熱心さで。
何か月かに1度、元妻が遊びに来るのも断れなくて。
そんな中途半端に優しくて。
でももうヒトのもので…

人生も折り返しってときにそんな目にあって。
それでもたくましく生きてく…

なんだかんだいい人しか出てこない、
ちょっとファンタジーな感じの物語。

60歳で?
とも思うけれど。
60歳って案外こんなかも
とも思える。

それにしても、食べるって大事なんだなぁ…


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